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そろそろ、クリスマスですね。 毎年、このシーズンになると、かけるCDがある。 私は、クリスマスだから、どうする、こうする、あれしなきゃ、これしなきゃな人じゃないんですが、ま、家に友達やお客さんが遊びに来たときに、さり気なくかけるCDとしては、やっぱり、ちょっと季節感出したくなることもあるじゃないですか? 発売とほぼ同時に買ったCDなので、かれこれ10数年以上、このシーズンになるとかけていることになる。 ブルーノート(新生ブルーノート)が、クリスマスにちなんだ曲を、契約アーティストに新たに録音してもらった曲10曲と、チェット・ベイカーや、カウント・ベイシーらの既録音の4曲を追加して編集したオムニバス盤だ。 タイトルは『ユール・ストラッティン(Yulle Struttin)〜ブルー・ノートのクリスマス』。 察しの良い方は、ブルーノートの大名盤『クール・ストラッティン』に引っかけていることにはお気づきだとは思うが、ジャケットは、ミニスカ・サンタの格好をした白人女性が、クール・ストラッティンのジャケットよろしく踵が高めのハイヒールを履いて、サックスやトランペットを詰めたプレゼント袋を持って(恐らく)ニューヨークの街中を闊歩するというジャケットだ。 何を隠そう、私はジャケットに惹かれて買った(照笑)。 ミーハーで商魂たくましい企画だなぁと思いつつも。 しかし、内容はというと、これが中々良いのだ。 当然、クリスマスにちなんだ曲ばかりとはいえ、選曲のバランスも、演奏内容も言うこと無し。 ただ単にクリスマス・パーティのBGMとしてだけ使うのは勿体ないぐらいのクオリティの高いアルバムだと思う。 ミュージシャンと、演奏曲、そして、簡単な解説を書いてみる。 《ヴァウシング・チャイムズ》:ボビー・ワトソン&ホライズン アルバムのオープニングに相応しい演奏だと思う。 《きよしこの夜》:スタンリー・ジョーダン 超絶技巧ばかりが取りざたされて一世を風靡したギタリストだが、この演 奏に限っては、渋く、じっくりと聴かせてくれる。 《ザ・クリスマス・ソング》:ルー・ロウルズ これも、ルーのヴォーカルをじっくりと堪能出来る名品。 《クリスマスを我が家で〜そり遊び》:イリアーヌ イリアーヌというと、ボサノバの演奏しか頭に浮かんでこないが、この 演奏も例に漏れずボサノバ。クリスマスにちなんだ曲ではあるが、前3 曲のクリスマスクリスマスした演奏の後にくる、ちょっとした休憩とい った感じ。 《ウインター・ワンダーランド》:チェット・ベイカー 軽やかなテンポにのって、チェットのラッパを楽しめる。 《もっとメリー・クリスマス》:ベニー・グリーン この曲、セロニアス・モンクの作曲なのだ。「モンクマニア」を自称し ている私だが、恥ずかしながら、この曲は知らなかった。 モンク本人が演奏した音源を未だに聴いたことがないのだが、やっぱり 曲想や独特のメロディ感覚は「モンク的」としか言いようがない。 ベニー・グリーンもかなりモンクを意識した演奏をしている。 《もっとメリー・クリスマス》:ダイアン・リーヴス 同じく、モンクの曲の歌付きバージョン。じっくり、しっとり、深い歌 唱が楽しめる。 《もみの木》:ジョン・ハート この「もみの木」という曲は、ドイツの古民謡だそうで。 ソフトに落ち着いたジョン・ハートのギター。 《ジングル・ベル》:カウント・ベイシー楽団 もう、ノリノリ、ウキウキな演奏。まさに、ベイシー!!という感じ。 《チップマンク・クリスマス》:ジョン・スコフィールド あのギターの音色を聴いてしまえば、ジョンスコは何をやってもジョ ンスコなんだなぁと感じてしまう曲。 《ゴッド・レスト・ヤ・メリー・クリー・ジェントルメン》 :ジョーイ・カルデラッツォ ジョーイのピアノトリオによるイキの良いプレイ。 《ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス》 :デクスター・ゴードン しっとりと、堂々としたバラード・プレイが相変わらずデックスしていて良い。 最後に「ジングル・ベル」をチラっと引用するあたりが、デックスらしい。 《きよしこの夜》:ベニー・グリーン ピアノソロ。ベニー・グリーンの重厚で安定した演奏。 《リトル・ドラマー・ボーイ》:リック・マーギッツア 元気の良いリックのテナーサックスが楽しめる。
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