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| 僕の仕事場では有線放送がガンガン引っ切り無しにかかっていて、 僕は聴きたくもナイ有名アーティストの、 今回もいかにもヒットしそうな、 これでシングル連続第1位ですよな曲を聴きながら仕事をしている。 どーーーにも僕はそういう音楽は苦手で、 むりやり仕事場のスピーカーを壊そうかとホンキで悩んだこともある。 そんないかにもスタンダードな曲が、 パレードの行進のごとく連なって流れてくる中で、 どーにもその行進の整列をド無視して流れてくる音楽があった。 「私、整形手術がしたいの」 「ママと別れたって俺達は親子だから、一生俺はお前のパパだからな」 なんじゃそりゃ(笑) こんなおもしれー歌を唄える人は誰だ?と思って調べてみたら、 アーティスト名 「ミドリカワ書房」 。 なんじゃそりゃ(笑) その後、すぐこのアルバムを買いに走った。 しかし、このアルバム、凄いおもしろい。 カッコイイ・悪いを度外視して、 聴いててまず 「おもしろい」 が最初に浮かんでくる。 この歌詞の農密度。 超ピンポイントなことに注目する視点。 社会・大衆の問題とかじゃなく、超個人的な事象・問題を切りまくる。 整形手術を決意した乙女の歌 「顔2005」 主夫の正直な気持ちの歌 「だまって俺がついて行く」 離婚問題真っ只中のパパのの歌 「それぞれに真実がある」 よく俗にあるイメージにある保健室の女の先生のイメージそのまんまを唄う 「保健室の先生」 …… そして曲の合間に繰り出されるショートドラマの愉快さよ。 「〜Takanori Makes 朝帰り〜」 と 「〜なまはげプロジェクト〜」 は久しぶりにCD聴いてて笑った。 その次に切ない曲がくるのもうまいなって。 とにかく1曲1曲が濃密ストーリーになっていて、 おもわず聴き入ってしまう面白い1枚。 名盤になりえないだろう迷盤。 僕としちゃヘタなパンクよりパンクなこの音楽を、 できるだけ多くの人に聴いていただきたいが、 ただ、やっぱりほんのり香るこの毒毒しさゆえに、 子供は絶対聴いちゃいけないCDなんでしょうな(笑)
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