|
|
1人がレコメンドしています |
自分もレコメンドを書く |
|
| Recommend!! | ||
|
MSCのレーベル、ライブラより代表格といえるラッパー、漢のソロアルバムがよう やくリリース。新宿に根を降ろし名実共にアンダーグラウンドな活動を続けるヒップ ホップクルー、MSCの作品は過去にもレビューしてきました。 タブーすれすれのアティチュードをそのまま高い言語感覚で換言し、矢継ぎ早にマ イクをリレーしていくMC達の応酬から生み出される緊張感こそがMSCの魅力そのもの だったわけですが、技術声量共に現在のシーンのトップランナーともいうべきKAN単 体の作品は、色々な意味で「ヒップホップ」の枠組みを踏襲した仕上がりになってい ると思う。ハードコアなイメージからステップアップして、時にジャジーにも展開し ていくサウンド。漢のライムの内容自体は相も変らず文字面にも起こせないものば っかだけど、このプロダクションと絡むとリアルという言葉よりエンターテイメント に近くなるのは、当たり前の事なんだが「ひとり」だけの世界観で完結する所が大き いんだろうな。その証拠にMSCやRUMI(やっぱこの人は凄いなと、再確認しましたよ) と共演した楽曲と、彼ひとりの楽曲では、その質感に差が出てくる。どちらが好き か?は好みの問題もあるだろうが、イメージが完成された世界では逆にその表現内容 自体に拒絶反応が出てくる場合もあるだろうなとは思いましたね。 個人的には、デブ・ラージやMAKI THE MAJICといったベテラン勢とも共演して、次 のステップに進むための「名刺」代わりとしてドロップされたアルバムと解したが。 ジブラがブレークする直前くらいに挑んでたドキュメントとフィクションのつなぎ目 を意識した作品に共通した匂いもある。それでもこっちの方が全然余裕でヘビーなん ですけど。KANについていえば、インタビューなんかで本人も公言しているが「世界 がどうこうとうより、自分の周りの事の方がリアル」という価値観ですかね。ヒップ ホップを語る時に避けて通れないその俺イズムが、どこまで広がっていくのか広がら んのか。世代観とも相まってどうコミュニケートしてくのか、興味はそっちの方に移 りつつあるかな。(ura from realm mag)
|
|
|
|
|
|
|
(C)Copyright 2002. All rights reserved by RespectMusicJapan webmaster@recosell.com |