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| 浅井健一がずっと好きな映画の1枚 『小さな恋のメロディ』は小学校の時に、テレビかなんかで見て、ほんとにすっげぇ感動して。これはすごいよかった。とくに印象に残ってるのは、やっぱり最後のシーン。最後に、ふたりがトロッコでどこまでも走って行くでしょう。あそこがいいかなぁ。あとビー・ジーズの歌がばーって流れるところとかね。詞がいいんだよね。確か「メロディ・フェア」っていうタイトルの歌だと思うんだけど、〈今日は雨が降ってるけど〉とかそのような感じの内容で。その歌詞が映画の中に字幕で出てくるんだけど、ただそれが白の字で表示されてるのに、バッグの映像も白っぽいから読めないんだよね(笑)。 ちなみにビー・ジーズのレコードは持ってないけど、お父さんが持ってた10枚組ぐらいのレコードの中に、この映画で使われてた曲が2曲くらい入ってて、それで聴いたりして。ほんとにもう、『小さな恋のメロディ』はずっと前から好きで。だってすごいじゃん。なんか……光に満ちてる映画だと思う。イメージとしては、心の中の光、というか。きれいだし、優しいし、冒険心っていうかいたずら心っていうのもあるし。きらきらしているっていうか、みんなが失っちゃったもの、大人になったら消えてしまうもの……子どものときにだけある何かを思い出させてくれる。もう、あれを作ったイギリス人がすごいよね。大人たちが作ったわけじゃない? 出ているのは子どもたちで、その子どもたちもすごくいい演技だったり表情だったりするんだけど。これを作ったあの文化の技術というか、そういう感情を持った、イギリスの大人が作った映画ってすごい。そういうものが作れる人って白人の中でたまにいるじゃん。 他にも、例えば『ストレイト・ストーリー』とかもすごくいいしね。そういうレベルが、白人はすごい高いよね。日本だったら、黒沢映画にはそういうところあったと思うけど……本当に、人の心を打つ力を持ってたと思うんだよね、あの人は。今でも日本人でいっぱいいると思う。俺はあんまり知らんけどさ。……音楽でも、そういう世界が描けたらいいなぁ、っていう気持ちはあるよね。そういう音楽を聴いて人が嬉しくなればいいな、って。
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