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| 待ちに待ったベンフォールズの新譜が届いた。 さっそくiPODに入れて、春の鴨川に腰掛けて聴いてみた。 ホンマにもーこの人の書く曲はスバラシイ。 この新作前に日本限定で発表されたEP3部作の流れから、 新作はどんな風になるんやろうと色々と想像してたんやけど、 再びまたトリオでここまでシンプルにくるとは正直思ってなかった。 んーでもねぇ、これがまたイイ。 やっぱし重ねた月日とかなんかな、 彼の書く曲が以前より耳にね、染み込んでくる感じがするん。 それにはやっぱこのシンプルな編成がベストやったんかなって思うし、 逆に、この編成やったから生まれた曲やったんかなとも思う。 いずれにしても、彼の人柄が音楽ににじみ出てる。 今回アートワークもイイ味出してるしねー。 彼の奥さんと撮ったモノトーンの写真で構成されてて、 なんか、そういったパーソナルなアートワークって好きなんですよね。 とくに今回は友人や娘に向けて歌ってたりするもんだから なおさらいい感じです。 なんか5月にPHOTO BOOK & DVD付きの特別盤もでるみたいです。 あー、そっち買っとけばよかったぁ〜。 ホントね、いいアルバムだ。 アイダジュン
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| 気落ちするような雨の寂しい日々だって、これがあれば寂しくない。1つの物語、1つの景色が輝いている、この1枚さえあれば。 一生モノの一枚になると思う。ピュアピアノマン、ベン・フォールズの2NDソロアルバムを聴いてそう思った。こういう種類のメロディーの美しくポップな曲は、ベン・フォールズかポール・マッカートニーくらいしか描けないんじゃないだろうか。 前作よりも、メランコリーさを追求した仕上がりになっていて 「泣けるアルバム」 になっている。特に故エリオット・スミスに捧げられた曲 「LATE」 はこのアルバムの象徴であり感情の波が渦巻く、涙無しでは聴けない曲だ。 そしてCDの円盤が回るたびに感情があふれ出す。アルバムを通して響き渡る、美しいメロディーを歌うピアノは、全てを包み浄化して空へ舞っていく。曇った空なら泥雲を突き破るように。晴れた空なら太陽を輝かせ、青を煌かせるように。 またこのアルバムは、愛娘に捧げた曲 「GRACIE」 や奥さんと撮ったジャケット写真など、身近な愛について感じ取ることができる。つまるところこのアルバムは、一人の人間が自分から見える世界について考え、応えた詩集なのだ。ベンは見えない世界のことなんて一言も歌ってはいない。自分が感じていることだけれども、全てに繋がりを見せることを歌っている。ベン・フォールズの魅力は昔から変わらない。綺麗に輝くくせに全く飾っていないというスタイルにある。身近な存在の雰囲気を放ちながらも届かない存在。だから世界中の人々はベンを近くに感じながらもうらやましく想い、その音楽に惹かれずにいられない。 ベンが綴る物語に特別な力を持つヒーローは出てこない。彼の歌はいつも目に映る風景のフツウの人々、その人々を主役にするのだ。ベンの曲がこんなにも素敵なのは、それを聴いているフツウの人々をも主役にしてしまう力が曲に秘められているからだと思う。 「だからさ、わかってない時に どうしてわかったふりをするんだ 物事の全てをしらなくてもいいんだよ」 ベンはこう歌ってくれているのに、僕らはいつまで着飾っているつもりなんだい?こんなにもピアノが優しく美しいのに、僕らはいつまで下を向いているつもりなんだい?
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