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365歩のブルース / eastern youth
2006.3.8 KICS-1234 ¥ 2,999 (税込) CD
荒野の進路を取れ / 片道切符の歌 / ひとり道、風の道 / 希望の丘 / 非力なる者 / 夏の光 / 子羊と月明かり / 赤い背中 / 瓦の屋根に雪が降る / 365歩のブルース 


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日本語。
主に僕達、このちっぽけな島国に生まれたおサルの進化系が発する言葉のことを指している。
「近頃の若者は日本語がおかしい」 とか、
ワイドショーの司会が世を憂いているのをたまに見かけますが、
じゃあそんなこと言ってるアンタは正しい日本語しゃべれてんのかっていうハナシ。
じゃあ正しい日本語ってなんですかってハナシ。


僕は正しい日本語の定義なんてシラネー。
ただ、この人たちの 「うた」 は、なぜか日本語に聞こえる。
傍目にゃダサいかもしれないおっさんロックバンド、
イースタン・ユースの歌っているっていうか、
叫んでいるっていうか、
搾り出しているっていうか、な声が、
あーこいうのって日本語っぽいなーって感じがする。
なんでだか。

言葉の妙がどーのっていうよりも、
何よりこの人らの音楽からは 「情」 ってやつが滲み溢れている。
音にしても、声にしても、歌い方にしても。

こういうのはニッポンくさいかなーって 「情」 。
徹夜後の朝もやの匂いとか、
いつか見た商店街を染める夕焼けとか、
ああ、ちょっといいなあっていう、
別に世界に誇れるわけじゃないけど日常的にある、もしくはあった、
ちょっと懐かしい感傷に浸るとき、ちょっとでる、心の 「情」 。


歌ってる日本語が正しくなくても、
その言葉を聴いて、自分の国の、ふとした情景が心に浮かぶなら、
それが正しいコトバっていうふうにいえるんじゃないか、と。
だとしたら、イースタン・ユースは、
今一番日本語が歌えるロックバンドなんだと思う。
たとえ声がかすれていても、容姿があんまし格好よいとはいえなくても、
正しいコトバと 「情」 をもつ彼らのロックサウンドは、
確かな何かを聴く人に響かせるはず。


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2006/4/17 うるお
☆


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