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なんとも渋い組み合わせではないですか。 若き日のジョン・コルトレーンと、渋さの極み、マニア心をくすぐってやまないピアニスト、ダッド・ダメロンとの共演。 ダッド・ダメロンは、作曲者としても、アレンジャーとしても、じつに職人気質なセンスの持ち主だと思う 誤解を恐れずに言えば、彼の作風は、いっけん雑なようでいて、その実、かなり計算されている作品が多いのだ。 ジャズマンが演奏するにあたっての刺激に満ちた曲の構造を構築し、ジャズマンがアドリブを取る際も、自分の曲の個性で相手の個性を殺さないような仕組み、構造を作るのが巧い。 名曲、というよりも、名演奏を生み出す下地を作ることを心がけているような作風でもある。 もちろん、ピアニストとしての彼も魅力。 ゴリン、ゴギンとエッジの立った音色ながらも、滑らかさをも失わないプレイ。華はないが味はある。 そんなジャズのおいしさを目立つことなくさり気なく提供してくれるダメロンとコルトレーンの共演は、良い意味で、二人の個性が、バランスよく両立した作品といえよう。 荒削りで、ラフは味わいをの当時のコルトレーンのテナーを、とりあえず全面肯定。そこから前向きに彼の持ち味を、陰ながらも見事に料理をする手腕。 実力に裏付けられた縁の下の力持ち的存在は、会社や社会にも必ずいると思うが、ダメロンという存在はまさにそれ。 コルトレーンのテナーの脇で、にこやかに彼を見守り支えるダメロンのプレイにももっと注目してみよう。
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