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| タイトルは“american idiot”。“idiot”とは「ばか者,まぬけ」の事らしい。CDには『現在のアメリカを彼らならではの視点で捉えた意欲作』と書いたシールが貼ってある。そしてどうやら中身は“パンク・オペラ”らしい。しかしどうも手が伸びなかった。 アルバム“ドゥーキー”が大好きで、“バスケットケース”を何百回も聞き、怒濤のライヴビデオを繰り返し見続けた私は、その後のグリーンディも新しいアルバムがリリースされるたびに買い続けてきた。渋谷AXの来日ライヴも行った。しかし、その感動はやっぱり“ドゥーキー”を聴いたときの心躍る感じを超えるものではなくて、だんだんいろんな曲が同じように聞こえてきてしまって、実はちょっと「また同じでしょ」的に思ってしまっていたのだ。すみません。 しかし、今回も偶然TVでプロモビデオをみた時、急に私は自分が間違っていたことを知った。今回のアルバムは違う! バンドを始めたばっかのガキんちょの素敵な初期衝動や、真似してみたくなる、というか自分にもできそーな気分にさせてくれるわかりやすさは健在ながら、すごい凝ってる。9分以上あるどんどん展開していく曲も2曲入ってるし、明るく元気なばかりでなく陰鬱な怒りや憤りも入ってる。“american idiot”というコンセプトがはっきりあるからか軸がはっきりしていて、「伝えようとしてくれてる」ことがわかるアルバム。派手さはないけど、「伝わってくる」アルバム。 パンクというサウンドスタイルでこんなことも出来たのかという意味でもすごく面白い、ほんと、意欲作。グリーンディはやっぱすげえな。他のバンドとは違うんだな。メロディが好きだな、ギターの音もいつもカッコ良いな。 私は輸入盤を買ってしまったのだが、これは失敗。手書き風の歌詞カードにはところどころ大きく書かれた文字や下線の引いてある箇所や太く書かれた文字がある。歌詞の意味が知りたくて辞書をひきたくなる。なので、これから購入を考えてる方は是非とも日本盤をおすすめします。私も頑張ってところどころ訳しながら聴きます。だいたいの歌詞の意味がわかったところで、またあらためて感動できるアルバムだと思うので。
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