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WHITE ROOM / YOSHII LOVINSON
2005.3.9 TOCT-25623 ¥ 3,058 (税込) CD
PHOENIX / CALL ME / 欲望 / WANTED AND SHEEP / RAINBOW / JUST A LITTLE DAY / FINAL COUNTDOWN / NATURALLY / トブヨウニ(ALBUM VERSION) / FOR ME NOW / WHAT TIME 


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2ndアルバム。
前作[at the BLACK HOLE]と対を成す作品のようです。
前作もよかったけど、今回もまた素晴らしい作品です。へヴィローテンションで聴いていました。


1曲目『PHOENIX』は、元THE YELLOW MONKEYのエマちゃんことEMMARSONがギターでゲスト参加しています。アコギの音がとてもタイトで、情熱が溢れる感じがしてとてもカッコぃいです。
2曲目『CALL ME』は、4thシングル。この曲は、もし神様に必要とされたらどうするか、後悔のないような人生をおくりたいとりう気持ちが込められているんだそうです。「人が人の上を目指し」という歌詞がとても痛切でした。ギターソロも最高にカッコ良くて大好きです。なんだか聴いていてスグに終わってしまうという感じで、もっと聴きたいという欲望が出てきます。そんなこんなで次の『欲望』へ。
3曲目『欲望』は、へヴィなロックナンバー。ロヴィンらしい世界観がある曲なんじゃないかと思います。グルーヴがいい感じで、ベースラインがとてもカッコぃいです。そして、歌い方というか、歌メロがとても印象的でいい感じです。ギターソロもいい音使いだと思います。
4曲目『WANTED AND SHEEP』は、アコギをかき鳴らす音とヴォーカルの声の雰囲気がいい感じです。タイトルフレーズの歌メロがとても印象的です。哀愁漂うギターソロもカッコぃいですし、最後のサビの前の歌もいい感じです。
5曲目『RAINBOW』は、暗い雰囲気の歌詞で、曲的にも低音を利かせた感じになっています。その低音のグルーヴ感が疾走感を感じさせてくれます。ギターをかき鳴らす音がカッコぃいですし、間奏の哀愁漂うブルージーなギターソロもとてもカッコぃいです。
6曲目『JUST A LITTLE DAY』は、アルバムのハイライト的存在。当初、ロヴィンの友人が描いた白い花の絵をCD盤にカラーで載せるつもりでしたが、確認のミスでアナログ盤だけになっていたんだそうです。バックヴォーカルが印象的です。
7曲目『FINAL COUNTDOWN』は、4thシングル『CALL ME』のカップリングに収録されています。サビの「FINAL COUNTDOWN」は、なんとなく「鼻かんだ」にしてしまいたくなりました。サビも一緒に口ずさんじゃうほど好きなんですが、サビ以外の歌メロの方が好きです。
8曲目『NATURALLY』は、スレートな感じの表現をしている歌詞がいいですし、他にも”らしい”なと思わせられる歌詞があります。「生まれつき誰かのコピーではない」というところにちょっと勇気付けられたりします。ベースラインがいい感じです。この続きがあるといいな...なんて思ったりします。
9曲目『トブヨウニ (ALBUM VERSION)』は、3rdシングル『トブヨウニ』のアルバムヴァージョン。サビは強烈なインパクトに欠けるかもしれませんが、じわじわと良く感じる曲です。サビも好きですが、やっぱりサビ以外の歌メロの方が好きです。歌詞も前向きな感じで好きですし、ギターソロもなかなかカッコぃいです。
10曲目『FOR ME NOW』は、アップテンポナンバー。「大地に返す言葉って少ないもんだな」という歌詞がとてもよかったです。サビへの流れが結構好きです。サビは一緒に歌いたくなるようなキャッチーさがあります。間奏部分のメロディが歌メロをなぞった感じで印象的でしたし、最後の「あっち向いてホイでまた負けた」というのも面白かったです。
11曲目『WHAT TIME』は、シンプルなミドルテンポナンバー。なんか深い作品な気がしました。歌詞は結構前向きな感じだと思います。ちょっと大人の渋さがある感じがしますし、イントロやギターソロなんかも哀愁を漂わすようなブルージーな感じがします。


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2005/12/8 フリージアの少年
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聴いたら泣く
吉井和哉さんの書く歌詞には使命感が色濃く出ている。
伝えなくちゃいけないことがあって、
それをストレートに格好良く、かつユーモアを持って伝えようとしているその姿は、
イエローモンキーの頃と変わらない。
イエローモンキーを大切に聴いていた人は、是非聴くべきだと思う。敬意を払うべきだ。

吉井和哉さんは、今も相変わらず優しくて優れた歌詞を書いている。

例えば「CALL ME」のサビはこんな詞だ。

  オレでよけりゃ必要としてくれ
  CALL ME  CALL ME
  電話一本でいつでも呼んでくれ
  後悔ないようにしとくぜ

この詞がすごいのは、<後悔ないようにしとくぜ>の部分だ。
甘い言葉を固めることは簡単だけれど、この最後のセリフは言えない。
だって責任重大だから。そこまで責任とれないでしょう。

その分、発信する側の電話をする勇気を後押ししてくれている。
発信することは怖い。本当にとてつもない怖いことだ。
だけど、発信しないことはもっと怖いことだ。
知らない内に、言われない言葉がどんな変形を辿ってしまうか分からない。
最初とは別物となって、もはや誰の手にも負えなくなるかもしれない。
だから、「オレ」が誰にとっても必要になってくるし、
「オレ」には「後悔ないようにしとくぜ」と言ってもらえなくっちゃつらい。
嘘でも良くて、それは。

そして、吉井さんが「オレ」なんじゃなくて、「オレ」になれるのは私や、あなただ。
吉井さんはそういうことが言いたいんだと思う。
「オレ」になることで、「オレ」は必要とされている実感を味わうことのできる、
私やあなたの美しさに期待しているんだと思う。

次は「トブヨウニ」。

この歌は、信頼の歌だ。
歌詞のひとつひとつが優しくて優れていて、
どれかをピックアップすることができないぐらい、いい。
メッセージがいっぱいある。


イエローモンキーでやったらもっと格闘技っぽくなってしまうのかなぁ、と想像する。
それも良いけれど、やはりこの若干の気の緩み(穏やかさという意味での)が出ている演奏が、
爽やかなメッセージソングにさせていると思う。
正確に精神が伝わる演奏になっているんじゃないかな。

  風に流れる髪にも運命は宿っていて

と歌われているけれど、これは、私にもあなたにも運命が宿っている、
ということを暗に示している。

誰も見つけてくれないと諦めている震える気持ちにも、運命が宿っている。
その運命は、あのベートーベンの「運命」のように劇的なものだ。
風に流れる髪、にも、ジャジャジャジャーン、という節が付けられるのだ。

そんなくだらない冗談さえ欲しい。そういう子は必ずいる。例えば私がそうなように。

あぁ、吉井和哉さんは今も私を洗い流してくれる。あなたもきっと。


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2005/3/13 鈴木 秀子
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