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Barbed Wire Sandwich / Black Cat Bones
2007.9.3 ORANGE65003  CD
Chauffeur / Death Valley Blues / Feelin' Good / Please Tell Me Baby / Coming Back / Save My Love / Four Women / Sylvester's Blues / Good Lookin' Woman 


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聴いたら燃える
元フリーのメンバーが在籍していたことで有名な、ブリティッシュ・
ヘヴィー・ブルースの名バンドです。ただ、このアルバムにはフリーの
メンバーは参加していません。

誰がつけたか直訳か、『有刺鉄線サンドウィッチ』とういうおどろ
おどろしい邦題に、まず軽くインパクトを受けはしますが、この
タイトルが『悪魔の毒毒モンスター』とかそんなB級映画を連想し、つい
アルバムの内容自体もB級をイメージしていたら、ところがどっこい!
『タイトルちょっと違うよ〜!』と思わず口惜しくなってしまう位の
出来なのです。

ヘヴィ・ブルース・ロックのアルバムは世にあれども、このアルバムに
勝てるヘヴィ・ブルースというのはそうそう見当たるものではありません。
切れ味という点ではもっとすごい作品は他にもありますが、『重さ』と
『にごり』ではこれが一番です。

とにかく全般にわたってにごりまくっています。音色は極太。ギターも、
ベースも、ヴォーカルも。ジャケの怪獣(?)も。

特にひいてしまうのが、A-1のイントロのギターで、この太いことと
言ったらどうですか!?そしておきまりのミドルテンポを刻みだすと、
もうすでに彼らの独壇場で、今日はブルースなんて聴かないから、と、
どんなに頑張ってはいても、ヒクソン道場に殴りこんだ安生洋二です。
つまり絶対勝ち目なしなのです。

しかしそれにしてもこのブルース・ギターは凄い。

暗闇をのたうちまわるアナコンダのようです。ところどころで聴かれる
高い音色の部分はツェッペリンの初期のような雰囲気です。フリーで
有名なれど、フリーより全然重たいサウンドです。A-1はエンディングに
至っても、テイストの1stやジェフ・ベック・グループの1st顔負けの
傍若無人さです。

続くA-2も負けていません。またしてもミドルテンポですが、A-1で既に
参っているので、私などは、かすっただけで簡単にダウンです。前曲に
輪をかけてゆったりと、そして深く重い。まぶたも重い・・・。(?)

そしてギター・ソロはツェッペリンの『貴方を愛し続けて(Sincs I've
Been Loving You)』のMSGライヴのように扇情的で挑発的です。
1分も聴くと濃いアルコール(スピリッツ系)なしでは生きてゆけなく
なります。

ジャケットのデザインもまた相当の濃い味で、こういう場合はジャケット
とは対照的に、音は爽やか〜、というパターンが多いなか、本作は全く
ジャケットを裏切りません。

余談ですが、このレコードもプレスの違いがハッキリしている一枚で、
英国盤の迫力が米盤では落ちているのが残念です。『重み』が違うので、
『凄み』が伝ってこないのです。未体験の方には是非一度、英国
オリジナル盤ならではの重量感を味わって頂きたいと思います。

尚、フランス盤はジャケットの怪獣が逆を向いています。


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2008/2/29 クレイジーワールドレコーズ
☆☆

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ShinSeiDou @TOWER.JP

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