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Everything In Transit / Jack's Mannequin
2006.4.12 WPCR-12283 ¥ 2,579 (税込) CD
Holidays From Real / The Mixed Tape / Bruised / I'm Ready / La La Lie / Dark Blue / Miss Delaney / Kill The Messenger / Rescued / Pt. 1 Made For Each Other: Pt. 2 You Can Breathe / MFEO / Into The Airwaves / Lonely For Her 


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聴いたら泣く
梅雨明けの、でもまだ曇っている空に、
突き抜けるような晴れの音楽ひとつ。

パンクバンド・サムシングコーポレイトのフロントマン、
アンドリュー・マクマホンのソロプロジェクト、ジャックス・マネキン。
そのアルバム、 「Everything In Transit」 がかなり良い。
ジャンルで括ると、ピアノロックとか、エモとかになるのだろうが、
1度聴けば、「ジャンルは何?」 とか、
そんなことどーでもよくなってしまうほどのパワーを備えている良盤だ。

梅雨空のような哀の感情を含みながら、
晴れわたる爽快さを展開するピアノ。
そしてなにより、アンドリュー・マクマホンの歌声。

僕の個人的な意見ではあるが、
こういうエモーショナルな音楽では
「アイウエオ」の母音の唄い方がいかに上手く、
同時に心に響くかで良し悪しが決まるもんだと思う。
2曲目 「The Mixed Tape」 の「アーアアァー 」 や、
4曲目 「I'm Ready」 の「アイム、レディィーーィィ」 、
5曲目 「La La Lie」 の「ラ・ラ・ラァーーーィ」 など、
アンドリューのそれは秀逸だ。
「アイウエオ」 の5文字だけでこのアルバムを唄っても、
人を感動させられるんじゃないかっていうくらいのパワーを持っている。
感情を思い切り外に出しているからなんだろう。

曇り空を打ち抜くメランコリーと、
1番純粋な部分を刺激してやまないメロディーと歌声。

音楽でも何でも、
まず気持ちを外に出すことが大事だと、
アンドリュー・マクマホンは言っているような気がした。
ジャックス・マネキンを聞きながら雨の道を歩くとき、
雨が地面を叩く音は聞こえない。
そんな気のせい達のなかで、
空はとても晴れているような気がした。


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2006/8/10 うるお
☆


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