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| これも古いアルバムなんだけど、ロス辺り、アメリカの西の方を中心に活動していた、バーズ(The Byrds 1965年結成)っていうバンドがあって。そこの最初のメンバーだったジーン・クラーク(G./Vo.)の、74年のソロアルバムです。 初めての彼のソロだけど、このアルバムを聴く前に何となく噂で、自分のルーツみたいなことをやってるって聞いてたんです。だから、実際聴いてみてバーズとイメージは全然違ったけど、これは、ぴたっと来た。俺、70年代前半のこういう感じの音楽好きなんですよ。 バーズとしてはいっぱい有名な曲があるんだけど、そっちはもっときらきらしてて、ポップで、軽やかな感じ。リーダーのロジャー・マッギン(Vo./G.)もソロを出したんだけど、それはバーズと同じような音かな。だけど、彼(ジーン・クラーク)のソロはもう本当こんな、土臭い感じ。バーズを辞めた後に、彼は何枚かソロを出してるんだけど、このアルバムが一番、アコースティックな感じ。カントリーがけっこう入ってたりもして。 これは、あったかい音だな。家であったかくなりたい時に、お湯割り飲みながら聴きたいみたいな(笑)。バーズもいいけど、一人で聴く時とかは、やっぱりこっちの方がいいな。 ルースターズの後のソロになった頃、アメリカに行く機会が多かったのね。撮影で、カリフォルニアから砂漠に入ってネバダに行ったり、南部はアラバマ州へ行ったり、中西部のシカゴとかメンフィスをまわったりね。ニューオリンズに行った時は、ジャズ・ヘリテージ・フェスティバルっていうのをやっていて、そのフェスティバルは一週間くらいやっているから、じっくり観ることが出来たんです。うん、ずっと観てたなぁ・・・。このアルバムを聴くと、その時のことが蘇ってくる。音楽って、よく聴いていた頃の時代とか、その時自分がしていたこととかを思い出させるんだよね。 俺、このジャケットも好きですね。アメリカの砂漠の風景を想い出したりもするし。これは、30センチのアルバム(LP)で部屋に欲しいくらいだな。裏ジャケは本人なんだけど、この時に既に今でも死にそうな感じでしょ。ドラッグで、もうこの世にいないんですよね・・・。 砂漠とか何か、自然のイメージが感じられる音って、俺は聴いててすごく、心地よくて。 ルースターズを始めた頃は、リアルタイムでパンクの頃だったから、よくそういう音楽を聴いてたんだけど、元々、アコースティックな感じは好きなんですよ。自分の中では、もうずっと昔からあったの。こういうのは、最近というか、歳とって、素直に聴けるようになった気がするな。
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