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クラシックで使用される楽器の中でも、ソロ楽器として扱われることの多い“オーボエ”。そのオーボエの世界で、一躍名を買っている奏者、宮本文昭。彼のオーボエの音は、とても太くて繊細で、艶のある、聞いていてウットリしてしまうような、そんな音だ。 本日ご紹介するのは、そんな音を奏でる宮本文昭氏のアルバム、『AIR』だ。 このアルバムの中には、本来であればオーケストラなどで演奏されるはずの名曲を、ポップ調にアレンジして、そのメロディーをオーボエに演奏させるという、実に画期的な作品ばかりが収録されている。“クラシック”と聞いてお堅いイメージを持ちがちな現代ではあるが、そんなクラシックをポップ調に、なおかつオーボエに演奏させるなんて…!!この話をモーツァルトやベートーベンにしようのものなら、きっと怒鳴られるだろう。 だが、実際に耳にしてみると、確かに「聞いたことあるな…」と思う作品ばかりなのだが、まったく雰囲気が違うのだ。トラック4には、あの「威風堂々」の壮大な曲調を、クリアなテンポで見事にアレンジしてみせている。 中でも一番ウットリさせられた曲は、トラック10の、「風笛」だ。この曲は、NHKの連続テレビ小説“あすか”のテーマ曲で一躍話題を呼び、そのアレンジをリミックスしたものだ。もう何ともいえない柔らかなメロディーを、宮本文昭氏が何ともいえない音で奏でる…。頭の中は広くてきれいな大草原といった感じだろうか。 やはり最初は少しとっつきにくいだろうが、聞いてウットリすることはうけあいだ。あなたも、宮本文昭氏の“虜”になってみては?
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