うおおお!!!きたぜーーーー!!!!!一曲目からそう叫びたくなるくらい、アッパーでキャッチーでポップ。そして見え隠れする土ぼこりと日なたの香り。日本でもそろそろ大ブレイクするのではないかとひそかに思っているロマ(ジプシー)バンドシーンの中でも、僕的大本命がこいつら。その名も”ゲットーの高貴なバンド”の意を持つ「mahala rai banda」。 バイオリニスト二人、パーカッショニスト二人、アコーディオン、ツィンバロン、管楽器7人の総勢13名からなるこのバンドはルーマニアの首都ブカレストから車で一時間ほどのところにあるロマ村で結成され、1990年以来タラフ・ドゥ・ハイドゥ−クスやコチャニ・オルケスタなどのロマバンドを取り上げてきたベルギーのプロデューサーMichel Winterによって見出されこの衝撃のデビュー盤を世界に送り出したのである。 現在”民族音楽”と呼ばれるもの多くが長き伝統や西洋音楽から見た外周性に魅力の中心を持っているように見えるが、ロマバンドの魅力はそれらと違い彼らがもともと持っているセンスが今の音楽シーンにおける”ポップと叙情性”のバランスを絶妙に備えていることにある。彼らは生まれながらに(近代音楽の意味では)非芸術的であり下世話でハッピーでメランコリー、人間本来の音楽的欲求に非常に素直なセンスを持っている。踊りたい。歌いたい。泣きたい。騒ぎたい。素直にぶつけてくる喜怒哀楽。 ツィンバロンやダラブッカの活躍ぶり、無骨な音色の管楽器隊。書きたいことは山ほどあるが、こういう音楽にこざかしい解説はいらない。とにかく踊れ!!歌え!!泣け!!笑え!!なのだ。
早川大地
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2004/12/26 東京エスムジカ
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