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ヤードバーズといえば、ジェフ・ベック時代が黄金時代と相場が 決まっているようですが、私が一番聴くのは実はジミー・ペイジ時代の ヤードバーズです。 クラプトン時代は、正統派R&Bという由緒正しい印象が強く、ロックの 歴史を学ぶ人は襟を正さずにはいられないのに対し、ジミー・ペイジの 時代になると、プレ・レッド・ツェッペリンという感じで斜めに見られて いるような気がしてなりません。 確かにギター・プレイは初期のツェッペリンそのもので、中途半端な感が 否めないですが、それが却ってオリジナリティ溢れていて、ペイジの ギター・プレイをプラントのヴォーカル以外で聴けるという新鮮さが 私は好きです。 特に『プラントの声が嫌いな人(私の友達にいました)で、ペイジの ギターが好きだ』という、『商社の営業なのにお酒が飲めない』くらい 不幸な耳の人にはこのアルバムとロード・サッチのアルバムは貴重な 音源と言えるでしょう。 更に、タイトル・ナンバーはヤードバーズ独特の高揚感と、ジミー・ ペイジのヘタウマ粘り気ギターが見事に調和しており、後のファーム (後過ぎ・・?)のレディオ・アクティブ(Radio Active)にも相通ずる ものがありながらもまだ黒魔術を感じさせない溌剌さがも好きなのです。 この曲にはジョン・ポール・ジョーンズ(JOHN PAUL JONES)も参加しています。 また、ヴォーカルのキース・レルフはこの後極端に声が衰えてしまうので、 事実上このアルバムが最後の輝きと言っていいのでは、と思います。 余談ですが、ハルマゲドン(ARMAGEDDON)での彼の声は別人ですよね。 他のメンバーが凄いってことに加え、ヤードバーズ以降の彼の声が 聴けるってことで期待していたんですが、実際聴いてみてがっかりでした。 まさにハルマゲドン・・。 ホワイト・サマーは『ブラック・マウンテン・サイド(Black Mountain Side)』の原曲等と言われていますが、まったく別の魅力を持った ナンバーだと思います。共通点はインド風という点にしかないのに、 これを、一緒くたに語ってしまうというのは個人的には非常に憤りを 感じます。くぅ〜っ。 またこのアルバムには収められていない曲で、同時期にリリースされた シングルで『グッドナイト・スウィート・ジョセフィン(Goodnight Sweet Josephine)』という曲があるんですが、これがめちゃめちゃ名曲です。 エアロスミスの『ホーム・トゥナイト(Home Tonight)』級の 名バラッドで、私なんかイントロだけでグッときちゃいます。 しかし、このアルバム、ジャケットもイイ! 数々のジャケ違いの再発/編集盤が出ていますが、オリジナルを超える ものはないように思います。 ヘタウマな絵をバックにメンバー4名が生首のようにすっごく わかりにくく映っているのも正に60年代のセンス。ジミー・ペイジ先生は スマップの稲垣君のように見えます。
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