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♪♪♪ 映画『コーラス』公開記念特集♪♪♪


4月9日 シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー!

(C) NIPPON HERALD FILMS, Inc.

2004年フランス動員記録1位樹立(870万人動員)
フランスで7人に1人が観た、涙の感動作。

『コーラス』

制作:ジャック・ペラン
監督:クリストフ・バラティエ
音楽:ブルノ・クーレ
主演:ジェラール・ジュニョ、フランソワ・ベルレアン、ジャン=バティスト・モニエ



♪オリジナルサウンドトラック♪


Original Soundtrack
3ヶ月間連続フランス国内チャート1位独走!売上150万枚突破作品!



♪コーラス♪


胸がつまるような97分。
そんなにシリアスで暗い内容ではない。
むしろ子供たちの明るさが元気をくれ、最後には感動させてくれるストーリーのはず。
でも私は、1949年という時代、子供たちが受けた扱いに腹立たしくも憂いを感じた。
そしてその環境をふっきるような、素晴らしい笑顔を観ているのが逆に辛かったのだと思う。

舞台は第二次世界大戦直後のフランス、片田舎の寄宿舎。
そこには大人に見放された子供たちが暮らしていた。
みんな生活が精一杯で、目の行き届かない子供の個性や思想が伸びてしまうことを恐れた。
時代が、可能性ある彼らを押さえつけることを許してしまったのだと思う。
心に闇を持ち荒れる子供たちに、一人の音楽教師が歌うことを教え、合唱隊を育ててゆく…
たくさんの困難にぶつかりながら、合唱隊は多くの人々の心を癒すことになる。

子供たちの歌声はどこまでも美しかった。
くったくなく笑うその瞳と神聖な美声は、すべてを赦し諭してくれるように感じられた。
私は宗教はよく解らないし信仰もないけれど、劇中の歌声に酔いしれている間、自分だけが神の存在をすぐ近くに感じているような気がした。
神と呼んでよいか定かではないそれは、何もかも包み込んでくれる大きな大きな愛なのではないかと思った。十年程しか生きていない幼い子供の歌声の中に、その存在を感じたなんて…
と、今になって思う。
これから、多くの人が劇場で不思議なパワーを感じることになるはず。
それこそがきっと、いつか失われるボーイソプラノだけが持つ神聖さの正体なのだろうな。

時代のシワ寄せは必ず、一番弱い立場に降りかかってくるもの。
よく考えたらそんな環境はどこの国でも…日本にだっていまだに存在し、問題が解決することはきっとない。
現代に生きる私は、次の世代に何をしてあげられるだろう…
そんなことを考えさせられる映画だった。

島根陽子



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