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| ボーカリスト小川美潮さんの1993年のソロアルバム。 美潮さんはチャクラというバンドのボーカリストとしてデビュー。 この「檸檬の月」チャクラでのパートナー、板倉文さん、近藤達郎さんの好サポート を得て素晴らしいアルバムに仕上がってる。レコーディングメンバーも Ma*To,青山 純さんら Killing Time勢の参加が目立つ。このKilling Timeは板倉さん、清水一登 さん、斎藤ネコさん、メッケンさん、青山純さん、Ma*Toのアバンギャルド且つプロ グレッシブで個性的なサウンドを持つバンドで、ちょうどこのアルバムが制作される 数年前、ジャガタラの篠田昌巳君を介して Killing Time周りの人たちとの交流があ り、その流れでこのアルバムで2曲参加することとなった。 とにかく美潮さんの声と板倉さんのアレンジ(音楽観)の溶け具合が素晴らしい。美 潮さんのストレートで伸びのある艶やかな声は誰も真似できないし、板倉さんの作る メロディ、複雑な和音を一つ一つ大切に紡いでいくセンスは「天才」的だと思う。こ んなに複雑な転調を繰り返しながらもメロディがポップに仕上がるなんてそうそう出 来ることではない。製作過程をつぶさに見ることは無かったけれど板倉さんはじっく り時間をかけて作ったと察することが出来る。(というよりもこんなすごいことを短 時間に作られたらこちらが困る。) 特に「SHAMBHALINE 2」でのボイスとアレンジはすごいことになってる。間違いなく、 このあたりのサウンドを僕は影響を受けている。 僭越ながらこの曲と、「Tall Noser」の2曲でトロンボーンソロをしているが「Tall Noser」のソロは自分自身の歌もののソロワークの中でも片手に入る程気に入ってい るソロです。 今年になり初めて美潮さんとライブを2回ご一緒した。一回目は板倉さんも参加して いた。やはり美潮さんと板倉さんのコンビは誰も入る余地のない程の一個のサウンド を確立している。 一朝一夕ではできない、この揺らがないサウンドを是非、大勢の人たちに聞いてもら いたい。
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