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Cover me Shakespeare / noodles
2006.7.13 BUMP-023 ¥ 2,599 (税込) CD
Cover me Shakespeare / straw / 45 / splash (Shakespeare Edit) / remind / velvet underground / Jupiter Hotel / kitty south / Hello Mr.Eugene / 夢の奥のもっと奥 (Shakespeare Edit) / slits 


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< 紙コップ一杯の感情 >

女性ならではのエグさや儚さを物凄い持ってるバンド、noodles。
結成15周年と何気にキャリアが長い彼女達だけれど、
まだまだぜんぜんフレッシュな音を出しててビックリします。
私が知ったのは「She,Her」という曲でしたが、
今作は、そんな彼女達の最も新しい音が詰まったアルバムです。
女性三人っていうので、ガレージ寄りな音を鳴らしているのにとても繊細さを感じる。
そして繊細なのにダイナミック。男性では決して出せない微妙なさじ加減のロックです。
彼女達の音は、本当に感情そのものをダイレクトにギターやベースのアンプに繋いで、
それらと一緒に吐き出しているような感覚なのだろう。

ドラムは心臓の脈のようにドクドクと、強く痛く力強く響いてくる。
でも変わらないのはいつもドクドクと脈打っているという紛れもない事実。
・・・まるで人間みたいだなぁと思う。

彼女達の曲を聴いて「紙コップ一杯の感情」と表現したくなったのは、
なんだか、ふと次のようなことを考えたから。

人間に溢れる感情を、紙コップ一杯分だけ取り出してみたら、
そこには喜怒哀楽、色んなものがごちゃごちゃに詰まっている。
それはいろんな色が混じっていて、一見して良くないんだけど、
よく見ると、どんな既存の色より魅力的に見える。

そう、きっと彼女達の音に込められている紙コップ一杯の感情は、
そんなキラキラした他の何とも似つかない初めての感情なんじゃないかって。

でも何故「一杯分」としないで「一杯」と書いたのかと言うと、
一杯分だけ出してキレイにおさめても、
時に容量が溢れてしまうかもしれない。
やがて一杯になってボタボタ色んな感情がこぼれ落ちるかもしれないから。
紙コップ一杯分の感情は、いつしか紙コップに一杯になる。
noodlesの世界観にはそんな今にもこぼれ落ちそうな瞬間の感情がある。

女性ならではの感情をダイレクトかつセンスよく表現できる、
こんな素敵なバンドを、私は他に知らない。

この世の中に生きている女性達が抱えてる矛盾や葛藤。
弱いからじゃない、強いからだと思う。
noodlesには強さがある。


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2006/10/16 オオキ サエリ
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