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60・70年代のアフリカの大地は諸国の植民地からの独立と黒人解放運動で常に騒がしく世界でもっとも暑い大地であった。そんな中黒人解放運動の闘志でありミュージシャンでもあるフェラ・クティはジャズとファンクを融合させたアフロビートを生み出し、後のサリフ・ケイタやユッスー・ンドゥールらアフリカ出身ミュージシャンたちの活躍の先鞭となっていく。フェラは惜しくも1997年に死去したが、その魂と音楽は息子フェミ・クティに余すことなく受け継がれ、フェミは父の残した偉大な財産である、”アフロビート”をよりアジティショナルに、パーカッシブルに推し進め、発展させていく。 今作は、そんなフェミのうまれ故郷でもありアフロビートの古里でもある、ナイジェリアの首都ラゴスのライブハウス”アフリカ・シュライン”で行われたライブを収録したアルバム。演奏者としてのフェミは正直ボーカルもサックスもとしては特別上手い方ではないが、曲間にオーディエンスに呼びかけながらのボーカル、哀愁のプレイには得体の知れないパワーがある。そして総勢28名のバンドからなる音の迫力とグルーヴはいつだって僕らを躍らせる。現代のジャズやポップスはほとんどがアフリカ起源であることは言うまでもないが、より泥臭く、生の息吹を伴ったアフリカ音楽も世界に大きく開かれはじめている。アフリカを取り巻く状況は、音楽は、30年前とは大きく変わった。それはフェラ、フェミ・クティ親子らの解放運動への戦いの副産物かもしれない。彼らの戦いは常に音楽と供にあったのだから! 早川大地
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