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| 舞台はノルウェー最北端の町、ベルレヴォーグ。 仕事といえば魚加工工場と漁しかないこの町に、90年の歴史を誇る男性合唱団があった。 最年長団員はなんと96歳。そんな彼らの生き様と歌声を追ったドキュメンタリー。 パンフレットには「かくかくしかじかの合唱団に、ある日ロシアからの招待状が来て・・・さてさてー」みたいな煽り文句が書いてあるので、見る前は一大スペクタクルなお話かと思うのだが、ノルウェーの田舎町にしょっちゅう大事件が起こるはずもなく、結構淡々としたドキュメンタリーである。 カメラの追いかけた団員一人一人、それは皆普通に生きる、普通の人達。 漁をして合唱をして、ロシアに招かれて、小さな観光バスに揺られて、歌って。 漁師にして二児の良きパパ、妻に先立たれた愛妻家の老人、レーニンを敬愛する共産主義者、アル中、元ヒッピー。 そうだ、合唱団と漁に生きる平凡な人達の生き様それ自体が充分にドラマティックだから、この映画に大きなスぺクタルなんて必要なかったんだね。
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