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カバー曲は歌い手の善し悪しをハッキリさせる。 ザ・運命の分かれ道。 元の楽曲がどれほど素晴らしくても、 その歌い手の表現力と演奏家たちのアレンジ力によって、 台無しになってしまうことだってある。 むしろ、オリジナルを歌うときよりも、 自分たちの力が試されてしまう。 それは数々のカバー集を聴けば分かるはず。 やる方はそれなりの覚悟が要るんです。 まして、それが、合コンで言うなら、 それぞれが席に着いた瞬間の 「イェーイ!はじめまして!」のタイミング、 自分の第一印象となるときならどうだろう。 皆がメイク崩れもしていないキラキラのときに、 敢えてノーメイクでいくような、 自分の真価が問われることをする。その理由は? そう、素顔に自信があるから! 「ねえ、ねえ、わたしの素顔を見てちょうだい!」 Amazing Carnivalの1stミニアルバム『AC』は、 そういう一枚です。 ボーカル広島綾子とギターの真田晴久、 2人の正式メンバーに加えて、今回のアルバムは、 Special Othersの宮川良太がドラムで、 元オフコースの鈴木康博がギターで参加。 楽曲を頑丈なものにしています。 その中で、伝わってくるのは変幻自在のボーカル。 音がゆらゆら行き来するリズム感抜群の声が、 「わたしのこの声を聴いて!」とばかりに主張します。 でもその主張は裏づけのある主張なんだろう。 鍛錬した人じゃないとこういう声は出せないから。 個人的にはラストのオリジナル作品が良かった。 ルーツはアメリカンミュージックと資料にあるが、 唯一の日本語詩でもあるこの曲を聴いていると、 彼女の声は日本語向きなのじゃないかと思える。 結論を出すにはまだ音源が足りなすぎるのだけれど。 次の作品にも期待できるね、これは。
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