ROVOや羅針盤などを手がけている山本精一の「想い出波止場」と、高円寺百景やあぶらだこ等に在籍していたドラマー、吉田達也の「ルインズ」が合体して造られたユニット「ルインズ波止場」。これは91年から93年の間のライブ音源とスタジオワークをまとめた作品です。日本のアングラ/サブカルチャーを牽引する二人による夢のタッグ。それはそれは凄まじい、ディープ極まりないシロモノです。
その内容を表現するとですね、「おもちゃ箱をひっくり返したような」、というか「おとなのおもちゃ箱をひっくり返したような」、いや、「1トン分もあるおとなのおもちゃ箱をひっくり返したような」演奏です。ハイ。
ドラムもベースもへビィな変態変拍子のオンパレードで好き放題、やりたい放題。ヴォーカルも普通の人なら気持ち悪くなるようなストーカーまがいのあえぎ声ばっかりだし、影響を受けたと思われるアヴァンなレコメン系と比較しても異常なテンションの高さと変態度。インパクトだけならサムラやx-legged-sallyをも凌駕しております。ヤヴァイ。日本のアングラシーンにはこんなにキケンな人達がいたのか。タイトルも「PAUL McCARTNEY」とか、「OLYNPIC WITH PETER GABRIEL」とか変なのばっかりだし。締めはアレアのカヴァー(パロディー調だけど演奏は完璧!)というのがまたスゴイ。
ここまで好き放題にやってしまえるなんて、この人達の根っこはパンクなのか?とにかく「変」な音楽が好きな人は大推薦。ただしダメな人は生理的に受け付けない部分(特にヴォーカル)もあるので注意。それにしても、この文章で「変」という文字を何回使っただろう・・・。
・注:自分が持っているのはAmazonの検索で引っかかる盤とレコード会社が違っている模様でして、収録曲も微妙に違っています(Amazonの方が曲数が多いです)。
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2005/4/4 虚空猫
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