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| 高校時代の放課後、西校舎の屋上前の階段で、ゆずを愛してやまなかった僕の友人数名がアコギを抱えて 「からっぽ」 「いつか」 「サヨナラバス」 などを楽しそうに合唱していたのを見ても僕は素通りしていた。 当時、自称パンクロッカー(笑)だった僕はゆずが嫌いだった。へヴィネス系の音楽とNOFXなどを愛し、それが一番格好いい音楽であると信じて疑わなかったから、ゆずに限らず音圧が薄い曲を 「貧弱なんだよ」 と敬遠していた。 今ゆずを聴くと僕は 「なぜ敬遠していたんだバカヤロウッ!」 とつい自分にツッコミを入れたくなる。 いまさら僕が語るまでもなく、ゆずは最高だから。 自分をごまかさなくてもいいこと。 過去の素晴らしい日々を時には振り返り前進すること。 切ない出来事を乗り越えて未来を見ること。 そういったメッセージが宿る蒼くてポップなこの楽曲たちが多くのリスナーを得たのは当然で、 いまさらそれに気づく僕も僕だなと反省しきりだ。 素朴であり、そして手を取り合える音楽をこんなに等身大のメッセージで届けられるアーティストなんて他にいないと思う。 「音楽は人を繋ぐ」 とそんなことを誰かが言っていた。 ゆずは人と人との手を、応援歌にも似た 「繋ぐ」 パワーで繋ぐ音楽を一番表現できる素晴らしいアーティストだと思う。 このCDを聴いたとき、僕は一瞬青春時代に戻った気がした。 ゆずは夕焼けに染まる校舎で楽しそうに皆で唄う友人達を、実はうらやましく見ているあの日の僕をも繋いでいた。
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| 「夏色」「少年」他、全15曲を収録したベスト・アルバム。 『今夜あなたに逢いたくて 逢えなくて 悩んでる まわりの目気にしてもしょうがないし 気持ちのままいこう だってそれは あなたが好きだから』 …【地下街】 逢いたい人がいる、伝えたい気持ちがある。 “好き”って気持ちはなんでこうも自分を、心を素直にさせるんだろう…。 “好き”って気持ちはきっとどんな想いよりも特別なんだよね。 『そんなに泣かなくていいんだ そばにいるよ だから自分の足で歩こう 君の泪はいつか大粒の雨になり 大地を固めるのだから』 …【雨と泪】 「泣いてもいいんだよ。でも僕がそばにいるから、一人じゃないから」 ゆずらしい“やさしさ”が伝わってくる曲。 泪は自分を、心を強くするんだ。 『愛なんてものは今の僕に分かるはずもなく けれど人を想う気持ちは誰もが持ってるはずなのに 憎しみあい傷つけあい孤独に蝕まれてしまう もう自分をごまかすのはやめて そう 心のままに進もう…』 …【心のままに】 “人を想う気持ち”は誰もが持ってる、もちろん私自身も。 でも中にはその気持ちに嘘をついたり、 自分の中に押し込めたりして伝えられずにいるひともいる。 私はちゃんと伝えよう。 自分の気持ちに嘘つかないで、自分の中に閉じ込めないで。 ちゃんと“想う気持ちを”伝えよう。 『Home』は つまずいた時や、立ち止まってしまいそうな時、自分に自信がなくなった時… そんなときに支えになってくれる一枚です。 あなたが必要としている“音楽〈こたえ〉”が見つかりますように……。
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