矢野絢子がレコメンドする1枚
ピアノですっごい長い曲を、アドリブで弾く黒人の方なんですけど。デビューするくらいのときに人からもらったんですけど、「イメージが似てる」とか言われて「えー!?」って(笑)。でも、聴いてみたらすっごい気持ち良くて、こんなふうにピアノが弾けるようになったらいいなって思うようになって。
実はふだんCD自体あんまり聴かないんです。いつも歌小屋で、いろんな人たちが演奏しながら唄う、日本語の歌詞をダイレクトに聴いてるから。どちらかというと家で聴くのはインストゥルメンタルが多くて。クラシックのピアノとか流したりするの好きだし。家で音楽を聴くときは、「今聴きたい」っていうものを選ばないと耳鳴りがするのね。なんか耳が痛くなるの(笑)。だからあんまり日常的に音楽をかけているってことはないです。買ったこともほとんどないし。なんかまわってくるの(笑)。バルティナとか。フィンランドの民謡をポップス化したやつなんですけど。それは、自分のライヴのオープニングとかで使ってるんですよ。コピーもしたりして。言葉は全然意味不明なんですけど、発音がおもしろくてすごいカッコいい。変拍子とかばんばん使ってて。民族っぽいけど、すごいロックで、でも神聖な感じがする。……って、違うアルバムの話してるけど(笑)。
このキース・ジャレットはね、いつ聴いても気持ちいい感じなの。音も、ビックリするようなのを弾くんですよ。「これどういうキーなの?」っていうような。リズムもそう。よく知らないんだけど、ほんとにほとんどアドリブなんだって。なんかね、「ページが降りてくる」みたいな……よくわかんないんだけど(笑)。そういう感じで、しかも1曲10何分とか平気でずーっと弾くの。たぶん、そのアドリブがそのまま収録されてるんだと思う。なんかすごい自由に、鍵盤全体を使って気持ちをどんどん表わしていく感じがして、すごく気持ちが良かったんですよね。
- ナイルの一滴 / 矢野絢子
- 矢野絢子のファースト・アルバム!
- The Koln Concert / Keith Jarrett
- 塩谷達也がレコメンドするKeith Jarrettのアルバム。
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2004/10/6 音楽と人
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