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< 衝撃・追撃・打撃 > とにかくぶちのめされる一枚。 鈍器でアタマ殴られているかのような衝撃を感じる。 アツイ。アツイけど、なんかそのアツさはいやじゃない。 男女ツインヴォーカルで、女の子がベースで、 スリーピースで・・ってなんかよくありそうだけど、 そんな甘い考えでこのアルバムに触れると、 ビリビリっと全身に火花が走り火傷します。 メンバーの好きな音楽っていうのが、音楽的な趣味の良さが ありながら、挙げているバンドがバラバラで、 三者三様でそれでいて、一点だけ共通点があるような、 このアルバムを聴くと、その『一点』が何だかわかる気がする。 ありきたりじゃない、何か、がここにはある。 それだけでいいじゃないか。 他にこのアルバムに触れる理由、なんて。 笑いながら鈍器持って走り回っている、 そんな殺伐としながら冗談だよ、アハハ。 なんて笑って軽やかに去って行く。 そんな彼らは得体の知れない怖さを秘めている。 単純に、『ロック』、『エモーショナル』、では片付かない。 人間の本当の怖さ、裏に潜む想い、ダイナミズム。 普段まじめにしている彼が、実はとんでもない悪党だった。 そんな驚きがここにはある。 10代の焦燥感、をそのままパッケージして音にしたような、 疾走感、がここに。 でも、確実に音を鳴らしているのは10代ではないんだな。 忘れてはならない。大人になるな。物分りの良い普通の人間になるな。 そう言われている気がする。 痛々しく全身を突き刺してくるけれど、 日常生活で実感しないその『痛み』がやたらとリアルで心地良い。 怠けている自分の、心の奥の悲鳴に気付かせてくれる。 決して、前向きなんかの言葉では片付かない後ろ向きなダークな想いも 全部ひっくるめた、怖いぐらいのエネルギーで、 前にガンガン壁にぶち当たりながら、自分をぶち破りながら、 進んで行く。 不器用で、不恰好だけど、それでいいじゃないか。 僕等には、ベルトパンチがいる。
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