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Friend's Friend's Friend / Audience
1996.11.6 CASCD1012  CD
Nothing You Do / Belladonna Moonshine / It Brings a Tear / Raid / Rigth on Their Side / Ebony Variations / Priestess / Friends, Friends, Friend / Big Spell 


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聴いたら燃える
どちらかと言えばマイナーであろうこのオーディエンスなんかを聴くと、
70年代ブリティッシュ・ロックの底力を見せつけられた気分になります。
とにかくこの時代は奥が深く層が厚い!

この作品は2ndに当たりますが、ここで披露してくれるのは、一言では
言い表せない不思議なサウンドで、一聴した限りでは、ジェスロ・タル
(JETHRO TULL)のイアン・アンダースン(Ian Anderson)を思わせる
ダミ声のヴォーカルがいかにも日本人に敬遠されそうなのに、聴けば
聴くほどにその奥深さに引き込まれる、そんな作品です。

ジャケット通りの牧歌的な部分がベースのようでいながら、アングラ
ならではの妙な質感と暗さは、もうこの時期のイギリスでしか生み出さ
れなかったであろうと断言できるものです。他のグループがどんなに
頑張ってコピーしても出せない特別の雰囲気が全体に漂っています。

ところどころ明るい感じの展開も見せてくれますが、それでも決して
軽くはならないあたりは、耳年増のプログレ・ファンを腹の底から
唸らせるものでしょう。

A-1の石に躓いたようなイントロに『なんじゃ〜?こりゃ!もっと
カッコイイのにしておくれよ・・』と、言いたくなりますが、その辺りは
ハイ・タイド(HIGH TIDE)の2nd同様、イントロでカッコつけなくても
曲は十分凄いんだぞ、というお手本のような作品なのです。

真夜中の暗闇で鳴り響くかのような暗黒のベース・ライン。そして、
冷たい夜風のごときアコースティック・ギター!

全てが一体化しています。

更に、その暗黒に差し込む光が、まるで青白い炎のようで、ブラスを
バックに淡々と歌いあげる妙なムードは一度ハマったら抜け出せません。

曲が進行するにつれ、どんどん不気味さを増していき、ブラスとフルート、
そしてそれにアコースティック・ギターが絡みつく展開は、かの
キャタピラ(CATAPILLA)に匹敵するテンションです。

『プログレ』に括られはしますが、ヘヴィなリズムは、ハード・ロック・
ファンにも全く問題なく受け入れられる事と思います。

B面もアングラです。気持ちいいくらいアングラです。
コード進行が独特なのか、本当にジャケット通りの迷宮に脱帽です。


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2007/12/19 クレイジーワールドレコーズ
☆☆


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