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レコセル特集【初めてのゴスペル】

「ゴスペルってなんとなく知っていて、興味はあるんだけど…」
そんな人、結構たくさんいるんじゃないでしょうか。
「ゴスペルって、聖歌隊だろ?」とか、「黒人音楽だよね」などなど、ゴスペルに対して断片的なイメージを持ってる人も多いでしょう。
そんな人に、もう少し大きくゴスペルを知ってもらうために。
『初めてのゴスペル』、としてヒントを少し。

 みんなが「ゴスペル」って言う時、たいていそれはアメリカの黒人達(African American)が歴史を通して生み出してきた音楽、Black Gospelのことを言ってることが多いけれども、元々Gospelという言葉は、God Spell(神の言葉という意味)から来ています。それは、神さまからのGood News(神さまからのよい知らせ)という意味です。
 だから、本当は黒人のAmazing Graceであろうと、バッハのオルガン曲であろうと、僕のオリジナル曲であろうと、そこに込められた気持ち、伝えたいメッセージがGood News、すなわち、神さまからのよい知らせだったら、それはゴスペル。
(このことは僕のWEB SITEでもう少しつっこんで書いてありますので、よろしければ。)
 そうなんだけれど、音楽の世界では、やっぱり黒人音楽のゴスペルの影響が大きいです。

 ゴスペルの歴史は、大西洋を渡る奴隷船から始まりました。
アフリカ大陸で捕らえられ、奴隷として船に詰め込まれ、アメリカ大陸にたどり着き、そこで母国の文化、言葉、家族から引き離され、ひとりぽっちで生き抜いてきた彼ら。
 彼らは、貧困や差別、あらゆる束縛の真ん中で、目には見えないけれども、自分達の身分ではなく魂を見守って、愛してくれている神さまを信じることで、ココロのなかの自由を得ました。
 やがてそれは、唄となり、名も知れぬ黒人達の神への感謝、悲しみからあふれる祈り、終わらない希望がそこに込められました。後に黒人霊歌(Negro Spirituals)と呼ばれたそうした唄が、ゴスペルのルーツとなります。
 黒人霊歌をベースにして、20世紀に入ってブルースなどとも互いに影響しあいながら、オリジナルの曲がたくさん書かれ、それらはゴスペル・ミュージックと呼ばれ始めます。そこから時代と共にスタイルの変遷を経て、みんなも知ってる「O,Happy Day!」やKirk Franklinなどの現在のゴスペルまでつながっていきます。(もっとゴスペルについて知りたい人は僕の『ゴスペルの本』を読んでね。)

そんなゴスペルのアルバムを僕的にいくつか紹介しましょう。
これいろいろあるけど全部ゴスペルです。
例えば…

●ゴスペルったって、あたしは『天使にラブソングを』観たくらいだわ、という人には
M2K GOSPEL2000 / Various Artists
人の声ってすごいパワー。そんなクワイア(聖歌隊という意味で、このたくさんの人の声 がひとつになる感じは何とも言えない気持ちになります)がいっぱい入っててお得です。

O,Jesus!〜Deep In My Heart / GOOD NEWS PRODUCTION
これはゴスペルを愛する日本人アーティスト達による作品。
ゴスペルのスタンダード曲、オリジナルを交え、深〜いバラードから、クワイアもの、ゴスペルラップまで聴くことができる、お得な作品。僕も歌っています。

●普段からR&Bとかけっこう聴いてまーす、という人には
The Fighting Temptations sound track / V.A.
これは映画のサントラなんだけど、R&B、HIP HOP、Gospelの共通点がよくわかる一枚。

Kingdom Come Sound Track / Various Artists
これまた映画のサントラ。Kirk Franklinが音楽を担当。

●デスチャとかローリンとかR.Kellyとか、自分のよく聴くシンガーのルーツがゴスペル、という人には
Amazing Grace / Aretha Franklin
彼らのルーツとなったアレサ渾身のゴスペル。

●ゴスペルで踊って、フロアで突き抜けるぜ、という方は
Gospel Remixes/9 Favorite Gospel Hits / Various Artists
ゴスペルのハウスミックスです。

Interpretations / Jasper Street Co.
これはフロアでも大人気。

●ネオ・ソウル、オーガニック系というフレーズにピンとくる方には
The Colored Section / donnie
Stevie Wonderの匂いもぷんぷんします。

Chronicles Of The Soul / Montrel Darrett
これセンスいいよ。

●えっ、これもゴスペルって言えるんだ、と実感したい人には
Spiritual People / Speech
まさしくピース&ラヴ。

Let Love Rule / Lenny Kravitz
すごく新鮮で純粋な、Lenny'sゴスペル。

●Carol Kingとかハナレグミとか好きなら、こんなクリスマスアルバムを聴いてみてもいいと思うよ。
Holiday Songs And Lullabies / Shawn Colvin
この優しさ、静けさ。今年もクリスマスです。

Silent Night〜A Christmas Gospel Classic〜
ゴスペルクリスマス定番曲を集めた聴きやすい一枚。

●数あるゴスペル音楽の中から近藤房之助さんがお薦めするのはこちら

The Complete Specialty Recordings Of Sam Cooke With The Soul Stirrers Sam / Sam Cooke
ゴスペルねぇ。・・・やっぱSAM COOKEかな。
最も聴いたゴスペルのアルバムは、SAM COOKEのいた頃のソウル・スターラーズ。
Sam Cooke With The Soul Stirrers / Sam Cooke & the Soul Stirrers


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