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| 隙だらけだからこそ アナログフィッシュは、はっきり言って隙だらけだ。これがK−1ならアバ ラ一本じゃ済まされない。前歯三本ぐらい折らないときっとリングサイド には戻って来れないだろう。でも隙だらけな3ピースが戦っているのはロ ックという無政府状態のリングだからオールOKなのだ。そこじゃあ、色の 濃いものが強い。自分のカラー=個性がないロックミュージシャンは”え? 君誰だっけ”と存在感のない転校生みたいにポディションは隅っこへ。そ の点アナログフィッシュはその”隙だらけゆえの”色の濃さがある。実際 変てこということに快感を感じてるんじゃないの?って思えるくらい、彼 らのロックは隙をどんどん広くして、誰にも作ることができないような彼 ら色に仕上げてきている。だから好き嫌いがはっきり分かれる。ギンギン に張り詰めた緊張感とか、焦燥感とかそんなもんなくて。「ああもうせか いは終わっちまうけど、だからなんだ?腹減った。」みたいな諦めのよう な潔さがある。だからこの「BGM?」もカラッポなようで、彼らの乾いた感 触をフルスロットルに体感できるアルバムになった。
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