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Emerge / LITTER
   レコード(LP)
Journeys / Feeling / Silly People / Blue Ice / For What It's Worth / Little Red Book / Breakfast At Gardenson's / Future Of The Past 


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聴いたら燃える
USヘヴィー・ロックの隠れたる名バンド、リッターの3rdアルバムです。

1stはUSサイケデリックの激レアアイテムとしてマニア&市場を
騒がせていますが、この3rdアルバムはサイケデリックからは見事に脱皮。
ヘヴィー・ロックの名盤として恥ずかしくない水準に仕上がっています。

ジャケットがエレクトリック・レディランド&聖なる館系のちょっと
グロい人体絵となっていますが、内容はドロドロのサイケではなく、
正統派のヘヴィー・ロックですが、とは言っても全く爽やかな感じでは
なく、どちらかというと暗黒面に位置するサウンドといえるでしょう。

A-1のイントロがなかなか印象的で、旧キングコングの映画で、生贄である
ジェシカ・ラングをささげ、皆でコングを呼び続けているようなノリの
リズムの刻みとドラムスのおかずが、暗黒への入り口を予感させます。
ドラムスはいかにも古臭い安っぽい音なのですが、それでもこういう
安い感じの楽器の音って決して悪くはありません。

恐らく、今時の高校生バンドの方がもっといい楽器を使っているのでは
ないでしょうか。

そして続くA-2のイントロでも、ドラムスの走りが実にB級しています。

ギターとヴォーカルが一体感を持たずに、それぞれが伸びやかな表情を
見せるあたりもバッチリB級。そしてエンディングのドラムス連打は
B級の極めつけ。こういうレコードを聴きながら、昼から酒でも浴びれば
最高の休日が約束されたも同然です。

ハイライトはA-4です。

縦ノリでミドル・テンポのドラムスの刻みで幕を開け、ヴォーカルも
ライブ後半のようなノリノリ状態です。大工さんや左官屋さんの
『ヘイッ』っていう掛声とは全く一線を画す、合いの手『ヘイッ』が
最高です。

そしてサビでの「安部や〜」と聞こえる狂い咲きのような歌いあげの所に
至ってはこちらも叫ばずにはいられません。こういう音とノリは実に
独特だと思います。

しかしこの手のアルバムって当時もそんなに売れたとは思えず、だからと
言ってサー・ロード・バルチモア(SIR LORD BALTIMORE)のような
伝説にもなっておらずで、とても中途半端な存在ですが、血気盛んな
ハード・ロック少年には絶対にお薦めしたいっすね。

かのフリジド・ピンク(FRIJID PINK)の1stで昇天した方には
マスト・アイテムです。


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2007/10/20 クレイジーワールドレコーズ
☆☆


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