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ふと、"愛より青い海" が無性に聴きたくなって。 JAL 沖縄キャンペーンの CM ソング「愛より青い海」が流れていたのは 1991年のことである。 "愛よりも青い海 この胸に抱きしめて 愛よりも青い海 いつも心に抱いて" とても catchy なメロディ、特徴のある高声のツイン・ヴォーカル、すぐに上々颱風だとわかった。(まぁ画面の隅にも "上々颱風" と出ていたが)でも彼女たちの曲にしては少々違和感のある POP さ、そしてそもそもおもしろアブナ・バンド(!)としての認識のまま、通り過ぎた。 しかし、その翌年だったかそれとも翌々年だったか、CM というのは恐ろしいもので時を経て聴きたく、ぶり返してしまうことがある。 その頃はよく通っていた、京都の BAL の地下にある Virgin Mega Store で、幾枚も出ていたアルバムをあれこれ迷って、というのも既に詞は抜けて曲名も知らないし、帯にもその代表曲を 2、3曲ほど載せていても "CM" の字はなく、たぶんこれ! と "花のように鳥のように" の入った "3" を買って帰った。 う〜ん違うじゃぁどの CD だったんだ、でもいろいろあったしまた違ってても、ともどかしく苛々とした思いを抱えながら、時を経ること十余年。ふと思い出し、そう、今ならインターネットがある!、と検索して「愛より青い海」を割り出して HMV Japan で購入ボタンを押した。今は亡き地下の Virgin。 でも、私にとって上々颱風は、もっと前からの存在。中学生、高校生のころ、FM にも時折出ていたし、曲も(おもしろアブナ・バンドとして、若しくはニセ・沖縄音楽として、あるいは東南アジア〜南洋系日本人バンドとして)割とかかっていたし、地元の祭りにゲストで来ていたし、某塾の文化祭にも出演していたし。ただどちらも当時真面目だった私は(今もだが)観ていないのを、若干の後悔と共に。 とすると、当時はインディーズだったんだ、、と今さらながら。でもたぶん、そのころからの定番ソングがかなり(ほとんど)のような気が。聴き覚えのある曲。 それにしても、政治的な song も、風刺な曲も、スチャラカ・ソングも、アブラカタブラ愛の歌も、微けき凜な祭り歌も、ポールは笑いジョンはきっと怒る "Let it be" も、海にゆらゆらソングも、村上春樹にはきっとわかってもらえない菜の花畑唄も、そのほとんどを紅龍が創って、その汎アジア性の消化具合と、詞の "抜けた" 感覚に目を瞠る。その上で、西川郷子と白崎映美がけっこうスチャラカはすっぱにその掌の上で踊って、よくもまあこんなバカげたバンドがよく続いているもんだ。 そして、嬉しい。 "ただひとつの歌を 歌うために生まれた ただひとつの愛を 歌うために生まれた" ヘイ! "愛よりも青い海 この胸に抱きしめて 愛よりも青い風 いつも心に抱いて 愛よりも青い海 この胸に抱きしめて 愛よりも青い海 いつも心に抱いて" 流れゆく白い雲。 青い海。 沖縄。
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