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真摯に音楽に向き合うって きっとこういうことだ。 いや、音楽だけでなく 彼らは生きることにとても真摯だ。 フジテレビ系北京オリンピックの 中継テーマソングとなっている本作品は とても繊細であり力強いバラードである。 前に進んでいくということ 生きていくということを 綺麗な部分だけでなく 人間の弱さや微妙なぐらつきを 包み隠さずに表現することで この曲を「ただのJ-POP」ではなく 心に響くものにしている。 本作品のみでなく 彼らの今までの楽曲はすべて ただのきれいごとではなく 人間のありのままを歌い それを時には自嘲し 時には嘆き 時には開き直って 最終的にはそれでも進んで行こうと 前を見据えるものとなっている。 それが彼らの持ち味なのである。 そしてきっと本人自身も 作品を発表していくごとに 迷い、苦しみ、涙しながら 前に進んできているんだろう。 レミオロメンのほぼすべての詞は ボーカルである藤巻亮太によるものである。 私は彼の詞を読むたびに 背筋にぞっとするものを感じる。 今回の作品でもそうだった。 なぜこんなにも 日々自分が感じていること すべてを言い当ててしまうのだろうか。 自分の頭の中で 考えることはできても それを適切な言葉や色にして 形にすることはとてつもなく難しい。 感じるものはたくさんあっても それをピタリと表わす言葉を 私たちは知らな過ぎる。 きっと感情をぴたりと表現できる言葉を みつけるには一生あっても足りないと思う。 しかし彼はそれをやってのける。 きっとその作業は 身を削るほどの 苦悩の連続なのではないだろうか。 それでもなお楽曲を発表し続ける。 それはきっと その作業の中で どんなに苦しんでも悩んでも 最終的には答えを見つけ ゴールには届かなくとも 目指し、走り続けることが 大切だということを 彼は知っているからなのだろう。
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