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コレはアツい! スタジオ盤では割と達観したように淡々と弾いていて、その超越ぶりが「凄い」と思わせるモンクが、ライヴでいつになく燃えている貴重な演奏を収録した1958年、ニューヨークの人気ジャズ・クラブ「ファイヴ・スポット」でのライヴ音源。 モンクは自分のバンドにお気に入りのテナー奏者を入れて演奏することがよくあったが、コチラで参加しているジョニー・グリフィンもモンクお気に入りのテナー奏者の一人。ある時モンクが、チャーリー・ラウズ、コルトレーン、ソニー・ロリンズと共に名前を出し「この4人以外じゃダメだ」と言ったほどの実力派である。 個人的には、ことテナー・サックスの楽器を鳴らす技術など、演奏面においては上に挙げた4人の中でもズバ抜けたテクと瞬発力を持っていたのがグリフィンだったんじゃないかと思う(それぞれの持ち味や得意とするところは当然異なりますが)。 グリフィンのスタイルは一言で言えば”イケイケ”。 特にモンクのように個性的で一筋縄ではいかない相手がリーダーだと、更にターボがかかったように猛然と吹きまくるファイターだ。 ここでも当然グリフィンは吹きまくる。ホーン奏者にとっては落とし穴の多いモンクの曲に、完全に楽しみながら挑んでいる。そして、モンクもグリフィンを煽るようにパーカッシヴなバッキングでガンガン攻め、グリフィンの最大の見せ場ではわざと手を止めて更にグリフィンを引き立てた後に、”間”を活かした意外なソロで裏を掻いたり、かなりやんちゃなプレイで応報している。 名手同士の壮絶にハイ・レヴェルなやりとりが一瞬たりとも飽きさせないライヴ名盤だ。
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