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2005年08月25日
ブルースを歌えない / 蝸牛
「変な名前」というのが、最初の印象だ。蝸牛と書いて、エスカルゴと読ませる。
男性ソロアーティスト。どこかの雑誌のインタビューで「自分の殻をいつも持ち歩いているのが自分みたいだから」という、わかったようなわからないような命名の理由を言っていた気がする。
作品は面白い。最近の日本の男性アーティストには、「歌いたい言葉」が無い人が多過ぎると思って久しい僕にとって、とても刺激的な歌詞と旋律だった。
自分の足が臭いことをモチーフに、「僕には君にまだ伝えていない すっぱい部分があるからさ」と投げかけて「君のにおいだってちゃんと受け入れるからさ」(『足のにおい』)という求愛に驚かされ、「本当は君なんてどうでもいい女なんだ」「今の内そうやって僕にツバをかけてればいい」(『ロープ』)ってうそぶいたかと思うと、「君は綺麗でなくていい 料理も下手なまんまでいい」「冷え性の君の体温を忘れさせないでいて欲しいんだ。」(『最後の一つ』)と女泣かせな台詞も吐く。
1年半ぶりの新作が届いた。明らかにパワーアップしている。声質がぶ厚くなり、独特な世界観は深まりながら、ポップスの線を外していない。
今日的な街の景色を歌いながら、普遍的に心に響く歌。蝸牛が殻を破って、社会に出る日は近い。
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投稿者 recosell : 2005年08月25日 11:53
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