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2004年12月29日

レコセル年末年始休暇のお知らせ

レコセルは、2004年12月29日(木) ~ 2005年1月6日(木)まで、誠に勝手ながら年末年始休暇とさせていただきます。

2004年12月29日以降に頂きましたお問い合わせに関しましては2005年1月7日(金)以降のご返答となりますことをご了承ください。


なお、休暇中もサイトの利用・閲覧は行えますが、新規登録・更新がサイト上に反映されるのは2005年1月7日以降となります。

また、商品ご購入のお申込も承りますが、発送が通常より遅れる場合がございます。


ご迷惑をおかけすることとなりますが、何卒ご理解頂きますようお願い申し上げます。

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2004年12月28日

レコセルランキング 2004

今年書かれたレコメンドで、「良かったボタン」が押された回数を元に集計しました。

◆第10位
 月凪~the world of eth-musica~ / 東京エスムジカ

 2004年はこの新人アーティストで決まり。ちょっと気が早いけれど、予言しておきたい。



残りも全部見る

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2004年12月27日

american idiot / GREEN DAY

タイトルは“american idiot”。“idiot”とは「ばか者,まぬけ」の事らしい。CDには『現在のアメリカを彼らならではの視点で捉えた意欲作』と書いたシールが貼ってある。そしてどうやら中身は“パンク・オペラ”らしい。しかしどうも手が伸びなかった。

アルバム“ドゥーキー”が大好きで、“バスケットケース”を何百回も聞き、怒濤のライヴビデオを繰り返し見続けた私は、その後のグリーンディも新しいアルバムがリリースされるたびに買い続けてきた。渋谷AXの来日ライヴも行った。しかし、その感動はやっぱり“ドゥーキー”を聴いたときの心躍る感じを超えるものではなくて、だんだんいろんな曲が同じように聞こえてきてしまって、実はちょっと「また同じでしょ」的に思ってしまっていたのだ。すみません。

しかし、今回も偶然TVでプロモビデオをみた時、急に私は自分が間違っていたことを知った。今回のアルバムは違う! 

バンドを始めたばっかのガキんちょの素敵な初期衝動や、真似してみたくなる、というか自分にもできそーな気分にさせてくれるわかりやすさは健在ながら、すごい凝ってる。9分以上あるどんどん展開していく曲も2曲入ってるし、明るく元気なばかりでなく陰鬱な怒りや憤りも入ってる。“american
idiot”というコンセプトがはっきりあるからか軸がはっきりしていて、「伝えようとしてくれてる」ことがわかるアルバム。派手さはないけど、「伝わってくる」アルバム。

パンクというサウンドスタイルでこんなことも出来たのかという意味でもすごく面白い、ほんと、意欲作。グリーンディはやっぱすげえな。他のバンドとは違うんだな。メロディが好きだな、ギターの音もいつもカッコ良いな。

私は輸入盤を買ってしまったのだが、これは失敗。手書き風の歌詞カードにはところどころ大きく書かれた文字や下線の引いてある箇所や太く書かれた文字がある。歌詞の意味が知りたくて辞書をひきたくなる。なので、これから購入を考えてる方は是非とも日本盤をおすすめします。私も頑張ってところどころ訳しながら聴きます。だいたいの歌詞の意味がわかったところで、またあらためて感動できるアルバムだと思うので。



中山加奈子

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2004年12月26日

パズル / Tahiti 80

フランスからボンジューール。タヒチ80の登場だ。今回レコメンドするのは、彼らの1STアルバム、パズルだ。これを聴くと、なんともまあ、おしゃれなバンドは世界中にいるもんだと改めて思う。

メンバーはフランスのお兄ちゃん4人。ただしフランス語ではなく英語で歌っている。この点をメンバーは

「ポップ・ミュージックを歌うなら英語で歌わなきゃ」

と話している。言葉の響き、リズム感の点でも英語が良いらしい。この辺、自分達の信念というか考えをもっていて大いに共感できる。そしてサウンドを聴いた限り、彼らのその考えは間違いではないことが良くわかる。

真っ白いキャンパスに七色を一滴。ボッサとエレクトニカの絵の具を混ぜ、ポップミュージックという細筆を使い、見事な絵を描く。そして仕上げに、絵が傷つかないように英語でカバーリングを施している。それが彼らの仕事、彼らの才能だ。英語で歌われているからといって、タヒチ80がアメリカやイギリスのギター・ポップと大差ないじゃないかという印象を受けるかもしれない。しかし、どこまでも柔らかい印象のサウンドは、アメリカ・イギリスのバンドのそれとは異なる印象を受ける。きっとフレンチ・ポップというその土地特有のサウンドの感覚も混じっているからだろう。

「Yellow Butterfly」、「Heartbeat」、「Easy Way Out」 などの曲からフレンチの匂いとイギリスの香りが交互に漂ってくる。ポップ・ミュージックは国境、海峡を簡単に越えていくものなのだと感じた。このタヒチ80のパズルというアルバムの中には、ヨーロッピアン・ポップスの軟風が優しく流れている。

オレ様
うるお

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2004年12月25日

アフリカ・シュライン / フェミ・クティ

60・70年代のアフリカの大地は諸国の植民地からの独立と黒人解放運動で常に騒がしく世界でもっとも暑い大地であった。そんな中黒人解放運動の闘志でありミュージシャンでもあるフェラ・クティはジャズとファンクを融合させたアフロビートを生み出し、後のサリフ・ケイタやユッスー・ンドゥールらアフリカ出身ミュージシャンたちの活躍の先鞭となっていく。フェラは惜しくも1997年に死去したが、その魂と音楽は息子フェミ・クティに余すことなく受け継がれ、フェミは父の残した偉大な財産である、”アフロビート”をよりアジティショナルに、パーカッシブルに推し進め、発展させていく。

今作は、そんなフェミのうまれ故郷でもありアフロビートの古里でもある、ナイジェリアの首都ラゴスのライブハウス”アフリカ・シュライン”で行われたライブを収録したアルバム。演奏者としてのフェミは正直ボーカルもサックスもとしては特別上手い方ではないが、曲間にオーディエンスに呼びかけながらのボーカル、哀愁のプレイには得体の知れないパワーがある。そして総勢28名のバンドからなる音の迫力とグルーヴはいつだって僕らを躍らせる。現代のジャズやポップスはほとんどがアフリカ起源であることは言うまでもないが、より泥臭く、生の息吹を伴ったアフリカ音楽も世界に大きく開かれはじめている。アフリカを取り巻く状況は、音楽は、30年前とは大きく変わった。それはフェラ、フェミ・クティ親子らの解放運動への戦いの副産物かもしれない。彼らの戦いは常に音楽と供にあったのだから!


東京エスムジカ
早川大地

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2004年12月24日

White Light / Gene Clark

これも古いアルバムなんだけど、ロス辺り、アメリカの西の方を中心に活動していた、バーズ(The Byrds 1965年結成)っていうバンドがあって。そこの最初のメンバーだったジーン・クラーク(G./Vo.)の、74年のソロアルバムです。
初めての彼のソロだけど、このアルバムを聴く前に何となく噂で、自分のルーツみたいなことをやってるって聞いてたんです。だから、実際聴いてみてバーズとイメージは全然違ったけど、これは、ぴたっと来た。俺、70年代前半のこういう感じの音楽好きなんですよ。

バーズとしてはいっぱい有名な曲があるんだけど、そっちはもっときらきらしてて、ポップで、軽やかな感じ。リーダーのロジャー・マッギン(Vo./G.)もソロを出したんだけど、それはバーズと同じような音かな。だけど、彼(ジーン・クラーク)のソロはもう本当こんな、土臭い感じ。バーズを辞めた後に、彼は何枚かソロを出してるんだけど、このアルバムが一番、アコースティックな感じ。カントリーがけっこう入ってたりもして。

これは、あったかい音だな。家であったかくなりたい時に、お湯割り飲みながら聴きたいみたいな(笑)。バーズもいいけど、一人で聴く時とかは、やっぱりこっちの方がいいな。

ルースターズの後のソロになった頃、アメリカに行く機会が多かったのね。撮影で、カリフォルニアから砂漠に入ってネバダに行ったり、南部はアラバマ州へ行ったり、中西部のシカゴとかメンフィスをまわったりね。ニューオリンズに行った時は、ジャズ・ヘリテージ・フェスティバルっていうのをやっていて、そのフェスティバルは一週間くらいやっているから、じっくり観ることが出来たんです。うん、ずっと観てたなぁ・・・。このアルバムを聴くと、その時のことが蘇ってくる。音楽って、よく聴いていた頃の時代とか、その時自分がしていたこととかを思い出させるんだよね。

俺、このジャケットも好きですね。アメリカの砂漠の風景を想い出したりもするし。これは、30センチのアルバム(LP)で部屋に欲しいくらいだな。裏ジャケは本人なんだけど、この時に既に今でも死にそうな感じでしょ。ドラッグで、もうこの世にいないんですよね・・・。

砂漠とか何か、自然のイメージが感じられる音って、俺は聴いててすごく、心地よくて。
ルースターズを始めた頃は、リアルタイムでパンクの頃だったから、よくそういう音楽を聴いてたんだけど、元々、アコースティックな感じは好きなんですよ。自分の中では、もうずっと昔からあったの。こういうのは、最近というか、歳とって、素直に聴けるようになった気がするな。


花田裕之

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2004年12月23日

TRAIN-TRAIN / THE BLUE HEARTS

松本素生(GOING UNDER GROUND)が選ぶ影響を受けた1枚

 これはほんとに、いつ聴いてもまったく色褪せないというか。いちばん最初に聴いたのは、プレゼントでもらったカセットテープ。もらったその日は熱があって、外に出られないからずーっとずーっと家で聴いてましたね。ほんとになんて表現したらいいかわかんないんですけど、すごい衝撃で。そんなの後にも先にもそれ1回だけ。もう、いてもたってもいられない感じなんですよ。「うぁぁ~~っ」って、声変わりしてない声でずーっと叫んでましたもん(笑)。とにかく、ものすごい興奮したのは覚えてる。

 このアルバムでいちばん好きなのは「僕の右手」の2番。〈(急に唄い出す→)♪人間はみんな弱いけど夢は必ず叶うんだ~、今日も明日も明後日も何かを探すでしょう~〉で、次、次! 〈♪今にも目からこぼれそうな~〉そこでアコギのリフみたいなのがかぶってくるじゃないですか。あそこで、どわーーっ!!ときて〈♪涙のワケが言えません~〉って、これはほんとにヤバいっすね~。

 本人に会ったときは、自分がファンだってことは言いませんでしたね。あ、そのときマーシーに「前に○○スタジオで1回会ったよね」って言われたんですよ。それって、まだマーシーが全然俺らのこと知らないときで、ただ横を通り過ぎて「お疲れさまです」って言っただけだったんですよ。そのとき、俺はレーザーディスクを返すフリして、マーシーを見てやろうと思って行ったんですけど(笑)。その1回限りだったのに「スタジオで会ったよね」なんて……もうほんと、あんなことはない!(感激)。やっぱり、ヒロトとマーシーに会えたことはすごい感動した。それはたぶん、音楽やってきた自分へのご褒美だろうなって。だって、俺にとってそれ以上のご褒美ってほんとにないですもん!


音楽と人

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2004年12月22日

My Everything / Anita Baker

 なんと10年ぶりの新録スタジオ盤が登場。ちょっと前にライヴ盤(未聴。昔の音源だっけ?)が出たなぁと思ってたら、復活前夜だったってことですか。しかも、ノラ・ジョーンズ以降絶好調のBlue Noteからのリリース。アル・グリーンの新譜もBlue Noteだったし、もうジャズのレーベルって言えないかもしれないけど、そんなことはどうでもいいくらい、この新作はいい。日本でもそれなりに話題になるだろうけど、アメリカでは想像もできないくらいこの復活劇が話題になってるらしい。今いちばん旬な男、カニエ・ウェストが歌の中にアニタの名前を織り込んでリスペクトしてるってんだから、これは相当なもの。アダルド・コンテンポラリー局ではヘヴィ・ローテ必至でしょう。

 アニタ・ベイカーといえば「Sweet Love」ほか大ヒット曲いっぱい、グラミーも何回も受賞した、80年代の顔役の一人だった。ブラック・コンテンポラリー全盛の時代。アニタの"カセット"(CDじゃないよ)をかけながら、首都高から湾岸方面へ、ナヴィシートには・・・って、そんときは運転できる年齢じゃなかったけど、オレ。逆に、部屋で聴くんなら1人がいい。ポップでムーディーでスウィートでシルキーな、まさに夜のBGMなイメージだった。
 もともとはChapter 8というグループにいた人で、同じグループにいたマイケル J パウエルも、ポップな歌もの系ブラコンを得意とするプロデューサーとして成功している。もちろん、アニタにもその影響は大きい。ソウルミュージックとジャズがクロスオーヴァーしていく中で、ランディ・クロフォードなんかよりもソウル寄りな人って感じかな。

 で、この新作。1曲目のイントロから往年のアニタ節炸裂。アニタファンだった人なら、1曲目のイントロ5秒で買うと決めるはず。そのスムースなメロディは全く当時のまま。しかし、声は現在46歳という年齢の分だけ深みを増して、聴く者の耳に優しく届く。サウンド・プロダクションは至極王道な演奏なのに、妙に新しく感じる。それだけ今の音楽がいじくりまわされているということでしょう。いい曲といい演奏があればそれでいいのよ。80年代の焼き直しとかじゃなくて、当時から時代を超えた音楽を作ってたってことなのかもね。「Like You Used To Do」はベイビーフェイスとのデュエット。そうだよな。かのベイビーフェイス様だって、相当影響受けてるんだろうな。全10曲ハズレなし。即買いです。なお、日本盤はジャケが違うようなので。

 個人的な喜びをもう1つ。ギタリストのクレジットにポール・ジャクソンJrの名前を発見! あああ、六本木のPIT-INNで見てぇ~。

いけたな

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2004年12月21日

LOVE/HATE / ART-SCHOOL

危うい!なんて危ういんだ!

初めにこのアルバムを聞いたときに思ったことである。
繊細すぎて触るのが怖くて、手を触れることで自分も他人も傷つけてしまう錯覚に陥る。
割れてしまったガラスを拾うときの慎重さと緊張がなければ
Vo&Gtの木下泣き声に似た叫びの中に自分が消されてしまいそうなのだ。
細い細い銃口から惜しみなく放たれるARTの殺気と愛に苦しさを覚えながらも
最後まで聞かずにはいられない楽曲たち。
苦しさを感じたのはあまりに弾丸が大きく危険な香りを放っていたから
それを受け止めるには苦しさも伴う作業かもしれない。


@まぎー

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2004年12月20日

J.J.'s Broadway / J.J. Johnson

問答無用、ジャズトロンボーンの父、J.J.ジョンソンの1963年のアルバム。
タイトル通り全編ブロードウェイで使われた曲で構成されたコンセプチャルなセッショ
ン。
今から15年程前、私は渋谷毅さん、坂田明さん、片山広明さん、原田依幸さん、石渡明広さん、千野秀一さん、篠田昌己さん達、当時「フォーム」にこだわらない前衛的なバンド、セッションに参加していたのだが、この形体で数年演奏しているうちに「フォーム」に対して非常に関心が高まった。つまり、ある一定のルールの中での「自由」を求めるということだ。それまでジャズトロンボーン奏者であるにも関わらず、J.Jに全く関心がなかったのだが、この時期から急速にJ.Jの演奏スタイル、ポリシ-に入り込んでいった。

具体的にどんなところが惹かれたかというと、まず非常に演奏する以前の段階(つまり、作曲、アレンジ、メンバー選択、フレージングの構想)の構築美、クールさ、それに対して演奏は非常にホットという部分。
彼の曲、アレンジ、ソロは非常に練られて作られたもので、ある意味構築美の境地といってもいい。このアルバムは曲によっていくつかのフォーマットで演奏している。J.J+4トロンボーン、J.J+4トロンボーン+bs+drs、J.J+4トロンボーンbs+drs+pf、.J+pf+bs+drsと見事に曲のコンセプトで編成を使い分けている。結果的にアルバムを通して全曲トロンボーンがメインの音楽であっても飽きない。(これとっても大事なことだと思う)4トロンボーンのアンサンブルでも曲によってミュートを使っていたり、ベースもピアノの音使いもかなり具体的に譜面で指示されているのがよくわかる。そういったサウンドをすべて包括してJ.Jサウンドなのだ。

一時期、彼と2トロンボーンのチームを作って活動して、人気を二分していた白人トロンボーン奏者カイウィンディングも今回のようなコンセプチャルなアルバムをたくさんリリースしていたがカイの場合、アレンジは本人ではなく、職業アレンジャー(トロンボーン奏者でない)に委ねられているせいかそのサウンドがカイのサウンドという感じではない。極端な比較をしてしまうとJ.Jが重く、地味なのに対してカイの方は軽くで派手といった感じであろうか。

このアルバムはとにかくどの曲のどの部分においても丁寧なのだ。彼の生前、一度対談させていただいたのだが、彼の語り口、仕草どれをとってもインテリジェンス溢れ、ビジネスライクでない生粋のクリエーターという印象で、彼の演奏、作品すべてにシンクロする。

思い切りJ.Jにはまっていた時代に片っ端からJ.Jのアルバムを収集したのだが、当時(15年程前)はアナログの中古を探しまくるしか手段がなかった。このアルバムも大枚をはたいて仕事で滞在していた大阪にある中古レコード屋で手に入れた。ここ10年ほどトロンボーン奏者のリーダーアルバムは聴かなくなってしまったが、このCDが世界初CD化ということで何となく再び購入して聴いてみてかなり懐かしさを感じつつも未だにサウンドは新しさを感じた。このアルバムから学ぶこと多しである。また「クール」と「ホット」の絶妙なバランスには恐れ入ります。


村田陽一

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2004年12月19日

レッド・ツェッペリン DVD / Led Zeppelin

DVD.レッドツェッペリン 「天国への階段」     

  職場にマリオブラザーズに似た男がいる。実はこの男とはとても、
 不思議な縁でつながっていることがわかった。
  縁とは本当に不思議なもので、私の故郷である大田舎でこの男の
 父親は駅長さんをしていたのだ。
  私はその国鉄線の早朝と夕方と1日にわずか2本しかないダイヤ
 の列車によく乗っていたので、きっとこの男の父親ともきっと顔を
 会わせていたに違いない。なんせ、1日2本の国鉄電車だから、
 駅だってとってもちっちゃなそれはかわいいもので、駅員も何人も
 いなかったことは記憶している。
  さらに、私はこの男と知らない内に同じ空間にいたことも同郷だと
 いうことから話しをしているうちにわかってきた。
  私が高校時代からなけなしのお金をはたいて、見に行ったコンサー
 トを彼もやはり見に行っていたのである。そんなことがわかると、な
 んとも不思議な感情を持つようになる。
  同じ空間で同じ時間を知らない間に共有し、感動していたことが、
 わかり、コンサートの場面やミュージシャンのしぐさや言葉を同じよう
 に、見つめていたことがわかってくる。それから、20年以上して、
 私とこと男は職場で出会う。さらに、同郷だともわかる。
 まるで、誰かが雲の上の天上で、おもしろがって操作しているんじゃ
 ないなんだろうかとさえ感じてしまう。しかし、きっと、縁とは、
 好む相手、好まざる相手に関わらずに、この世でふれあい、どこかの時
 代でぎこちなかったり、うまくいかなったもの同士が、この世で関係を
 修復しあい、円となって完成するようにできているかもしれない。
 よって縁は円なのだ。だから、日本の国旗は和をシンボライズする円
 なのだ。と確信している私であるが、、、、。
 宇宙の流れ(法則)がすべてを帳消しにして、調和に向かって流れて
 いるというのだから、きっとそうだろう。
  この男が最近、私のところに当時の憧れのミュージシャンのDVDを
 持ってくる。
 ブルーズの親玉の「B.Bキング」。これなどは、楽しませてもらいよ
 かったが、次は「ジェフベック」、「レッドツェッペリン」と続くの
 である。私はベックはあまり好きではないが、レッドツェッペリンは
 かなり聞き込み、アルバムすべてギターでコピーしていたほどだった。
 しかし、その熱も冷め、私はビートミュージックやレゲエやブルースを
 好んで聞くようになっていた。
 もう、ずいぶんあの日から遠くまで歩いて来ていたのだ。しかし、この
 男に借りたDVDだから、早めに見て返さないといけない。
 しぶしぶ、今さらな・・・などと思いつつ、愛しのマッキントッシュに
 ツェッペリンをセットする。
 うむ。・・・・・むむむ。。。むおー。。。。ふひょー!!!
 ジミーペイジはやっぱりかっこいい!ボンゾのドラムはやはり、化け物だ!
 こんなバンドはやはり、あれ以来、もう登場しない。化け物だ!
 忘れていたエネルギーが呪いの力のようにわき起こる。
 思えば、ツェッペリンの「天国への階段」の詩を読み、私の人生は変わって
 しまったのである。DVDでは、ロバートプラントが詩を変えて歌っていた。
 
 「天の笛吹きたちは、我々のために調べを奏で続け
  やがてひとつの結論へと導いてくれるだろう
  天へのきざはしは、小川せせらぎ、木々の鳥の歌声、
  風のざわめきの中にこそあると
  道を下っていくならば、陰は我々の魂より高くなっていく
  しかし、すべてを理解した我々は白い光をかかげ
  この世のすべてのものがどのようにして黄金に変わるかを
  しめすことができる
  そうして何が起ころうとも岩となり
  我々は決して揺らぐことのないものに成り得るだろう」
  
 私はいろんなことを思い出した。そうして、まだまだ岩のように
 揺らぐことのない自分ではないことに気づいた。
 TO BE ROCK AND NOT TO ROOLという最後の詩の一行の意味を考えて
 しまう。あれから、ずいぶん遠くまで来てしまっているのに。
 思えば、12月、、、、今年も終わろうとしている。そうして、
 12月と言えば、12月8日が思い出される。開戦記念日と人は言う。
 お釈迦さまが悟りを開かれた日(成道の日)とも言う。私にとっては、
 1980年12月8日だ。ジョンレノンが逝った日だ。
 12月8日は毎年あの日から小春日和で雲が浮かび晴天が続いている。
 今年の12月8日も天国の一日のように白い雲が輝き、青い空が光るのだろうか。

おんぴこりん

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2004年12月18日

STUDIO GHIBLI SONGS / Various Artists

 ハウルの動く城観てきたよ。
めっちゃヨカッタ。楽しかった~。
なんつっても今回も音楽がステキな彩りを加えていたよ。
宮崎アニメにはいつも主題歌ってのがあるんですけど、
僕が一番好きな主題歌は、紅の豚の「時には昔の話を」だなぁ。
エンディングでこの曲のイントロ聴いただけでゾワワワ~。
加藤登紀子さんの声が聴こえてゾワワワ~。
ホントにねぇ、良い「唄」なん。
その歌詞は、オトナになってから学生時代の思い出や
友人たちに思いを馳せてる気持ちが綴られていて、
センチキブンにどっぷりです。
実はガロンでもアコギライブで何度か演奏してる曲なんで、
またいつかやってみたいと思ってます。
時には昔の話を、そんな風に過去を大切に
共有できる人や場所が僕の宝物で、
未来に繋がっていくんだと思います。
時には昔の話をしてみましょう。

「ハウルの動く城」サウンドトラック / 久石譲
ハウルの動く城観てきたよ。なんつっても今回も音楽がステキな彩りを加えていたよ。


GALLON
アイダジュン

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2004年12月17日

初めてのゴスペル

「ゴスペルってなんとなく知っていて、興味はあるんだけど…」
そんな人、結構たくさんいるんじゃないでしょうか。
「ゴスペルって、聖歌隊だろ?」とか、「黒人音楽だよね」などなど、ゴスペルに対して断片的なイメージを持ってる人も多いでしょう。
そんな人に、もう少し大きくゴスペルを知ってもらうために。
『初めてのゴスペル』、としてヒントを少し...

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塩谷達也

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DEAR CATASTROPHE WAITRESS / BELLE & SEBASTIAN

ベルセバの、オリジナルとしては5枚目。
BELLE & SEBASTIANという単語を聞いただけで、心奪われて一瞬我を忘れてしまう様なリスナー(自分です笑>)にとって、まさに狂喜してしまうアルバム。こんな無邪気に楽しいベルセバ初めて。
メンバー変動、レーベル移籍といったバンドとしての転換期に加え、ベルセバの今までの世界観を考えると「???」としか考えられなかったトレヴァー・ホーンによるプロデュースという情報からくる不安を、笑い話にしてしまうくらいのパワーを持ってます。
まず耳を奪われるのは、一つ一つの音や声のメリハリが際立っていること。今までどちらかと言うと曲線的な音作りだったのが、今回はやや直線的な印象を受けます。
更に曲の展開が目まぐるしく、全ての曲が躍動感にあふれて踊りまくってます。今までは「静」と「動」を使い分けていた所を今作では完全に「動」モード。
ベルセバ独特の胸を締め付けられるようなメランコリックな曲があまり無いのだけど、それを差し引いても余りある位の満足度。

ヨシオカ

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2004年12月16日

9月のマリー / 夏木マリ

かなり、フレンチ色が強くて、お洒落度高し。。
どちらかと言うと、荒削りで、隙間のある音楽が好きな私。
そんな私にしたら、これはありえないサウンドだ。

でもそれは夏木マリの声、存在とのバランスで何とも渋く、かっこいい事になっている。落ち着いた彼女の声、大人の色気。こんな風に歌えるなら私もこんなサウンドで歌ってみたいと思うのだ。素敵に年を重ねた女性が歌う事ができる曲たち。と感じる。

せっかく女に生まれたのだから、いずれは、赤いマニキュアでもして、
煙草片手に(ちなみに私は喫煙者じゃございませんが)、渋い男性バックバンドを
したがえて、「むかしの話をしましょう」なんて、サラっとこんな歌を歌いたいもの。

夢がひとつできたな。。。


anoa

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2004年12月15日

NEW BEST 大貫妙子 / 大貫妙子

 まず、このジャケットの中のミュージシャン・クレジット・・・すごいんですよ!
大貫妙子さんのアルバムはいつも、その時々の旬の大物ミュージシャンは全部網羅されているといっても過言ではないくらい。

坂本龍一さんはじめ、もちろん細野晴臣さんや、ドラムの渡嘉敷裕一さんや、かしぶち哲朗さん、ギターの大村憲司さん、村松邦男さん、鈴木茂さん、吉川忠英さん、松原正樹さん、山下達郎さん、などなど・・・(まだまだ続く)。知らない人はいないと言えるくらい豪華!日本のポップスができたのは、この人たちのおかげやー! という感じで全部ここに集まったような顔ぶれですよね。こうやって沢山の大御所の人たちを集めても、全体として大貫妙子一色にする、この方の現場しきり能力って凄いなぁって、いっつも思うんですよ。

ミュージシャンっていうのは、一緒に演奏していて面白い作用というのは、もちろんあるんですけど、凄い人はそれなりにカラーも凄かったりするので、それを、どうやって自分の曲に混ぜていくのかって難しいところですよね。例えは悪いけど、犬ぞりみたいなもんですよね(笑)。みんながみんなわーっとやってると犬ぞりがひっくり返るみたいな感じで。飴と鞭じゃないですけど、うまくコントロールしながら自分の行きたいところに行けるように、みんなを頑張らせるというのがプロデューサーの仕事だと思うんですけど、この方のプロデューサーぶりっていうのは、そういう意味で言うと、職人芸に達しているなぁと非常に思うわけです。

大貫妙子さんの曲って、ヨーロピアンな雰囲気があったり、インドアなイメージの詞が多いんですけど、実際ご本人に会ってみるとヒジョー!! に体育会系の方で、アウトドア大好きで、凄い気っ風がいいんですよ。そのばっさりあっさりしている感とのギャップもまた不思議で、魅力的なところでもありますね。


種ともこ

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2004年12月14日

Hajime Yoshizawa / 吉澤はじめ

 ブラジリアンと冠が付いた音楽が続々とリリースされている昨今ですが、中にはブラジルの空気感というか、それこそサウダージな気分というのはソコソコだったりするモノも。と言ってもコチラはどちらかと言えば、ヨーロピアン・テイストが若干強めな感じなんですが・・・。ということで、元MONDO GROSSO、現COSMIC VILLAGE等の吉澤はじめ本人名義のメジャー初リリースとなるアルバムです。
1曲目は“カフェラッテ”のCMでも耳馴染みのあることと思いますが、パッと聴いて惹きつけられるほどポップスとしても完成度が高いってことですね。

<HMV数寄屋橋店 村崎>

aquarela / norinha(ノリーニャ)
5曲目でヴォーカル/作詞に参加しているこちらのアーティストも僕のお薦めです。

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ナイチョ!

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2004年12月13日

Franz Ferdinand / FRANZ FERDINAND

我が家にはスカパー!が入ってる。一昨年の暮れに民放に嫌気がさして導入したのだ。例えば深夜のくっっだらねえショッピング番組や、オチのないカラ騒ぎじゃ、せっかくのダック・ジャニエル君が台無しだー! そんな時、誰かの新しいPVや、熱いライヴや、可愛い動物や、懐かしいアニメが観れたら、しあーせ! そう思ったのだ。

スカパー!ガイドも毎月買って蛍光ペン片手に隅々までいろんな番組をチェックした。そしてそれを逃してなるものかと血相変えて録画しまっくった。しかし、それが続いたのも約半年。「飽きた」そう思った瞬間に、私はまた民放の買う気もねえエクササイズマシーンや、虫や鳥たちの生態や、知らない街の景色をつまみにダック君を呑む羽目に陥っていたのである。

そんなある日なにげなく久し振りにつけてみたスカパー!。新作PVの番組で、私が出逢ったのが今回ご紹介するフランツ・フェルディナンドだ。

全員がタイトなスーツ姿にピシッとなでつけた髪型。モダンでおしゃれな感じ。一瞬、トーキング・ヘッズみたいな感じ。見るからに7,80年代の雰囲気が。「これが新しいバンド?」と思った。興味をひかれ画面に見入った。そして魅せられた。このPVじつにバカっぽい。真面目な格好で真面目な顔で内容は最高にバカ。これは私にとってものごついカッコイイこと。そしてサウンド。私が好きなウルトラヴォックスの“NEW EUROPEANS”のギターのカッティングに似てる。おーおーカッコイイじゃん。

彼らは '01年に結成されたイギリスの4人組バンド。バンド名はサラエボ事件で暗殺されたオーストリア皇太子の名前らしい。アルバム・デビュー前にNMEで2度の表誌を飾り、
「NME2004年のホット・リスト」でナンバー・ワンを獲得。イギリスでは2月にリリースした1stアルバムで全英チャート3位に初登場だって。日本ではこの6月に発売されたこのアルバム。その頃からCD屋でジャケットは見てたのよね。でもさ、このジャケットだけじゃ中身が想像できずに「ふーん」な感じで素通り。今回「Franz Ferdinand」と書いたメモを片手にCD屋に走ってこのジャケットを発見したとき「なんだ、チミだったのね!?」と思いました。そうと判るといきなりこのジャケットがバンドと合ってるセンスの良いものに見えてくるから不思議。

私がPVを観た“this fire”は凄くカッコイイ曲。ギターの切り方や絡み方が好き。低音系ヴォーカルと同時に歌ってる調子っぱずれのコーラスも素敵。他にも、ちょっと懐かしい曲調の面白い曲が多数収録されています。演奏がちょっとヘタッピな感じも魅力の一部です。薄暗いディスコでギンギラの紙吹雪無き散らして踊りたい感じかな。

そうそう、このバンドのポリシーは“女の子達が踊れるような音楽を作ろう!”だそうです。私ももうちょっと早くスカパー!見てれば11月末に行われた日本公演で踊れたのになあ。残念!


中山加奈子

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2004年12月12日

December 20th Anniversary Edition / George Winston

 「ジョイ(主よ、人の望みの喜びよ)」
透き通るピアノの音
「ジョージ・ウィンストン」(George Winston:アメリカ)

 ウィンダム・ヒル・レコードといえば清んだ透明なサウンドを提供してくれました。

 「ジョージ・ウィンストン」のピアノは透明に静寂に清らかに響き渡り聴いていると心が洗われるようです。世間の苦悩を忘れさせて別世界につれていってくれます。

 「ジョージ・ウィンストン」は当時ウィンダム・ヒル・レコードから4部作をだしました。オータム、ウィンター・イントゥ・スピリング、ディセンバー、サマーと。全部は聴けなかったのですが、あこがれ/愛という曲は天気予報の挿入歌にも使われました。ディセンバーは特に気に入ってよく聴いていました。ピアノ曲を聴くのが好きな私としては当時聴くことが多かったです。

 ピアノですからジャズが多いですが、「ジョージ・ウィンストン」もジャズの影響を受けていますが、音の美しさ透明さの独自のスタイルから、ジャズの即興音楽とは異なります。 

 「ジョイ」(主よ、人の望みの喜びよ)は有名なバッハの曲です。改めて紹介するまでもないですし名演は他にもたくさんあります。個人的にはこの曲が大好きで、またバッハこそ世界最大の音楽家と思っていますが、「ジョージ・ウィンストン」はピアノで透明に清らかにこれ以上無いほど美しく弾くのです。

triton

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2004年12月11日

プレイズ・クリスマス・ソングス / マリンバ・トロピカーナ

マリンバ・トロピカーナ待望の3rdアルバムは、世界的にも珍しいマリンバ・アンサンブルとストリングス、木管楽器の組み合わせによるクリスマス・アルバムです。
コロコロ鳴る木の音色が心地良いマリンバに、ウクレレ、ラテン・パーカッションも加わり、真冬でも南の島にいるかのようなあったかいクリスマスが迎えられます。
また、読響コンサートマスターでバイオリンの小森谷 巧氏、N響主席でチェロの木越 洋氏、読響主席でフルートの一戸 敦氏等による豪華な編成のオーケストラは、スタンダードなクリスマス・ソングをより優雅で美しいものにしています。
矢吹申彦氏による素敵な描き下ろしイラスト・ジャケットにも注目!


リスペクト レコード

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クリスマス特集







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2004年12月10日

モンゴルの歌 草原のオルティンドー / ナムジリーン・ノロブバンザト

草原の冷たい空気を歌が、声が、切り裂く。空と地面の間、はるか地平線まで、声が空気を世界を支配する。そんな光景を浮かび上がらせるモンゴルの歌、オルティンドー。力強い絶唱は人間の楽器としての可能性を問いかけ、自然と肉体の究極的な共存を具現化する。そのオルティンドーの代表的歌手、まさにモンゴルの至宝であるノロウバンザドの超絶技巧をはじめ、ホーミーやボギノドーなどモンゴルの多種多様な歌世界が楽しめるのがこれ。高音・低音自由自在、肉体を駆使して自然体の音楽ってのはこういうもんだってことをわれわれに思い知らせてくれる。さっそくこのCDをステレオにセット、最高級のヘッドホンをつけて目を閉じてみよう。そこはもうモンゴルの大草原だ、遊牧民だ、チンギスハーンだ、ジンギスカンだ。しかし、ジン♪、ジン♪、ジンギスカーン♪はドイツの曲だったりするので要注意だ。さらに、伴奏を受け持つモリンホール(馬頭琴)の草原のチェロとも呼ばれる美しい音色にも注目。


東京エスムジカ
早川大地

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2004年12月09日

ユニバーサル・コンシャスネス / アリス・コルトレーン

アリスはコルトレーンの奥さんで、私人としてはコルトレーンという一人の男性に、公人としてはコルトレーンという強烈なオリジナリティの塊のような音楽に終始物静かに、ピッタリと寄り添ってたような人なんだけど、民族音楽やインド哲学、宗教学などの知識と理解はコルトレーンよりも深く、コルトレーンに色々な事を教えていたそうだ。事実アリス参加後のコルトレーンの音楽性は「激烈なフリー・ミュージック」を経て「瞑想的な静けさが支配するもの」へと変わっていった(変化のちょうど入り口でコルトレーンの急死がある)。そのコルトレーンの音楽的な変化に究極的な影響を与えたのがアリス・コルトレーンというアーティストの音楽性だったと思う。

そんなアリスの「スピリチュアルな」と言おうか、宗教的であり、根源的な祝祭のムードを色濃く持っている個性はどのアルバムでも存分に発揮されているが、極めつけはコレ。フリーキーな演奏で押しまくる前半に続いて、中盤~後半ではインド音楽を彼女のセンスで消化したナンバーのオン・パレード、ヴァイオリン・アンサンブルにシタール、ハープが重なり、かなりサイケデリックな仕上がりになっている。コルトレーンの遺産として70年代に隆盛を極めた”スピリチュアル・ジャズ”の名盤としても、当時の「サイケデリック」の最右翼に存在するクロスオーバーな作品としてもオススメ。ジャズ・ファン以外の人にむしろ聴いて欲しい一枚です。

テナーを吹いております。
高良俊礼

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2004年12月08日

悲しい耳鳴り / スパルタローカルズ

漂うわ、哀。
此の音は耳からでなく口から服用してください。
細胞の細かな部分を顕微鏡で見ると、
其処にいる小さい人がチャカチャカと働いている。
音を成してはカラダのあらゆる部分に、
ココロを左右するいたる部分に、
ちくちくと、そしてほわほわと施す作用。
改善なのか悪化なのかは其の時の其の人次第で、
服用時は用法をお読み下さい的な。
でも効き目は絶大。
其れは時に閃光であり、
小さな小さな火花であったり、
消えそうにぼんやりと佇む蛍火のようかもしれないけど、
きっと其の先を照らすもの。
雨に濡れたこの足場の悪い道を、
薄暗い裏錆びれた道を、
此れ以上転ばないように。
此れ以上傷つかないように。


anjie

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2004年12月07日

tuesday night music club / Sheryl Crow

今日紹介するのは、アメリカのロックシンガー、シェリル
 クロウさんのファーストアルバムです。1993年に発売さ
 れて、次の年のグラミー賞で、何だか忘れちゃったけど、賞
 を受賞しました。
  彼女は、でも、グラミー賞の常連ですね。今まで、4枚の
 オリジナルアルバムを出してますが、3枚目までは全て、グ
 ラミー受賞してます。4枚目は今年出たので、まだわからな
 いけど、きっと受賞するでしょう。さわやかだもん。

  このアルバムは、ファーストだけど、とても完成度が高く
 て、非の打ち所がない、という感じ。それもそのはず、彼女
 のミュージシャンとしての歴は非常に長くて、その間に、セ
 ッションミュージシャンとして、数々のレコーディングや、
 ライブに参加しています。名前を挙げると、ジョージハリス
 ン、スティービーワンダー、ロッドスチュワート、エリック
 クラプトン、等など。だから、このアルバムの発売は、満を
 持して、という感じじゃないでしょうか。
  このアルバムは、タイトルのとおり、毎週火曜日の夜に、
 彼女と、数人のミュージシャンが集まって、ジャムセッション
 を重ねてつくられました。 
  彼女はシンガーソングライターなんですが、彼女の書く歌
 はとてもストーリー性があります。一つの曲がそのまま一つ
 の世界を、形作っています。

  何年か前にシェリルさんのライブを観に行きました。
 彼女は、ヴォーカリストでもあり、プレイヤーでもあります。
 何本あるかわからないくらいのギターとベースを、一曲ごと
 に持ち替えて、とても楽しそうに歌っていました。
 とても小柄な女性です。ふつうのサイズのアコースティック
 ギターがアンバランスなくらい大きく見えてしまうくらいで
 す。それでも歌声はパワフルで、私は、気がつくと「かっこ
 いいー」を連発していました。
  というわけで、彼女は私の憧れでもあります。もう40歳
 (デビューしたのが30過ぎてからなんですよ。)なのに、
 とてもチャーミングで、若々しくて、前向きで元気があって。
 かっこいい女性です。

さおり

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2004年12月06日

コール・ポーター特集


♪♪♪ 映画『五線譜のラブレター DE-LOVELY 』公開記念

 ~ コール・ポーター特集 ~

五線譜のラブレター画像
(C)2004 MGM PICTURES INC.

世界中で愛される作曲家「コール・ポーター」。
今月、彼の生涯を描いたミュージカル映画「五線譜のラブレター」が公開されます。

本作の見どころは、ポーターのヒットナンバーを人気ミュージシャンたちが歌い上げるシーンの数々。
エルヴィス・コステロシェリル・クロウ、ナタリー・コール、アラニス・モリセットほか、
ロックやジャズなど音楽シーンの第一線で活躍する総勢13名が次々と登場。
ポーターのヒットナンバー28曲を全編にちりばめた、音楽ファン必見の作品です。

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22-20s / 22-20s

 俺が紹介してきた中で、若くて最近のバンドって初めてだね(笑)。
まだ二十歳ちょっと過ぎたくらいの、イギリスの、男性4人組。これがメジャーに移ってからのファースト・アルバム。

俺がこのアルバムの宣伝用のコメントを書くっていうことになって、渡されたんですけど、俺にコメントさせようって決めたその人も、俺が好きそうだなってすぐわかったんでしょうね。実際聴いてみたら、うん、良かったですね。

22-20sってバンド名は、スキップ・ジェイムスっていう、昔のブルースの人の曲のタイトルなんですよ。バンド名を初めてみたときに、アラって思った。ブルースの曲をバンド名にするっていうことは、彼らのルーツにブルースがあるんだなって。

あとこのアルバムには入っていないんだけど、「キング・ビー」っていうブルースの曲をカヴァーしたりとか、人があんまりやらないような曲をカヴァーしてたんで、そういうセンスもいいなって、勝手に思ったりもして。カヴァーするにしても、曲を選ぶセンスみたいなのはあるじゃないですか、やっぱり。
特にその曲は、ルースターズでもカヴァーしたから、どんな感じでやってるのかなって思って、気になって聴いた。でも、俺達の「キング・ビー」の方がかっこよかったけどね(笑)。

今のイギリスの若いバンドって、ビートルズっぽいのが結構多いじゃないですか。
そういう中で、こういうスライドギターとか入った、ブルース系で骨っぽい感じがするところが、俺がこのバンドの好きなところ。
でもまだ、渋さの方向までは行かなくて、どっちかっていうと元気のいい方向だね。
まだ若いけど、趣味は渋いっていうか。やっぱりルーツにブルースがあると、他の若いロックバンドとは違うって感じがする。

ブルースって言ってもカヴァーをしているくらいで、そんなにブルースっぽい曲ばかりをやっている訳じゃないんですけどね。5曲目の「FRIENDS」みたいな、アコースティックな感じもありつつ、7曲目の「SHOOT YOUR GUN」みたいにまた違う感じもあって。

俺は観ることができなかったけど、今年のフジロックにも来てたんですよね、2日目のレッド・マーキーに。まだそんなに知られてないバンドでも出したりするでしょ、フジは。出る人をちゃんと選んでるって思いますね。22-20sも今は結構売り出されるようになってるし。
また来日(11/29~12/3)もするし、このバンドがこれからどんな感じになっていくのか楽しみだな。


花田裕之

はてなキーワード:22-20s

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2004年12月05日

わたしはあなたの宇宙 / 三上ちさこ

 全く、三上という女はその清楚な外見とはうらはらに相当なる策士なんじゃないか、と思ってしまう。イメージやジャンルという名の籠の中に閉じ込めようとする度に、するりとその手を抜け出し、そのくせ至近距離でケタケタ下世話にせせら笑って、そのくせ貴婦人のような優雅さでゆったり宙に舞っているような。ありえない相反する要素の中でそれでも確かに断固として存在している。げに美しき性悪女。悪魔である。悪女である。そして途方もなく、イイ女でもある。

このソロアルバムにはそういった三上の途方もない悪魔的美学の要素がギッシリ詰まっていて、ヒジョ~に濃い仕上がりとなっている。キラキラ?違う!むしろギラギラしてると言ってもいいくらい。しかし、強烈な彼女の存在感に圧倒されながらも聴き終えた後の静寂と共にやってくる喪失感は一体なんなの?!してヤラレたって感覚はまさしくこういうものなんでしょうか???

最後に笑うのはやっぱり三上。聴き手の敗北は目に見えている。・・・それでもやっぱり引きずり込まれてしまうのだろう。その美しくも怪しい彼女の微笑とその轟音絡まる美しい音色の中に・・・。


こあみん

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2004年12月04日

Greetings From Nashville / 麻田浩

渋いシンガー・ソングライターを招聘していたプロモーター、トムズ・キャビンやピチカート・ファイヴが所属していたセブン・ゴッド・レコードでお馴染みの麻田浩は、実はシンガー・ソングライターだったのだ。そのキャリアは大学時代にマイク眞木と結成していたモダン・フォーク・カルテットまでさかのぼる。まさに日本のシンガー・ソングライターの草分け的な存在。

これは72年にリリースしたファースト・アルバムにシングル/レア・トラック集をカップリングしたもの。タイトル通り、ナッシュビルで録音されたファーストはバリバリのカントリー・サウンド。当時も感じたことだが、ヴォーカルを含めた、品の良さ(線の細さ)が彼の良いところでもあり、弱点でもある。さすがにディスク2におけるキャラメル・ママやラスト・ショーとのセッションでは弾力のある演奏に支えられ、もう少したくましくなった歌声を聴かせてくれる。


ストレンジ・デイズ

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2004年12月03日

NO MORE BLUES / 上田正樹

音楽を聞くスタイルは様々ある。一人部屋でCDを聞いたり、ドライブしながら聞いたり、ライブハウス、ホールやスタジアムのLIVEに出かけたりと。

渋谷のジャズクラブで、ネットで知り合った熱烈なファン同士(大阪から車で駆けつけたTくん、ミュージシャンを目指している音大生のSくん)お喋りしながら、美味しい食事、ほろ酔いかげんで上田正樹さんのLIVEを聞いた時、最高に贅沢だと思った。なんといっても、28年前のサウストゥサウスのエネルギッシュなステージ、泊まっていたホテルの浴衣の上半分を切ったのを着て、長い髪を振り乱して歌っていた姿が強烈に脳裏に焼きついていたので隔世の感があった。(音大生のSくんはまだ生まれていなかった)

2001年の秋にCS放送「LIVEレターズ」という音楽番組の1回目の放送が上田正樹さんで、ファンサイトを通じて制作の放送局から案内のメールがきた。アルバム「NO MORE BLUES」の感想をほんの少し書いてメールして、収録のLIVEに行った。ヴォーカルの上田さんとギターとキーボードの3人。シンプルながらパワフルでソウルフルなLIVEだった。

「夏の終わりにはBLUESが似合う。熱くやけた肌が気怠く醒めていく時にBLUESがよく似合う。オリジナルとカバー曲がバランス良く、上田ワールドが完成されている。息子は日本人が歌っているとは思わなかった」と私のメールが紹介された。

アジア人として、ヴォーカルも一つの楽器として、上田正樹さんは歌い続けている。

麻亜沙

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2004年12月02日

Seed / Afro Celts

 ピーターガブリエル(元ジェネシスの人ね)の主催イベントWOMAD(World Of Music, Arts & Dance)は、80年代ワールドミュージックブームを担うひとつの象徴的な出来事であった。そのWOMADにおけるセッションから誕生したバンドがこのAfro Celts(結成当初はAfro Celt Sound System、本作に限ってはAfro Celts、しかしこれ以後Afro Celt Sound Systemに戻る。あーややこし!)である。その名の通り、デジタルビートの上にアフリカとケルトの生楽器を融合させたプロジェクトで、ギタリストでありプロデューサーであるサイモン・エマーソンを中心に当初7人で結成されたが、4枚のオリジナルアルバム、一枚のリミックスアルバムを発表している現在では10人を数えるまでに膨れ上がった。このアルバムSeedはリミックスを除く最新のオリジナルアルバムでAfro Celts入門としてお勧めしたい。クラブミュージックとしてのトラックが白眉の出来のM-3 Nevermore、M-4The Other Side、ケルトならではのバグパイプが堪能できるM-8 Deep Channelがお勧め。80年代ワールドミュージックブームは90年代半ばの世界的なバブル崩壊によって一応の収束を見たが、Afro Celtsは今も活躍を続け、ピーター・ガブリエルはソロ作を発表、さらにサイモン・エマーソンのソロ作も発表と目が離せない動きが続いている。


東京エスムジカ
早川大地

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2004年12月01日

新しき日本語ロックの道と光 / サンボマスター

初めて彼らの音楽を聞いて感じたこと、それは「じゃがたら」と近いDNAを持っていると思ったこと。
江戸アケミの書く詩は、淡々としていてイデオロギーを持ちつつも説教臭くなくて強制的でないということ。
サンボマスターのボーカル山口君の書く詩もそうだった。


「そのぬくもりに用がある」
「今 言葉にできることのすべては 僕達にとって意味を成さないものになって
 仮に本当に 光が射すのならば 僕達はすぐにでも苦笑いの日々を捨ててやる」
「言葉の向こう側 あなたといこうかなそれでも儚さは あなたと知ろうかな」

もしも彼らが認知されない世の中だとしたら、それはもう「おしまい」なのかもしれない。

裸の王様 / JAGATARA

僕が在籍していたバンド、じゃがたらについて。


村田陽一

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