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< 鮮やかな情景を映し出す、歌のない音楽 > インストゥメンタルというジャンルの音楽、 私は結構好きなのである。 ヴォーカルが主張しているようなサウンドより、 楽器そのものの音色に酔いしれたいからだ。 miaouの音楽は、一切、歌がない。 まさにインストゥメンタルなのだが、 音が語っているように聴こえる。 それは錯覚なのではない。 ギターのアルペジオひとつとっても、 確実に‘歌っている’のである。 楽器が歌う、っていう表現は良くわからないかも しれないけれど、彼らの楽器は躍動感がある。 ドクドク、という心臓の鼓動のようなリズムの上に、 きらきらと舞うギターの音色。 時に脈打つようにうねり、時に地面をゆっくりと歩くようなベース。 それらがたまに交差するとき、一瞬キラリと光の粒が落ちてくる。 そしてまた、それぞれの楽器がドクドクと息を吐きながら、 それぞれの鼓動でもって動き出す。 日本の四季のように、miaouの音楽にも季節感を感じる。 これは春っぽいな、とか、これは寒い季節にピッタリな音だな、 といった具合に。インストゥメンタル、歌がない歌、だからこそ、 聴く側が自由に音のイメージの想像ができるのだろう。 そんな移りゆく情景を、1枚1枚のページにして、 カラフルにめくってくれるような、音のアルバムがここに。 女性ドラムならではの繊細さも味わってみてください。 本当に良い音に出会うと、人は優しい気持ちになる。 頭も真っ白になり、すがすがしい気持ちになれる。 miaouというジャンル、miaouという音楽に揺さぶられてみてください。 その先には・・・きっとまっさらなあなたがいるはずです。
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