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| タイトル通り、アレンジャー兼ピアニストと10人のミュージシャンによるレコー ディングセッション。 ギルエバンスの代表作というと一般的にマイルスデイビスとのコラボレーション のアルバムが有名だが、個人的にはこの作品が一番気に入っている。 マイルスとのコラボレートは予算を沢山使い、ふんだんに楽器を要したゴージャス感、 派手な感が特徴だが、このギルエバンス&テンはちょっとそれとは趣が違う。 編曲家として自分の出したいサウンドに必要な最小限の人数で挑んだのがこの作 品だと思う。実際、彼らしくトラディショナルなビッグバンド編成ではなく、フ レンチホルンやバスーンが入っている。この人数にして、このリッチなサウンド。 これこそギルエバンスの見事なサウンドデザイン。 どの楽器をリードに持ってくるかによって大きくサウンドの印象が変わるわけで、 ホルンがリードになった瞬間、シンフォニックな音がするしもちろんトランペッ トがリードを取ればこの人数でもビッグバンドのサウンドがする。ギルエバンス は後期になるとシンセサイザーの台頭により、自分の作品、バンドにもシンセサ イザーを導入することになるが、結果的にサウンドデザインをシンセサイザー奏 者に委ねてしまうことになる。 そういった意味で最もギルエバンスのペン(手法)がよくわかる作品だと思う。
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