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CAR SONGS OF THE YEARS / 奥田民生
2001.1.11 SRCL-4976 ¥ 3,058 (税込) CD
ガソリンガタリン / 車カー / トランスワールド / And I Love Car / イージ(ュ)ー☆ライダー / ルート2 / 月を超えろ / SUNNY / サーキットの娘 / 日曜日の娘 / 2 CARS / ターボ意味無し / あくまでドライブ 


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ぼくは音楽を聴きながら何か違う作業に没頭する事が出来ない。例えば、こうして原稿を書く時や、何か集中した作業をする時にBGMを流しながらするという人が多いが、ぼくには絶対不可能な話である。

それは例えば、こうして原稿を書くといった作業が音楽に負けてしまうからである。どうしても聴き入ってしまう。
で、聴き入ってしまうのもつかの間、今度は無性にその音楽に合わせてギターが弾きたくなってしまう。

で、挙句、「ぼくならこうするのに」だの「フッ、なるほど、そうきたか」などと、ついつい職業的アパジー(無感動)に包まれてしまい、ピュアに音楽を聴き入る事が出来なくなっている自分は、その「聴き入ってしまっていたレコード」すらをも止めてしまい、結局自分1人、ベットの上で「ソロ・コンサート」を開く事になってしまう。
今度は音楽を聴くと言った「作業」が、自分が自由に弾きたい「ギターというおもちゃ」に負けてしまうのである。まいる。

ただ、それには「ただし」が付いていて、唯一そのBGMに「かなわない」ぼくがする「作業中」がある。それは運転中である。
これには大きくわけて2つの理由があり、1つは運転中にはギターが弾けない事で、もう1つは運転中にはそれ(運転)に集中していないと「大変な事」になってしまうからであり、その空間はぼくが「腹6分目」で音楽が楽しめる最高のシチュエーションである。
ぼくは過去にこの「レコセル」の原稿の中で、メタファーとして『今、この原稿をこれから紹介するアルバムを聴きつつ書き上げているが、、』云々と記した事があるが、本当の所は聴き終えてから書いたりしている。
すなわち、ぼくは家ではほとんどステレオの電源を入れる事がないのだが、その「もと」を取るかのごとく、車の中で本当によく音楽を聴く。音楽が聴きたくなって、わざわざ何枚か聞きたいカセットやCDを車に持ち込み、宛のないドライブに出かける事もしょっちゅうある。

ところでぼくは、奥田民夫さんの大ファンである。その彼の作品の中でも『股旅』なんかは本当によく聴いた。奥田さんのキーボードを担当している斎藤有太さんにぼくの作品に参加して頂いたり、また、させて頂いたりといった関係で、コンサートにも足を運ばせて頂ける機会も得た。
で、今回紹介する『CAR SONGS OF THE YEARS』、別に話しに「オチ」を付けたかったからこの作品を上げた訳ではないのだが、ここに収録されている「サーキットの娘」これは彼が元々、他のアーティストに提供した作品であるのだが、個人的にここ数十年間の中で No.1の奥田民生さんの、そして日本発の世界一のロック・チューンの1つではないかと思っている。

もしもあなたが走り屋で、音楽も好きだと言う方は、是非その愛車に忍ばせておいて頂きたい一作である。
タイトルに反して、なぜか高速道路でも左側車線をリラックスして走りたくなる、ロック好きには「痒い所に手が届く」逸品である。ぼくが、今現在住み暮らすイギリスに渡英の際持ち込んだ唯一の日本人の作品であり、ぼくがこの国のモーター・ウェイで、今まで事故が無いのはこの作品のおかげなのではないかと思う。(ここは日本と同じく右ハンドル、左側通行!)
車かぁ、、もう最高!

合掌


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2005/3/22 原 マサシ (GEORGIE PIE)
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