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| サルサ・ラテンジャズのパーカッショニストとして、坂本龍一、 ポール・サイモンなどのアルバムにも参加している、 ミルトン・カルドーナ87年発表の1st。 キューバのサンテリーアという黒人宗教音楽にフォーカスした アルバムで、(まあフォーカスと言うかまんまなのだけど) すべての曲名がサンテリーアに登場する神々の名前。 「厳格な神々」というよりは、良心・欲望といった心理状態や、 病気・恋愛、火土水・鉄・武器など様々な事象を神という存在に アサインしており、アフリカ由来の黒人音楽に特徴的な表面的 オプティミズムによる内実ブルーズが奏でられている。 ここで登場する楽器は、バタドラムというパーカッションと歌。 バタは3種の大きさで大きい順にイヤ、イトテレ、オロンコと呼び、 それぞれ母、父、息子と言う意味がある。 左右の皮のチューニングが非対称でこれを駆使することにより、 2×3で6段階の音階を組み合わせ、ポリリズムの訛りでリズムを構築し、 早くなったり遅くなったりするのが特徴である。 サルサ、アフロキューバンジャズのルーツと言われていて、 大西洋を渡ったアフリカンミュージックがラテンミューックを 取り込んだあるいはその逆とも言えるようなバランス感覚が絶妙で、 異文化の音楽が新しい音楽に昇華するポイントという意味でも非常 に面白い。 (boomerang from realm mag)
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