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エリック・クラプトンとの夢の共演で盛り上がりを見せるジェフ・ベック。 私もそうですが、ご覧になった方は、きっと未ださいたまスーパー・ アリーナの興奮冷めやらぬ状態なのではないでしょうか? 個人的には普通にヴォーカル入りのバンドでのジェフ・ベックのプレイが 好きではありますが、ベック・ボガート&アピス以降のジェフ・ベックは ジャンルにとらわれないクロス・オーバーな活動を展開しています。 さて今回ご紹介するアルバムは、伝説のギター・アルバム、『ワイアード (Wired)』のライヴ版(邦題『ライヴ・ワイアー』、原題『Jeff Beck With Jan Hammer Group Live』)で、キーボード奏者、ヤン・ハマー・ グループを従え、彼のキーボードとのガチンコ勝負が異常な緊張感を 生みだしています。 アルバムの感じとしては非常にクロス・オーバーな印象が強く、普通の 人が聴いたら、単なるフュージョン・アルバムのような印象を受けるかも しれませんが、ギターに一家言のある人が聴いたらガラリと印象が 変わってくると思います。 ヤン・ハマーのプレイも決して悪いものではなく、ベックのギターとの 迫真のバトルという感じで、無限のシナジー効果を生みだしています。 特にA-1の『フリーウェイ・ジャム』なんて、もうまさしくフリー ウェイ・ジャムという感じで、遥か彼方からフリーウェイに突入して来る ようなかっこいいイントロ!そしてあのリフ!!! まさにこのふたりがフリーウェイでぶつかりあっているかのようで、 最初から最後まで実にスリリングです。スタジオ盤とは別の曲だと 思ってもいいようなスケールです。 もっとも、私のような素人の人間があーだ、こーだ言う次元ではないこと は言うまでもありませんが、ギターひとつでこれだけ表情豊かに奏で られるのって凄いと思います。ジェフ・ベックが演奏している手元の 映像を拡大動画で保存しておきたい一曲です。 そして、ハイライトはやっぱりB-3! これもカチっとした内容のスタジオ盤にくらべると、ライヴならではの 生々しさに迫力が倍増し、世界中のギター小僧達の血を煮えたぎらせたに 違いありません。完全にヤン・ハマーがノック・アウトされています。 曲としては『レッド・ブーツ』(Led Boots)の方がカッコイイと思うのに このライヴを聴いてしまうと、こっちの方が好きになってしまそうで、 そういう意味ではこのメンバーでの『レッド・ブーツ』のライヴも 聴きたかった…という事になるのですが、とにかく、この曲は凄いのです。 そして中間部に何食わぬ顔して挟まれる『トレイン・ケプト・ア・ ローリン』(Train Kept A Rollin')のリフが、また! ここで更に血が沸き立つこと必至です。
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