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Story / The Honeybus
2006.1.25 AIRAC-1168 ¥ 2,730 (税込) CD
Story / Black Mourning Band / Scarlet Lady / Fresher Than the Sweetness in Water / He Was Columbus / Ceilings No. 1 / Under the Silent Tree / She's Out There / She Said Yes / Remember Caroline / How Long / Ceilings No. 2 


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聴いたら燃える
ソフトロックという言葉はこのグループのために準備されたと言っても
過言ではないでしょう。ピート・デロ、コリン・ヘアという
ブリティッシュ・フォークの偉人を輩出した今や伝説とされている
グループです。本作はそんな彼らの伝説の(くどい!)デビュー作です。

そのピート・デロは、グループを作っておきながら、デビュー作の
発表時には既に脱退してしまったという、ちょっと無責任な印象も
あるのですが、残されたコリン・ヘア、レイ・ケーンがそんな逆境を
バネにしたかどうかは分かりませんが、ピート・デロの突然の脱退により、
ロクなものにならないのではないか、という大方の予想に反し、ソフト・
ロック史に残る素晴らしい一枚となりました。

A-1のイントロのとてつもない古めかしさからして、もうセピア色一色。

最初の一音は昭和歌謡のような、しみったれそうな危険性を秘めながらも
そうならないギリギリの徳俵でこらえきった感じで、曲が進行していく
ほどに英国臭がどんどん滲み出てくる、甘酸っぱくもくすんだ英国色に
見事に染め上がった驚愕の名曲だと思います。

そういう意味では昭和歌謡の場末と、くすんだ英国は似て非なるも
境界線は実は紙一重なのと新たな発見もありました。

アルバム全体を通して言える事ですが、特にこのあたりの60年代の
サウンドは、初めて耳にしてもなぜか懐かしさがこみ上げてくるから
不思議です。

69年という発表年度の美味しさもあり、ブリティッシュ・ビートの面影も
そこはかとなく残っているところが、まさにこの時代にしか生み出され
なかったであろう一瞬の輝きを捉えた一枚と言えるでしょう。

B面はややコリン・ヘアの色が強くなり、この後の彼の名作(必携)
ソロ・アルバムに相通ずるグレイトな曲のオンパレードです。

そしてプライベートで撮ったものかと思う程、自然な雰囲気なのに、
印象深いジャケットは、名盤であることを約束されたような味わい深い
仕上がりで、当時の雰囲気がそのまま伝わってきているだけでなく、
当の御本人たちは、今もこんなところでつるんでいそうな気さえします。

酒飲みながら『ロックとは!?』みたいな熱い話をするのなら、こんな
雰囲気を作ってみたいところです。


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2008/3/30 クレイジーワールドレコーズ
☆☆

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ShinSeiDou @TOWER.JP

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