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2005年01月31日
Without a sound / Dinosaur Jr.
ダイナソーっす。いいっすこれ。ギターロック!
初めてちゃうかなギターええ音やな~って曲聴いて思ったアルバムって。
枯れたギターサウンド、うねるベース、スパーンってヌケルドラム。
そしてハスキーボイスの声。たまらんね~。
とにかくめっちゃロックなんやけど凄いさわやか。さらりと聴ける感じ。
湿気が全くない。カラッカラです。洗濯日和なアルバム。
このバンドについては全然詳しくないんやけど四枚もアルバム持ってます。
夏に海に向かう車の中で聴いたら最高。僕的に。
季節はずれで申し訳無いんですが夏といったらこれですね。
基本的に季節によって僕は全く聞く音楽は違います。季節に合わせますね。
一年中ヘビーローテーションなんて曲は僕にとっては無いです。
高校3年まではエックスが一年中へビーローテーションでしたが(笑)
そうそう、このアルバムにはですね、あの曲が入ってるんですよ。
ガチンコって番組覚えてますか?
その中のコーナーの『ガチンコファイトクラブ』ってありましたよね。
ファイトクラブが何か問題が起こった時最後の方に必ず流れてた曲です。
ジュラ~ジャジャ~♪ってギターが鳴ってた曲です。分かりづらいか・・・。
その前からダイナソーは知ってたからこの曲がこの番組で流れたことに
ちょっとショックでした。
前にも紹介したことがあるインキュンバスも流れたんですよ。
なんか当時はショックでしたね~。
俺だけが知ってる曲!みたいな変な意地はってましたからね~。
まあとにかくこやつらのアルバムは
そんな切なくなるような曲もありハッピーなロック曲もありで
アルバムをコンポのリーピートモードで聴きつづけても
飽きないアルバムばかりです。
是非ご試聴あれ~
レコセルで
2005年01月30日
Thank You Lord / The ARC Gospel Choir
このARCのことは前からZOOCOやいろんな人に聞いていたんだけど、まだ僕は行ったことがありませんでした。
ハーレムには本当に無数の教会があって、こうした素晴らしい教会がいくつもあります。
ARCとはAddicts Rehabilitation Center(中毒更生施設)の略であり、文字通り、薬物やアルコール中毒で苦しんでいる人達の更正施設です。このARC施設で作られたのが、The ARC Gospel Choir。
当初、依存症の治療の一環として創立者アレン氏が取り入れたゴスペル。同じ苦しみを持つ人と共に、神に誓い神に歌う事で、新しい生き甲斐を持ち二度と同じ過ちを繰り返してはならないと歌を通して伝えます。
アカペラのクワイアで、バスのパートなんてカルテットっぽい雰囲気を醸し出していますが、そんなことよりも、「ほんとに俺を(あたしを)救ってくれてありがとう、神さま」という気持ちが素直に伝わってくる。僕らの方を向いて歌ってるんじゃやなくて、神さまに向かって歌ってることがすごいよくわかる歌声だ。
間違えたり、傷ついたりしたものと、ただ共に生き、共に感謝し、歌う。
ここに愛があるんだな。
Praise God!
レコセルで
2005年01月28日
BRUNO COIMBRA SINAL VERDE / Bruno Coimbra
サンバ、ボサノバ新世代アーティスト、今最もタイムリーな人がこの人では
ないでしょうか。ブルーノコインブラ。今確か24歳位。ジーコの次男です。
ジーコの本名って、ほんとは名字が「コインブラ」なんですね。
今年の3月にこのデビューアルバムを発売したばかり(ジーコの立ち上げた
レーベルから)で、日本にも来日し、STBでコンサートを行いました。
サッカー日本代表応援ソング、として「ジーコ」というタイトルの曲がある
のですが、かなりキャッチ-で、その他の曲もメロディが良くてとてもキャ
ッチ-。日本人の耳に馴染みやすいのに、リズムは「ブラジル」してて、
彼にしかない「オンリーワン」な音楽が生み出されている、といった感じ。
紹介した理由の1つに、歌詞の中に部分的に日本語がでてくるんです。
norinhaがやろうとしてることと全く逆なの!
norinhaは部分的にブラジル語を歌詞に取り入れて歌ってるから。
でも妙に親近感が湧いてしまいます。
まさに「A musica nao tem fronteiras.」(音楽に国境はない)!
音楽のジャンルは「パゴ-ジ」。ブラジル音楽って一口に言っても
実はいろんなジャンルに分類されてるんです。ブラジルは元々移民の国だか
ら、音楽のジャンルも多種多様なのです。
例えば、北東部の方に行けばなんか「土臭い」というか、アフリカの影響が
色濃く出た感じで、南の方に行けばもっと洗練された、小粋な感じになった
りと、その出身地によって影響される音楽が変わってきたりもする。
ちなみに「パゴージ」っていうのはサンバで使われるものよりも小振りな
打楽器を使って仲間同志で楽しむ音楽のスタイル。1970年代中期頃生まれた
そうです。仲間同志のサンバパーティ、みたいな意味です。
日本人では「バランサ」というグループがパゴージのスタイルを用いていま
す。
このパゴージ、日本でもサンバの聴けるお店なんかに行ったら必ず体験でき
るはず。ブラジルにはまってしまう要因が、この「パゴージ」に実は隠され
ているんじゃないか・・そんな気がする!
腰が「サンバ」な動きを見せ始めたら、あなたも既に「Brasireiro」!
ブラジルの熱い「血」を、ブルーノのアルバムからも是非感じ取ってみて
ください。今後「来そう」な若手ブラジル人アーティストです。
レコセルで
2005年01月27日
Virtuoso / Joe Pass
ジャズギタリストの巨匠、ジョー・パスの1973年に発表された作品。
Virtuoso(巨匠)とは大胆なタイトルだと思うがそのタイトルに見劣りしないアルバムである。
ギター1本、生音での録音だがかなり特殊な形態。
使用しているギターはGibson ES-175。
これはジャズではよく使われるフルアコースティックギターだが基本的にエレキギターである。
このようなフルアコースティックギターは通常のエレキギターに比べ生音がしっかり出てその生音をきれいに増幅させる、というのが本来の使い方である。
生音が大きいものもあるがES-175は基本的に生音がでにくいギターである。生音が大きいとハウリングもおきやすいのでこのような作り方をしているフルアコは多い。
そのES-175をアンプを通さずにダイレクトに録音したのはおそらく初めてだと思うし、このような使い方はジョー・パス以外に心当たりがありません。
その結果どのような演奏になるのか、これがVirtuosoと呼ぶにふさわしい演奏となった。
普通のアコースティックギターやクラシックギターの生音のように長いサスティーンや音の広がりはないが、太く、しっかりとした音がはっきりと出ていていかにも生音、というギターの響きと弦をはじく生々しい音が聞こえてくる。
これは弾き手の技術をストレートに表現してしまう、よって並みのギタリストではとてもチャレンジできない録音である。
卓越した技術に裏打ちされた奏法とES-175の生々しいまでの生の音色。
ジャズを聴かない人でもなんらかのギターを弾く人にとってはいろんな意味で参考になるでしょう。
レコセルで
2005年01月26日
GOLDEN☆BEST/国生さゆり SINGLES
作詞家、伊藤緑です。最近は女優として活躍の国生さゆりを紹介します。国生さゆりといえば、「バレンタイン・キッス」。ということで、今でもこの曲が聴けるシングルコレクションです。
そうそう、バレンタインをフィーチャーした曲って少ないですよね。調べてみたら、松任谷由実、柏原よしえ、プリプリ、プッチモニも歌っていたのですが。でも、インパクトでいえば、なんといっても「バレンタイン・キッス」です。
さて、国生さゆりは、おニャン子クラブの会員番号8。今で言えば「モーニング娘。」並み、いや、それ以上に人気を誇っていた「おニャン子クラブ」。活動期間は短いけど、ソロとして残っている人はけっこう多いですよね。
さて、歌詞を改めて読み返してみると、おぉ、なんとかなり積極的な女の子だったんですね。まずこの部分。
甘い甘い 恋のチョコレート
あなたにあげてみても 目立ちはしないから
私ちょっと 最後の手段で 決めちゃう
チョコレートでは、目立たない。だったらどうするか?っていうのを2番まで引っ張って、
とっておきの シャレたチョコレート
それは 私の唇 あなたの腕の中
わざとらしく 瞳をつむって あげちゃう
と、唇をプレゼントしちゃう、という大胆な行動にでているのです。今思うとマジ!って感じだけど、アイドルの曲としては成立するんですね。みんな彼女の唇なら欲しいに決まっているから。でも実際、恋の告白で、いきなり唇をプレゼントしたらひかれます。ご注意を。
サビの
バレンタインデイ・キッス バレンタインデイ・キッス
は、今もとってもなつかしくかわいらしく感じるメロディーだなぁ。
レコセルで2005年01月25日
アイゼナハ / より子
松浦彩が出演した「小児病棟の奇跡」というドラマを覚えていますか?
大ヒットアイドルが演じたのは素晴らしい歌声と感性を持った
アーティストより子の幼き日々だったのです。
この「アイゼハナ」はより子のインディーズデビューアルバム。
若干18歳の才能はあまりにリアルに時にはロマンチックに世界を描く。
M2の「ほんとはね」という曲にはずーっと前から聞き覚えがあった。
せつな過ぎて消え入りそうな自分と、
大きすぎるほどに膨らんでしまった相手に対する思い。
伝えようとしても、相手を思うあまり言い出せない。
去年ソニンがカバーして話題になったこの曲なので耳にした方も多いでしょう。
今度は本人の唄をじっくりと聴いてみませんか?
「ほんとはね」が入っているのはこの1STのみ。
若さゆえの残酷さ、繊細さが狂おしいくらいに詰まっている「アイゼハナ」。
恋する少女の吐き出す思いを感じてみてください。
ほんとはね
君に伝えたいことがあったけど
言葉に出来なくて・・・
2005年01月24日
セントラルパーク・コンサート / Simon & Garfunkel
『おいっ、これのどこがロックなんだよ』とお怒りの貴兄、冷静に
行きましょう、冷静に・・・。
ビートルズ、カーペンターズ等と同じくらい日本人になじみの深いデュオ
ですが、個人的には凄く好きなんです、これ。なんていうのかなあ・・
メジャーな割にはキャッチー過ぎず、でもそんじょそこらの凡百フォーク
には出せない微妙な味がたまらなくいいと思います
ここで紹介するのは、解散してから9年ぶり後の再結成コンサートを
収録した2枚組み。81年にニューヨークのセントラル・パークに50万人を
集めたというとんでもないコンサートで、映像もしっかり残っているので、
ご存知の方も多いかも知れませんが、私なんかは観客をみていると
『トイレはどうするんだろう?』と下世話なことを考えてしまいますが、
しかし凄い聴衆です。
ハードロックばっかりを聴いていた高校1年生の頃にテレビで
取り上げられて衝撃(って今から思えばたぶん聴衆の凄さに衝撃を受けた
んだと思います)を受け、あわてて貸しレコードで借りて録音しました。
それに加えて幸か不幸か、同じクラスにサイモンとガーファンクルを好き
な人がいたので、それからというもの二人して毎日毎日テープが擦り切れ
るくらい聴きました。また一方でこれを聴く傍らでレインボウ・
ライジングで燃えたりもする、という今から考えると実にバランスの良い
音楽生活だったなあと思います。
スタジオテイクのオリジナルもいいのですが、私はこのライヴに収録
されているバージョンが好きで、変なオーバーダヴもなくアコース
ティック・ギター中心にそよ風のように歌う感じがやわらかく、
セントラル・パークの風がこちらまで吹いてくるかのような、
聴いていて本当に気持ちがいいと言いましょうか。
中でも、『ミセス・ロビンソン』の躍動感の素晴らしさを抑え、私の
イチオシがアート・ガーファンクルのソロ『ハート・イン・ニュー
ヨーク』(作はギャラガー&ライル!)。この曲での『セントラル・
パーク~♪』というくだりで観客が盛り上がるところがなかなか感動的
なのです。
それに続くサイモンの『僕のコダクローム』はガーファンクルも一緒に
歌いあげるアルバム中一番のハイライト。この曲、本当に良い曲で、
サイモンのソロにしておくにはもったいない曲ですね。
聴いていると遠くをみる目になってしまうのは私だけでしょうか。
他にも『明日に架ける橋』『スカボロー・フェア』等ヒット曲は殆ど
網羅されているので、サイモンとガーファンクルだったらこれ一枚
あれば・・というアルバムでもあります。
ベトナムのアメリカ兵はこれを聴きながらベトナム戦争(というか一方
的に・・いやすみませんなんでもないです)を戦ったけど、イラク戦争
(というか一方的に・・)ではメタリカらしい、なんて話題や、アート・
ガーファンクルがスピード違反で捕まった時、警官に『おれはサイモンと
ガーファンクルのアート・ガーファンクルだ!』と言ったけど、警官は
彼を知らなかったという、ちょっと前のニュースと、あと実は、この
ライヴのDVDを最近入手した事もあって改めてよく聴いていた当時を
思い出し、一言申し上げたくなったような次第です・・・。
レコセルで
2005年01月23日
SONGS / シュガー・ベイブ
名盤の条件。
歴史的名盤と言われているアルバムはたくさんある。「名盤選定国際会議」があるという話は聞いたことが無いから、何となくみんながそう思っているということなんだろうけど、いずれにしても、このアルバムを超名盤と呼ぶことに異論がある人は居ないと思う。
でも名盤の条件って何だろう?その後の日本の音楽界に大きな影響を与えた大滝詠一、山下達郎、大貫妙子が参加しているから?後世のアーティストに大きな影響を与えたから?それもあるけれど、歳月を経ても色褪せない"新鮮さ"を持っていることだと僕は思っている。いわゆる"音質"は決して良くないし、当時のレコーディング技術の限界なのか、ヴォーカルの音程も不安定に感じられるけれど、そんなことを補って余りある"みずみずしさ"が、いつ聴いても感じられる。
1975年の作品。僕は小学生だったので、さすがにリアルタイムには知らない。特にこの時代の空気に思い入れがある訳ではない。時代を超えて、素晴らしいものは素晴らしいのだ。しかもCD化された本作はDEMO版やLIVE音源も収録されていて、彼らが描いていたイメージがどんなに美しかったのかがわかりやすくなっている。この後30年余、日本ポップス界に君臨する山下達郎の原点でもある。そう、これは名盤中の名盤。歴史に残る伝説の名盤なのだ。日本人なら、だまって聴こう!
- Sunshower / 大貫妙子
- 大貫さんも、いまだ現役バリバリだよね。僕も「都会」は好きです。
- Bon Appetit(ボナペティ) / 竹内まりや
- そんな系譜の中に、このアルバムもある訳ですね。
レコセルで
2005年01月22日
Loving You / 原 由子
薄赤色のハートマークが ホワン ホワンと点滅するような、
聴き終わるとなんだか優しい気持ちになれるアルバムです。
ジャケットのイチゴ柄のエプロンが、かわいい。
きっといつも原坊(原 由子さんの愛称)がしてる
エプロンなんだ。
それで旦那さんの桑田佳祐さんに料理を作っているけど、
今日は歌いに行くから、エプロンは脱いでこう~♪
・・っていう感じ☆きっと・・・。
エプロンの隣に書いてあるメッセージは、桑田佳祐さんから
原坊へのラブレターにも見える。ちょっと「ポッ」となる
メッセージです。
女の人は何歳になっても、男の人から「かわいいね」とか
「きれいだね」とか言われるのがすごく幸せなんだ・・!
それと、夫婦で音楽をずっとやってるのもスゴイと思う。
他にもそういう人達、日本でも海外でもたくさんいるよね。
・・でもよくケンカしないよねぇ・・。
するのかな。やっぱり。
プロデューサー桑田佳祐さんのセンスももちろん光っていて、
原 由子さんの魅力が十二分に引き出されている、
とても充実したアルバムです。
レコセルで
2005年01月21日
アシュ・ラ・テンペル・ファースト・アルバム / Ash Ra Tempel
グルグル、CAN、タンジェリン・ドリーム、アモン・デュール、それからえ~とノイ!
なんかとも並び賞されるジャーマン・ロックの代表格アシュ・ラ・テンペルの初期のアル
バムが、今回オリジナルを忠実に再現した紙ジャケット&デジタルリマスターで再発とな
りました(1stに至っては、あの”扉ジャケ”の再現もアリという嬉しいオマケ付き!!)。
後年クラウス・シュルツによるハイテク路線を推し進めて電気化し、今のエレクトロニカ
などにも多大な影響を与えた彼らですが、初期の彼らと言えばドロドロのサイケにアシッ
ドなブルース・ロック風味がしっちゃかめっちゃかの、かなりキョーレツなスペース・ロ
ックでございます。収録曲がたったの2曲ということからも、このアルバムの内容がいか
にフリーキーでトリッピンなものかは想像できようかと思われます。アシッドでサイケな
エレキギターがとぐろを巻き、うねうねと軟体動物のように変態を繰り返すベース、そし
て複雑怪奇なミニマル・ビートを叩き出すドラムスが、幻想的、或いは思念的に耳から脳
へ侵食して、アナタの第六感を目覚めさせてしまうかもしれません。
レコセルで
2005年01月20日
Middle Tempo Magic / 安藤裕子
白い世界に新しい言葉の色がポタリと落ちた。
それは常に曖昧な色だとは限らない。
フルーティな甘い雨粒はパステルよりも寧ろ自然の原色をしてる。
赤やオレンヂ、濃く澄んだ青、弾む黄色、艶やかな緑、
慎ましい焦茶、滑らかな紫の小さな粒や黒のドット。
そこが白いから、
それらがとても鮮やかに目にとまる。
瞬きをして残る残像。
反転する世界。
灰色の中でも同じように光を放つ色、色。
この甘さに触れて。
翻弄されるやわらかなやさしい渦。
ポタリの波紋。
彼女の甘いロングヘアに鋏を入れ、
少し大人びた風に変わっていくジャケット写真は素敵。
少女が大人になる瞬間を捉えたように素敵。
レコセルで
2005年01月19日
南蛮渡来 / 暗黒大陸じゃがたら
今、いちばん影響受けてるのは、暗黒大陸じゃがたらのファーストかな~(笑)。今回、僕らのセカンドアルバムに参加してもらった村田陽一さんもじゃがたらのメンバーだったんですけど。とにかく、このじゃがたらっていうバンドは、僕から言わせれば、ものすごく趣味のいいバンドですよね。あの人たちは、むちゃくちゃなことをやってて、それが世の中からクローズアップされて、時代的にいうと、そのあとに音楽的な道に入ったとか言われてるじゃないですか。俺はそこまでめちゃめちゃ詳しいわけじゃないけど、そうじゃなくて、本当は結成した当時から音楽的なセンスはめちゃくちゃ最高だったんじゃないかと思いますよ。このバンドは、間違いなくめちゃくちゃすごい! 江戸アケミ氏は正真正銘のロックンローラーだったので、きっと「俺は本当のことをずっとやってきただけだった」っていうふうに思ってたんじゃないですかね。
暗黒大陸じゃがたらは、リズムから曲から全部、あれは江戸アケミ氏が……なんかOTO氏だとも言われてるようですけど、俺は最終的には江戸アケミ氏の〈命の力〉だと思いますね。あれは、江戸アケミという人間の〈命の放射〉で作り上げたものなのではないかと。「俺を外国フォロワーと呼ぶな」と言ってるような、ものすごい素晴らしい1枚ですね。まさにこれには影響受けてますよ!
最近、全然詳しくなかった80年代の日本のロックのCDを借りたんですよ。もう、ずーっと聴いてますね。また、こういうところから受けた影響もどんどんサンボマスターに取り入れていきたいですね。
- 新しき日本語ロックの道と光 / サンボマスター
- 村田陽一さんが僕らのアルバムをレコメンドしてくれました。
- 裸の王様 / JAGATARA
- 村田陽一さんがレコメンドしているじゃがたらのアルバム
- Sinbad / Weldon Irvine
- 04年7月に山口隆さんがレコメンドしてくれたアルバムはこちら。
- サンボマスターは君に語りかける<期間限定特別価格盤> / サンボマスター
- サンボマスターのセカンドアルバムも聴いてみて下さい。
レコセルで
2005年01月18日
GREAT&FUNKY / GREAT ADVENTURE
時代は常に新しい才能、新しいロックスターを探している。
ここにいました!GREAT ADBENTURE!
KASABIANの日本公演のオープニングアクト。
THE LIBARTINES日本ツアー共演(名古屋)。
THE MUSICのオープニングアクトや
SONIC MANIA05のオープニングアクト出演も決定。
この実績を見るだけでも彼らがどれほど期待され注目されているかわかります。
そんなグレートアドベンチャーの堂々の1stアルバム。
『GREAT & FUNKY』
本当にカッコイイ。息づかいといい楽曲センスといい
あらゆるものを踏み潰してしまう殺気さえも感じる衝動。
演奏力・楽曲センス・圧倒的なパワー!
次世代は着実にパワーアップし中毒者急増化中!
2005年期待はさらに期待しましょう!本当にこれは必聴です!
レコセルで
2005年01月17日
Pretty'n'Brutal / VooDoo Hawaiians
バンドが『産まれ落ちたとたんに中指立てて壁に蹴り入れてる』ような6曲入りアルバム。
ちなみに1曲目はVooDoo Hawaiiansのテーマ曲。
(2004/2/25 レコメンド)
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何かがやりたくて複数の人が集まって、その場がものすごく楽しくて、自分たちのアイディアを余すことなく持ち寄って、形にしてゆくこと。自然に各自の分担が決まり、自分の為に、そして自分以外の仲間のために、自分が出来ることは何でもやってやろうと腹を決めること。
これらのことが、きれい事ではなく、心から本気で出来たら、どんなに素敵だろう。
私は今までのバンド人生で、有り難いことにそんな瞬間を何度か味わった。そして、このアルバムもそんな瞬間を見事に封入したアルバムだ。
1999年秋に結成したVooDoo Hawaiiansは当初バンドとしてというより、大人になって出来た子供の時の友人達という感じだった。なにしろ集まっていることが楽しい。リハーサ
ルに行くのが楽しくてしょうがない。皆のアイディアによって新しい曲がどんどん生まれてくる。練習が終わっても帰りたくなくて、そのまま呑みに行ったり、スタジオで始発まで呑んだり。家に戻り練習を録音したMDを聞き返して、また嬉しくなったりはしゃいだり。
このアルバムに収録されている6曲はすべてそんな中で形になったものだ。5年経った今でもLIVEの1曲目に必ずやっているM1の“E.V.D.H.”から始まり、当時私たちが表現したかった疾走感とやんちゃな暴れっぷりと、ちょっとおちゃめな凶暴性が不思議なバランスで融合している。まさにアルバムのタイトル“Pretty'n'Brutar”(かわいくて凶暴)そのままに。
わずか6日間でトラックダウンまでのすべての行程を終えたこのアルバム。演奏から歌までせーのの一発で録音した“XQZ ME”などもあるが、コーラスやアレンジに面白がってやってる工夫のスパイスが効いた箇所も多く、やっぱりレコーディングは日数や過剰な準備ではなく、バンドの雰囲気と勢いが、目には見えないながらもちゃーんと音になって録音されるんだなあとあらためて思った。
このアルバムのツアータイトルは“刃渡り30,000マイル”TOUR。3日連続、翌日移動、そして2日連続、移動、また3日連続というペースで1ヶ月弱、全国をバン一台で全20本回り、楽器の準備はもちろん、終演後の物販まで、みんなでやった。その楽しさは、しんどいの1000000万倍上回っていた。というか何もかもが最高すぎた日々。みなでお揃いのバーバリーチェックの衣装を着て良く笑った、良く飲んだ、いろんな人と知り合った。
時間が過ぎて、メンバーも変わり、このアルバムの雰囲気は今のVooDoo Hawaiiansとは違うところも多いかも知れない。しかし、これからLIVEを見に来て下さる方には、是非とも聴いてきて頂きたい、私にとっては大切な一枚なのだ。よろしく!
- Drive,She said / VooDoo Hawaiians
- 他のVooDoo Hawaiiansのアルバムもよろしく!
2005年01月16日
Careless Love / Madeleine Peyroux
これはオススメ!個人的に2004年下半期NO.1お気に入り女性VO.かも!?
ビリー・ホリデイに似たスモーキー&ハスキー・ヴォイス。
2曲目がノラ・ジョーンズの大ヒット曲「ドント・ノー・ホワイ」の生みの親、ジェシー・ハリスとの共作です。
曲調もノラ・ジョーンズのようなジャズ+カントリー+ブルース。しかも全曲捨て曲ナシ!
ノラよりも好きかも。
<山野楽器銀座本店 3F JAZZフロアー 松枝>
- Feels Like Home / Norah Jones
- 言わずと知れたノラ・ジョーンズのアルバム

ナイチョ!
2005年01月15日
fruits & roots / ワイヨリカ

高校時代。僕はある一時期ヒップ・ホップが大好きになって、邦・洋問わずヒップ・ホップを聴き漁っていたころがあった。そんな時期に Steady&Co. という一時の企画モノっぽいユニットのアルバムを聴いたのだが、そのときに僕はドラゴン・アッシュのKJとか、SBKのシゲオとかの声よりもずっと引き込まれる声に出会うことになった。それが、そのアルバムのクリスマス・ソングでヒューチャリングされていたワイヨリカのヴォーカリスト、azumi の声との出会いだった。ヒップ・ホップばっかり聴いて夢中になってたはずの僕の耳にダイレクトに、すんなり入ってきたこの声に、僕は不思議な感覚にさせられたのを覚えている。
きっと特別ウマイ!っていう印象を与える声でも歌い方でもないと思う。しかし、寂しくなったときや、気分が穏やかな午後などにこの歌声が聞こえてきたら、耳を澄まして聞き入りたくなるだろう魅力を持っている声だと思う。普通のように響く歌声は、実は艶と優しさを秘めていて、切ない言葉を発していても穏やかな気持ちにさせてくれる。そしてその声を引き立たせる so-to のギター。歌声をフォローしつつ、軽やかに響く。フォーキーなギターの響きは、感情の弦をツメ弾いているように心に訴えられるモノがある。こちらもまた趣のある響きをしている。そんな二人のコンビネーションはとても暖かみを感じられてそれがとても良いのだ。
そんなワイヨリカの魅力が抜群によく表現されているのがこの fruits & roots というアルバム。一曲目 「忘れそう」 の切なくも優しい響きに吸い寄せられてから、 「空と風」 のうっとりさせられるような旋律まで聞き逃すことができないアルバムだ。
僕は小難しい、少し難解なロックが大好きで、そればーーーっか聴いていて、好きでやっているのに少し疲れてしまうことがある。そんなとき聴くのは、ハナレグミだったり、メアリー・ルー・ロードだったり、このワイヨリカだったりする。ワイヨリカの音楽は、すこしの気休めをくれるオアシスのような音楽。そこは誰も拒まれることのない、憩いの地のように感じる音の空間。

レコセルで
SMOOTHING NIGHT SPECIAL LIVE ご招待
2月13日に行われるInter FM「SMOOTHING NIGHT」による公開ライブへ、メールマガジンDaily recosell読者様の中から抽選で2組4名様を御招待!!
2005年01月14日
戦争に反対する唯一の手段は。-ピチカート・ファイヴのうたとことば- / V.A.

ピチカート・ファイヴ解散後に発表された、盛り沢山のアーチストによるカヴァーアルバム。まず顔ぶれを見ただけでも「スゴイ!豪華!」という感じなのですが、こういった企画盤ならではの「同じ曲でも、違う人が歌うことによりその曲の新たな魅力が発見できる」ということが、このアルバムでは特に際立っていると感じます。自分にとっては生活に溶け込み、すっかり耳慣れているピチカート・ファイヴの歌がとっても新鮮!
RIP SLYMEの「nonstop to Tokyo」の底抜けなハッピーさにワクワクしたり、曽我部恵一が語りかけるように歌う「メッセージ・ソング」にぐっときたり。語りかけるという点では、岸野雄一の「世界は1分間に45回転で廻っている」もとてもドラマティックで、しみじみと歌詞を味わいたくなるような歌声&アレンジです。
このアルバムで一番好きなのは南佳孝の「テーブルにひとびんのワイン」。ラテンJAZZの軽妙なアレンジと伸びやかな歌声が、ずっとずっと聴いていたくなるぐらい心地良いです。
コシミハルの「あなたのいない世界で」は80年代の歌謡曲のようなアレンジで、ちょっとなつかしいサウンドが新鮮。
このアルバムでは、デューク・エイセス、水森亜土、和田アキ子などのベテラン勢の参加も聴き所の一つ。こういったベテランのアーチストの円熟の歌声で、今まで気付かなかった歌詞の深みに何度もハッとさせられました。中でも水森亜土の「皆、笑った」は、ある程度年齢のいった人が歌うからこそ、ちょっぴりコミカルなその歌の中にある悲哀や切なさが伝わってきました。
このアルバムのタイトル「戦争に反対する唯一の手段は。」の言葉の続きは「戦争に反対する唯一の手段は、各自の生活を美しくして、それに執着することである。」だそうです。
このアルバムで初めて知った言葉ですが、こんな時代の今だからこそこの言葉が胸に沁みます。
世代に関係なくこうして多くのアーチストが歌い上げるピチカート・ファイヴの歌に込められた世界、改めていとおしく感じました。
レコセルで
2005年01月13日
JULIE IS HER NAME VOL.1&2 / Julie London
魅惑のスモーキー・ヴォイスで、全曲ギターとベースのみをバックにささやくように歌う。米リバティーから全部で30枚強のアルバムをリリースしている彼女の、これがその記念すべきファースト。56年。
代表曲「Cry Me A River」を筆頭にジャズの名スタンダード・ナンバーを多数盛り込んだ『Julie Is Her Name』はズバリ全曲名曲・名演。ギターで寄り添うのはバーニー・ケッセル、ベースはレイ・レザーウッドだ。この構成が醸し出す独特な緊張感と心地良さがたまらなく好きである。ここには他の音なんて何もいらない。「I Should Care」や「I'm In The Mood For Love」などのバラードも素晴らしいが、スピード感溢れるスウィングが展開される「'S Wonderful」や続くマイナー・スウィング「No Moon At All」がもろに私のツボ。沁みる。
一方、カップリングの『Julie Is Her Name Vol.2』は59年リリースのジュリー・ロンドン7作目。Vol.2というだけあって、楽器編成は全く同じ。ただしこちらはギターにハワード・ロバーツ、べ-スにレッド・ミッチェルとプレイヤーが異なる。しかし出来はファーストと遜色なしと言ってしまっていいでしょう。ここでは、ファーストのどの曲よりも和める「Blue Moon」の心地良さ、「What Is This Thing Called Love」のスピーディーで粋なアレンジ、そしてスキャットのみのナンバー「Hot Toddy」などが何と言っても光る。
レコセルで
2005年01月12日
IMAGINATION / クラムボン
テレビの砂嵐をひとりでじっと眺めていても
ぜんぜん楽しくないのに、それが音楽なら楽しい、
ましてやうれしくなるなんて、どうかしてる。
クラムボンは90年代にデビューした日本のバンドのなかで、
21世紀に入ってからおそらくもっとも早く
薬物的な中毒性を獲得したバンドのひとつだ。
それも、音や言葉としてではなく、「音楽」として。
原田郁子の持つ透明な母性ともいうべき声質は
たとえそれが特定の誰かに向けて歌われた歌であっても
聴くものの頭上にあまねく広がるような錯覚をおぼえさせる。
けれど、ソロの作品と聴き比べると明らかなことだが、
クラムボンにおける彼女の立ち位置は決して中心ではない。
むしろループするマテリアルのような「ツール」となっている。
確かにデビュー当時のクラムボンでは彼女は真ん中に立っていて、
音より先にその声や言葉が世界を規定する役割を担っていた。
だがこのアルバムでは違う。
あくまで先んじて形成された世界を時により柔和に、
あるいはより鋭角に彩るためにそこに存在しているのだ。
うまい具合には言えないが、ここへ至って原田郁子はついに
「音楽」の一部として自らを響かせることを掴んだのではないか?
そして、それを可能にしたのはミト、伊藤大助という
残りふたりのメンバーもそれぞれに自分の「音楽」を
クラムボンというひとつの境界の中で鳴らしはじめ、
さらに自分自身のその場所での身の置きどころを
意識できるようになってきたのではないだろうか?
ぼくはそんなふうに感じる。
だからこそ、このアルバムでは「不自然」が「自然」に鳴らされる。
まったく別のルーツを持った別の人間たちが集まって
ひとつの音楽を形づくっていくということは本来とても不自然だ。
けれども、それが人工的に聞こえないのはきっとその体温のせいで、
どこか人力ハウスやバンドスタイルのhiphopに近いような感覚もある。
当然、完璧ではない。
演奏がというより音単位で不揃いさを感じるところもあるし、
逆にまとまりすぎているような曲も感じる。
しかし、その不完全さ、不自然さこそが実際は隙間として
ぼくらを受け入れる最初のステップとなっているのだろう。
クラムボンはケミカルではない、オーガニックな中毒音楽だ。
レコセルで
2005年01月11日
Twenty-Eight Teeth / Buck-O-Nine
白い砂浜、青い海、そしてどこまでも続く空。カルフォルニア。そしてPunkとSka。
Buck-O-Nine、二枚目となる「Twenty-Eight Teeth」はSka-Punk椅子取り合戦の最後の一つを勝ち取
った。
十四曲平均三分のPunkとして理想的な曲作り、カルフォルニアの海遊びで培った底抜けに明るいSka
ビート。
Ska-Punkのお手本であり、Ska-Punkの到達点。
長々と解説をしようかという前に、さらっと流せてしまう曲達は胸躍らせ、そして体も踊る。
金管隊に一ひねりが必要かという以外は、もういうことも見あたらない。
Ska-Punkファンなら持っておくべき一枚で、Ska-Punkファンなら持っている一枚。
Skaのルーツを持ちつつ、新しさと楽しさをふんだんに使い、氷とともにシェイクして、白い雲の浮
かぶビーチで、ビキニのお姉さんと一緒に聴きながら、Shall We Dance? です。
[http://www.buck-o-nine.com/]
レコセルで
2005年01月10日
新人クレバ / KREVA
松本素生(GOING UNDER GROUND)が選ぶ最近聴いてるオススメの1枚
最近、KREVAのアルバム買ったんですよ。中でも、とくに「ひとりじゃないのよ」は最高でしたね。なんか、あの曲って彼自身のことを唄ってますよね。それで、サビで女の子が〈♪ひとりじゃないのよ~〉。あれってもうひとりの自分みたいなことじゃないですか。あの感じったらねぇ……ほんと涙出ちゃいますよ。〈♪ひとりじゃないのよ~〉なんて言われたら。これはね、ほんとにいいですね! この「ひとりじゃないのよ」は、俺の中でずーっと残り続ける名曲だなと思いました。なんかこのアルバムって、すごく素を出してますよね。あの人って、ほんとにKREVAっていう名前の通りクレバーな感じなんだけど、でもやっぱりすごく真面目で、すごくセンチメンタルな部分を持ってるっていうところがすごい好き。
前からKICK THE CAN CREWは聴いてたんですよ。CDも買ってたし。あ、最近MCUとすごい仲良くなったんですよね。「ユーちゃんって呼んでくれよ」って言われて、「じゃ、俺もソウちゃんって呼んでいいっすよ」とかいう話をして(笑)。「本当にキックは大好きで聴いてました。 CD も買ってましたよ」って言ったら「嘘つけ!」って言われましたけどね(笑)。
- 同じ月を見てた / GOING UNDER GROUND
- GOING UNDER GROUNDの最新作はこちら。
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2005年01月09日
クロスカレント / Jake Shimabukuro
いやぁ、圧倒されましたね。
テレビでは何度か彼の素晴らしいウクレレのテクニックを観たことはあるんだけれども、やっぱり生で聴くと違う。
こちらの胸に迫るものがありました。
スラッシュ・メタルのギタリストも真っ青の超高速、かつ攻撃力の高いカッティングから、一転して心あたたまるバラードまで。
彼の音楽の引き出しの多様さは、まるでドラえもんの四次元ポケット並みだ。
しかし、これは大事なことなんだけれども、どんなに凄まじいテクニックを駆使したとしても、彼の音は常に暖かくぬくもりに溢れているのだということを忘れてはならない。
ジャケットの写真を見てもらえば分かるとおり、彼はとても心優しき温厚な好青年なのです。そんな彼の人柄がそのままウクレレを通してストレートに、真っ正直に出ているからこそ、あれだけ世代を超えた多くのファンを獲得しつづけているのでしょうね。
そう、彼のウクレレは“人柄ウクレレ”なんです。
そんな彼の魅力が凝縮されているのが、
2ndアルバムの本作でしょう。
とにかく、スティング、サイモン&ガーファンクル、アルディ・メオラ、オジー・オズボーンらの曲を軽々とウクレレでこなしちゃっているんだから。
ウクレレという“のほほ~んとしたハワイの楽器”のイメージを覆すに充分な、幅広い音楽性と表現力。我々リスナーの目からウロコを何枚も落とすに充分な快作です。
季節に関係なく、どうぞ。
レコセルで
2005年01月08日
liberation / Karsh Kale
インド系イギリス人、ダブラ奏者、ドラム奏者、プロデューサー、若きUKエイジアンの担い手、細面髭のハンサムガイ、そしてtabla beat scienceのドラマーと、この人を形容する言葉はたくさんあるが、彼本人はインタビューに答えて言う、”自分はタブラ奏者という枠組みを超えて、本当の音楽のマスターになりたいんだ”。そんな”マスター”Karsh Kale(カーシュ・カーレイ)待望の2ndアルバム。作風はドラムンベース/エレクトロニカと大別されるが、同じタブラ奏者でテクノクリエイターでもあるタルビン・シンらと比べて、本人がドラマーであることも手伝って、生ドラムによるリズムが多くフューチャーされプログラミングされている。そして特筆したいのはクラシックな編成でありながらそのサウンドはまさにインド的としか言いようの無いマドラス・チェンバー・オーケストラ(マドラス室内交響楽団)が5曲に参加していること。M9Cinematic Reoriseはもちろん(タイトルからしてね)、M10.EPicはまるでインド映画サントラのような壮大な仕上がり。全編通じてシタール系は割と控えめでアンビエント色が強いので、土くさい感じのインドものに抵抗のある人にもオススメ。
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2005年01月07日
GOLDEN☆BEST 南沙織~筒美京平を歌う / 南沙織
今まで全編ロックという感じで紹介してきたので、ここでも歪んだギターの音から始まる曲を紹介したいなと思います(笑)。
今回ご紹介したいアーティストは、南沙織さんです。
その頃って、「さわやかな女の子が歌を唄う」そういうのもいいじゃん!と、何というか、歌謡界の方向性が少し変わった時期だったんですよね。それまでは、ちょっと影がなくちゃいけない感じがありましたよね。で、その頃にいろんな人がデビューしたんですけど、その中で、最も歌唱力のあった人は、やはりこの方ではないでしょうかと私は思っています。
当時、「日本のカレン・カーペンター」というキャッチフレーズで出てきたんですけど、今聴いても、やっぱ歌上手いですな!と思います。曲も良かったしね。
筒美京平先生がお書きになっている曲がほとんどなんですよね。私も特にこの頃は、筒美京平先生の曲をいっぱい聴かせていただきました。
私事ですけども、何年か前に筒美京平先生から、詞を書いてほしいというオファーを頂いたことがあったんです。いや~っ、ものすっっっごい嬉しくて、そのような往年の大先輩と一緒に仕事をさせていただくなんて、いいんだろうかとすごい舞い上がった記憶がありますね。でも、それって実現しなかったんですよ・・・残念!ホントに残念。
もし機会があったら、ぜひ作詞種ともこ、作曲筒美京平というコンビがまた生まれないかなと秘かに思っております。お願いします!筒美京平先生!
というわけで、南沙織といえば、やっぱこの曲、1972年に出た「純潔」が一番かなと思います。ギターも歪んでるし(笑)。
レコセルで
2005年01月06日
MARI FIRST / 金子マリ
正確には覚えてないんだけど、マリとの出会いはたぶん新宿ロフトで夜な夜な行なわれていた「真夜中勝手に出入りセッション」だったと思うよ。1977年頃の話だね。(吉田)美奈子、ター坊(大貫妙子)、(山下)達郎、(大村)憲司、(坂本)龍一、(清水)靖晃、山岸(潤史)から、来日した時はブレッカー・ブラザーズまでもうおぞましいくらいの連中が毎晩セッションしてたんだ。その中にマリもいたと思う。そうそう、アイズレー・ブラザーズの「LEAN ON ME」をやったのを覚えてるな。その頃から抜群にうまかったし、独特だったよ。よく和製ジャニス(ジョップリン)なんて言われてたけど、俺はもっとスワンプ系っていうか、西海岸から南部にかけての濃いサウンドのイメージが強かった。下北ロフトあたりでもよく会った気もするなぁ。あの頃の下北は今とは全然違ったからね。みんなあの辺に住んでたし。
このアルバム、俺が1曲プレイしてるんだけど、実はあんまりよく覚えていないんだ(スマン!)。とにかくクソ忙しかった時期だったから。でも、銀座にあったCharのスタジオ(スモーキー・スタジオ)で録ったのは覚えてるよ。アレンジャーの佐藤準に呼ばれて行ってみたらマリのレコーディングだったって感じだね。(岡沢)章と今(剛)ね、みんないい意味で変んないよなぁ。このジャケットの写真もいいよね、マリらしい笑顔で。ってよく見たら(加納)典明さんじゃん。飲み屋でよく会うけど、ただの酔っぱらいじゃないんだ(笑)。その後もマリとは、泉谷(しげる)のルーザーにもコーラスで参加してくれたからよく一緒だったよ。相変わらず下北あたりでもよく会うし。
今回あらためて聴いてみて懐かしさもあったけど、やっぱりマリのうまさというか、すごさはこの頃から変わらないね。美しい信念を感じるな。それがよく表われているアルバムだと思う。今は歳を重ねた分だけもっとよくなってるわけだけど、うまい人だけにコーラスとしてサポートで呼ばれることも多いと思うんだ。でも、マリには表舞台でソロ・シンガーとしてもっともっと活躍して欲しい。バンド・サウンドの好きな人だからいいメンバー引き連れてさ。何しろ日本では数少ない‘ワン・アンド・オンリー’なシンガーのひとりなんだからね。
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