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| 70年代から活躍するブラジルのシンガー、フィロー・マシャード。その活動は常に 精力的で、自身のアルバム、他のアーティストへの曲提供、アレンジ、ギタリスト等 多岐に渡り、活動範囲も広く、本国ブラジルのみならず、フランス、ドイツ、そして 最近は日本のアーティストのアルバムでのプロデュースも多い。自身の作品としては 1980年をはさんで3枚のアルバムを発表、その後しばらくの間を置いて1990年頃から は以前にも増して次々と質の高いアルバムを発表し続けている。 彼の音楽性は、ブラジルのリズムをモダンにアレンジし、曲はあくまでポップ、覚 えやすいメロディを持っており、誰にでもとっつきやすいものだ。ジャヴァンによく 似ていると言われるが、より複雑でジャズ的な側面、肉体的な側面も持ち合わせてい る。 このアルバムは今のところの最新作。基本的に本人の歌とギターのみで、それに 数人のゲストが入っている構成。と聞いてシンプルでストイックなものを想像して いたが、驚くほどカラフル、多彩な世界が展開されている。もちろん元々の魅力で ある良いメロディを持ちながら、歌とギターが絡みついて、しなやかに得もいわれ ぬグルーヴを繰り広げていく。高度なミュージシャンシップの結実であり、圧巻と いうほかない。実は50歳を過ぎているのに…若い! (gotoh from realm mag)
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