●真鍋吉明(the pillows)の初めて聴いたレゲエ・アルバム
僕が大学生の頃、レゲエ・ミュージックが世界最先端の音楽だったんですよ。その頃はパンクに夢中で、クラッシュがすごい髪型したラスタマンと何かやり始めてるって聞いて、これは聴かねば!と。それで最初に聴いたのがこのアルバム。初めはよくわかんなかったけど……レゲエはボディブローだなって。後から効いてくるんです。聴いた瞬間じゃなくて、いつの間にかしびれてる感じなんですよね。だから、ほんとに音楽の引力があったんだろうな、って。レゲエ・ミュージックって、生きていく意味を音楽から見出すんだっていう、必然として生まれた音楽だと思うんです。夢も希望もない国の中で、若者がどう生きるべきかを示してくれた音楽。決してエンターテイメントじゃない。ウェイラーズで唯一生き残ってるバニー・ウェラーがこんなことを言ってました。「愛とか恋だけでは表現できないことはこの世にあるだろ? ジャマイカではタフじゃないと、すぐ海に投げ捨てられちまうんだ」……怖ぇなぁ、ほんとにタフじゃないとダメなんだな……俺が憧れたのは、そんな〈アニキの世界〉ですね(笑)。
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2008/6/4 音楽と人
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