topへ レコメンダーリスト レコセル?


Welcome To The Citadel / Marc Brierley
 S63478  レコード(LP)
The Answer Is / Vagabond Of Sleep / Matchbox Man / Over The Hills / Symphony / Take Me For A Ride On Your Aeroplane / Welcome To The Citadel / Hold On, Hold On, The Garden Sure Looks / Autograph Of Time / Sunlight Sleepers Song / Making Love / Time Itself / And Who Would But Think / Thoughts & Sounds 


1人がレコメンドしています

自分もレコメンドを書く
Recommend!!
の関連アイテムを
聴いたら泣く
ブリティッシュ・フォークというと我が国日本ではフィメールものばかり
がもてはやされているようですが、真髄を究めていくと男性ヴォーカルに
こそ真実があるのかもしれません。

・・と、大上段に構えてしまいましたが、そんな気分にさせられて
しまう魅力がこのアルバムには秘められています。

この手の内省的フォーク作品としては、ニック・ドレイク(NICK DRAKE)
あたりと共通点は感じるものの、自殺寸前の張りつめた雰囲気の
ドレイクに対して、こちらはもっと生へのエネルギーが感じられ、
また音的にはサイケ色が強い感じです。ドレイク程の悲壮感がない分、
こちらの方が聴きやすいという気もします。

爪弾き系ギターに心を奪われたことのある貴兄なら絶対に気に入るで
あろう、A-1は白眉の出来。調弦のような奥ゆかしい出だしは爪弾き系
ギター曲の中でも世界で5指に入るできと言っていいでしょう。
由緒正しい血筋を持つかのようなジェントルな歌声に、くすんだ
ストリングスがからんでくると、そこは一気に王宮要塞の世界。
ダンカン・ブラウン(DUNCAN BROWNE)の例の傑作アルバムをも凌ぐ
圧倒的な吟遊色です!!!

ここから、ややアップテンポなA-2を得てA-3辺りまでくると曲はより
白昼夢色が強くなり、くすんだ花畑で蝶々が待っている中を
スローモーションのように追いかけている遠い昔の自分を遠くから
眺めているような幻想的で頽廃的なムードが圧巻で、思わずシエスタを
とりたくなってきます。

どの曲にも言えることですが、ギターの音色が夢見心地なので、行水の
後の真夏の夕方あたりに聴ければ、その日の夜の生ビールの味は
保証付きです。ただ、いまどき『ぎょうずい』をする人がいるのか
どうかは疑問ですが。

B面は後半に進むにつれ、シリアス色が強くなり、ウェットな
ストリングスが涙腺を直撃するB-5で漂う儚さは半端ではなくなり、
コートの襟(ポロシャツの襟ではありません!)をたてて、木枯らしの
中を歩いているかのようです。

そしてB面ラストのエンディングにはA-1のあのメロディが静かに流れ、
針は幸福の時に終わりを告げるのでありました。


このレコメンド文はどうでしたか?
2008/1/10 クレイジーワールドレコーズ
☆☆


topへ レコメンダーリスト レコセル?

トップへ (C)Copyright 2002. All rights reserved by RespectMusicJapan
webmaster@recosell.com