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< 燃え尽きる衝動的な感情 > いつもゆるやかな音楽に身を任せていると、 たまに、激しい音楽が聴きたくなる。 そんなタイミングで、こういう音楽に出会うと、 頭の先から足のつま先まで、電流が流れるような衝撃に襲われる。 M-3、M-5の疾走感がたまらない。 変則的なリズムに、ギターやベースが巻き込まれ、 そのままグルグルと駆け巡るサウンドに、 聴く者も飲み込まれていくだろう。 こういったテクニカルなバンドは、 たまに機械的に感じる場合があるが、 彼らは違う。テクニックだけに頼っているわけではない。 彼らは、テクニックの高さもさることながら、 ロックの根底にある「感情」を剥き出しにしている。 感情の高ぶりが、激しいギターに、 うなるベースに、たたみかけるドラムに、 姿を変えているだけだ。 そのためのサウンドであり、 あくまでサウンドは、そんな彼らの感情を 吐露するための道具にすら思える。 どこか退廃的なジャケットは何を意味するのだろう。 それとは対称的なサウンドだが、見るものをハッとさせる。 あまりに自分がぬるく生きている事を実感させられる。 こういう音楽に出会うと、「生きるって、もっと泥にまみれて叫び続けること」 なのかもしれない。と強く感じる。 人間はもっと、熱く生きられる。 感情を吐露することは、とてもカッコいい。 本気でそれをあらわにすれば、不恰好になるはずがないのだ。 間違いなく、それを彼らが証明してくれている。 人間の根底に潜む感情。それこそが、人間そのものなのだ。 Fall Of Troyのサウンドには、それがまっすぐにあらわれている。
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