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前作の『AIR』で、存在を日本中にしらしめた、宮本文昭氏。残念なことに、彼は2007年の3月で、オーボエの演奏活動を終了するということだ。 このアルバムも、宮本氏の音を聞くことができる、最後の音源となるだろう。リスナーとしては非常に残念でたまらないのだが、このジャケットを見る限りでは、とくに思い悩んだ様子もなく、きっと、何か次にやることを胸のうちに秘めているのだろう。 アルバムの内容は実に豊富で、集大成にふさわしい、誰もが納得する選曲になっている。 オススメといったら、すべての曲になってしまうのだが、中でも胸を打たれた曲は、トラック1の「Dawn Flight」だ。CDをプレーヤーの中に入れて、一曲目を流した途端に、「こんなすばらしい曲が一曲目!?」と、自分自身が思ってしまった。曲全体が希望に満ち溢れた感じで、“今から何かが始まる”という予感をさせ、心臓をドキドキさせる、そんな一曲だ。 当然、宮本氏の美しくて艶やかな音は健在だ。誰もが「こんな素晴らしい音を持ち合わせているのにオーボエをやめてしまうなんて勿体無い!」と思うだろうが、自分は、そんな宮本氏を、演奏活動を終了してからも尚、応援していきたいと思う。 そんな素晴らしき宮本氏に、サンクス!と言いたい。
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