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2005年11月30日

NEON BOY / THE ROOSTERS

及川光博がレコメンドする1枚

ちょうど、中学生でバンド始めた頃、いろいろ音楽を聞き漁っていた時にこのルースターズの『NEON BOY』に巡り会ったんだけど。このアルバムはいわゆる後期ルースターズ、ルースターズの〈ズ〉が〈Z〉
の頃だね。アルバムのタイトル・ナンバーでもある「NEON BOY」は、今回の僕のニュー
・アルバム『流星』でもカバーもしてるんだけど、タイトルからして素敵。なぜルースターズ?っ
て思う人も多いだろうけど、僕としてはルースターズの卑猥で猥雑な感じがよかった
ね。あと僕って言葉にしびれるタイプだから、どんなにメロディがよくてアレンジが
かっこよくても、歌詞がダメだったら好きになれない。「NEON BOY」の歌詞ってバカ
バカしさもあるんだけど、でもね、〈夜にスリルの羽つけて 夢を彩るNEON BOY〉な
んてさ、フゥ~?。しびれたね! そこにもうグッときたね。もうルースターズはさ、
解散まで聞いたよ。ルースターズといえば大江慎也時代っていう人が、たぶん多いと
思うんだけど、僕は花田さんなんだよね。花田さん時代のルースターズには、ロマン
とセンチメンタリズムを感じるんだ。たぶんさ、音楽性でいえば、僕の中にアナーキー
な部分がないと思うんだよ。結局どれだけ暴力的であれ、非常識的であれ……なんて
いうのかな、〈聴覚エンターテインメントとしての整然〉みたいなものを必要とする
んじゃないかな。ただぶっ壊すだけじゃ嫌なんだよね。ぶっ壊したあとに何かを生み
出すっていうロックンロールが僕は好きだね。やっぱりロマンとセンチメンタリズム、
そして愛だよ。


及川光博近況:11月20日にアルバム『流星』をリリース。そして11月29日からは、ツアー“さあ!! きっとサーキット”がスタート。詳細および今後の活動に関しては、オフィシャルHP「ミッチーのバラ色症候群」をチェック!
http://www.warnermusic.co.jp/michy/


音楽と人

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2005年11月29日

Sacred Hills / Char

Jesse(RIZE)がレコメンドする1枚

 Charの一番新しいアルバムで、オヤジにとって初のインスト・アルバム『Sacred Hills』を。別にオヤジだからとかじゃなくて、普通に俺らが〈レイジかっけー!〉っていうのと同じところだったんだよね、この作品は。実は俺、オヤジのインストをあんまし好んでなかったんですよ。オヤジは日本人だけど英語をけっこう唄っていて。でもオヤジの言葉ってすげー温かい。言葉っていうもののデカさを昔からオヤジと母ちゃんから聞かされていたしね。
で、ガキの頃はわかんなかったけど、俺も音楽をやりはじめて、初めてオヤジのライブを、ライブとして見に行った時――渋谷公会堂の席に座って最後まで見て涙をひと粒ぐらい流したことがあるんですよ。ちょうどRIZEでデビューする1年ぐらい前。なんで涙が出たかわかんなかったけど、そのぐらい伝わっちゃって。その曲っていうのが「Natural Viberation」って曲で。すげー、俺の中で想い入れがあってさ。だからそういうのもあって、俺らのニュー・アルバムのタイトルも『Natural Vibes』なんだけど。
でも今回のアルバムはさ、普通に22才のガキの考えで〈インストなんて、つまんねぇんじゃねーの?〉って思って、自分からは聞こうとしなくて。で、FM802でレギュラーでやってた番組のファイナルの時に、いつも行く飲み屋に行ったらマスターが「Charの新作聞いた?」ってかけてさ。そしたら、もうジャケットと音楽が連動していて、すごい風景が見えてきて、マジもっていかれた。なんか誰かが唄っているって思ったのね、普通に。そしたらギターが唄ってたんですよ。だから、オヤジは唄ってなくても、ギターが唄ってるから、このアルバムに対しては、インスト・アルバムとは言えないとも思ってさ。ギターというものを楽器としてみたらインストなのかもしれないけど、アーティストとしてみると唄っているわけですよ。あとなんて言うんだろうな……25年現役やっていて、なんか仙人みたくなってるじゃん、あの人。でも実際、普通に音楽としてヤバイじゃんって、そういうところなんだ。オヤジがすごいとか、有名とか、カリスマとかそういうんじゃなくて、ミュージシャンとしてすごいかっこいいモン作ってるじゃん、っていうのをこのアルバムで俺は見せられたね。これまで『竹中さんの息子さんだから、あなたもすごいんでしょ』みたいなこと言われたりとか、すごくそれがプレッシャーだったし、俺はいやだったの。オヤジが大嫌いだった時期もあったし、俺は普通に大学行って、カウンセラーになりたいってずっと思ってて。オヤジと正反対にネクタイ締めたかったし。でも血筋の関係で同じ道になっちゃって(苦笑)。
でもすっげー嬉しかったのがさ、RIZEのデビュー時に「あの有名ギタリスト、Charの息子がギター&ヴォーカルをやってるバンド」みたいな見出しがスポーツ新聞に出たんだけど、このあいだオヤジが25周年のライブをやった時に「あのカリスマ・ラウドロック・バンドRIZEのヴォーカル・ジェシーのお父さん、Charの25周年」っていう一節がそのスポーツ新聞にあってさ?、その反面、ここで気を抜いたらすぐオヤジに抜かれるから、と思ってさ。なんか今、お互いすっげーいいライバル。どっちかがいなかったら、たぶんここまで高まってなかっただろうし。でも今回、家族とか関係なしに単純に〈すげーかっけー〉って気持ちをこの作品から得たんだよね。


RIZEの近況:11月7日にシングル「02/ONE」を、そして11月27日には待望の3rdアルバム
『Natural Vibes』をリリース。新たなステージに立ったRIZEを実感させる作品。ま
たLIVEや今後の活動については、オフィシャルHPをチェック!
http://www.rize-on.net/


音楽と人

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2005年11月28日

Room With A View (Chambre Avec Vue) / Henri Salvador

他のシャンソンとアンリ・サルヴァドールの音楽の違い。
それは経験から滲み出る明るさだ。

40年代から活躍しているアンリがこのアルバムを発表したのは2000年のこと。
とても80歳を超える人が奏でるものとは思えないほど新鮮に映る音楽。
シャンソンの甘さに軽いボサノヴァのリズムがすんなりと空間に馴染む。

アンリ独特の明るさは具体的にどこから来たのかというと、やはり幼少期を過ごした南米の音楽の影響が大きいようだ。
後にジャズに傾倒するようになるが、歌のスタイルは、決して1つのジャンルにとらわれることはない。

長いキャリアの中での出会いと別れ。
盟友ボリス・ヴィアン(『うたかたの日々(日々の泡)』などで知られる作家)の早すぎる死。
そして長い間公私を供にしてきた最愛の妻を亡くすなど、その哀しみは計り知れない。

歌声から人生の年輪が透けて見えるようだ。
さりげない優しさが胸に沁みる。


'chop

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2005年11月26日

Maggie's Back In Town / Howard McGhee

ジャケット通りの内容のサウンドだ。

ジャケットの写真を見ると、まるでアメリカの田舎に住む気のいいおっさんのような風貌のハワード・マギーがいる。

にこやかに。そして、なにやら楽しそうにトランペットを片手にバカンスを楽しんでいるようなシチュエーションだ。

この楽しげで陽気なマギーの姿とおり、終始ゴキゲンな演奏を肩の力を抜いて楽しめるアルバムだ。

タイトルからも想像がつくように、麻薬中毒で第一線から遠ざかっていたハワード・マギーの復帰作だ。

『マギーズ・バック・イン・タウン』。

マギーのカムバックを三文オペラ『匕首マッキー』の登場人物・マッキーにひっかけたタイトルなのだろうか?

かつては、ビ・バップ時代に名を馳せたトランペット奏者の彼。
かなり尖がったイメージのツッパリ伊達男といった風情のマギーも、このジャケ写を見る限りでは、いい感じのオッサンだ。

個人的には、ビ・バップ全盛期のハワード・マギーに対しては、田代まさしや『ヤッターマン』のボヤッキーをより精悍にした印象を抱いていた私だが、この写真のマギーはそのような面影はまったくない。

かつては、セントルイスから出てきたばかりの“金持ち坊や”マイルス・デイヴィスに、白人女から金を巻き上げる「ヒモ道」を教えたワルでワイルドな兄貴も、ここではいい具合にカドが取れて、「昔はさんざんワルさをしたものさ」などと今にも語りだしそうな風貌だ。

フィニアス・ニューボーン、リロイ・ヴィネガー、シェリー・マンというコンテンポラリーの一流リズムセクションをバックに従えたマギーは、なんの気負いも衒いもなく、カラッと晴れやかな気分でブルース、スタンダードを吹いている。

スムース&リラックス。

時折、フィニアス・ニューボーンが意識に引っかかる「ゴリン!」とした特徴的なピアノを弾く以外は、スムースに演奏が流れてゆく。
この流れ具合が非常に心地よい。

個人的には、ピリッとミュートの利いた《朝日のように爽やかに》と《サマータイム》、ウォーミングアップ風のブルース演奏《デーモン・チェイス》が傑作だと思う。


高野 雲

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2005年11月25日

Phut Cr@ckle Tokyo [K] / Sl@yre & The Feminine Stool

< 大都会を舞う電子音のパレード >

坂本龍一、コーネリアス、レイ・ハラカミがこぞってオススメする、
得体の知れない二人組。

実は彼ら、コーネリアスの一般公募リミックス・アルバム『PM』に
参加していたことで知り合った二人なのだ。

メンバーは、神経内科医でありピアニストでもある坂本昌己と、
ヘヴィメタバンドで活動していた経歴を持つプログラマーのKawatory。

そんな両極端な二人からなるユニット、それが、
スレイヤーアンドザフェミニンストゥール。

エレクトロニカ好きなら知る人ぞ知る、SUBLIMEからのリリースともあって、
やはり美しさは際立つものがあります。
お洒落でもあるし、個性的でもあるし、センスもあるし、
まぁ一言で言うと、『クールなエレクトロニカサウンド』
って感じなのですが、聴けば聴くほど、音の密度やセンスに
驚かされてしまいます。色々な音をごちゃ混ぜにしながら、
物凄く美しい一つの映像を映し出すかのような・・・
そんな、淡く、スパンコールをちりばめたような、
キラキラ電子音が満載の一枚です。電子音好きにはたまらない。
テクノというより、アンビエント寄りかな?癒されます。

ユニット名やタイトルのセンスに惹かれた人なら、
きっと買って間違いはないでしょう。

エレクトロニカ、アンビエント好きなあなたへ捧ぐ、
素晴らしきファンタスティックでロマンチックな一枚。
そのクールな音と、しびれるセンスにドキドキしてしまいます。

目を瞑って、ヘッドフォンで聴くのがオススメ。
見なれた自分の部屋が、一瞬にしてトリップスペースへと変貌します。
全8曲の、素晴らしきファットクラックルなトーキョーサウンドに
ときめいちゃってください!

個人的にこういう長ったらしい名前のアーティスト、
大好きです(笑)略し方に困るけど。


オオキ サエリ

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2005年11月24日

CRISIS / 田村直美

ロック回帰?!バック・トゥ・ザ・ルーツ?!

とにもかくにも久々にロッカーとしての田村直美の曲が聴ける!これが買わずにいられるか!最近は音楽のジャンルを越えて素晴らしい作品を精力的に出し続けている彼女。それはそれでいいことなのだが、どうしても彼女の声は、歌は・・・そりゃもうあなた!ロックでしかないでしょう?!やはり行き着くのはそこでしょう!!!断言!!!

なにもPEARL時代まで帰れとは言わない。新しいチャレンジもどんどんしてほしい。ただ根っこのところではロッカーであることに固執していてほしい。そして、たまにはこういった格好良い伝統的なロックな音源を世に知らしめていただきたい。

日本のロック界にどうか光を!!!


こあみん

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2005年11月23日

「誰がために」 オリジナル・サウンドトラック / 矢野顕子

大半がピアノの音色のみで構成されたシンプルな内容だからこそ、心にそっと響いて温もりを与えてくれる1枚。
少年犯罪をテーマに、不条理に愛する人を失った遺族の悲しみと葛藤を描いた感動作「誰がために」の全篇矢野顕子書下ろしによるサウンドトラック。

正直、この映画をまだ見れていない私ですが…このサウンドトラックを聴いて、映画を見たい気持ちを掻き立てられました。
一見、『ピアノのみ~』などと聞くと『気持ちよく眠れる作品』と言われているようなイメージを持ちます。(私だけかもしれません…)が、このサウンドトラックは、私を眠らせてはくれませんでした。
冒頭に書いた通り「心にそっと響いてくる」のに違いはないのですが、そっと響いてくるその音色はものすごくエモーショナルで、心を暖めながら「キュン」という音を立てて引っ張っていくんです。
思わず窓を開けて深呼吸してしまうくらい涙が出出たのを覚えています。それは、映画を見ていないからこそ感じることの出来た、このCDが与えてくれた『感情』だったのかもしれません。
映画と一緒になったらどんな風に私の心を振るわせてくれるのか楽しみです。

「誰がために」ファンはもちろん♪まだ見れていない人・心を温めたい人にもお勧め!!


やっこ

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2005年11月22日

hana-uta / ハナレグミ

秋が好きだ。
秋の乾いた風が好きだ。
茹だるような季節が過ぎて、
身を切る季節が待っている、
その間の季節の匂い、
つかの間に優しい日差しが好きだ。

ハナレグミはこういう季節によく溶け込む。
暑くなくてあたたかく、
冷たくなくて優しい。
この乾いた季節に、
潤いを与える癒しの声。

音楽を聴くとき、
「好き」 っていう気持ちが生まれりゃ、
そりゃ幸せなのだ。
そんな感じだから、
ハナレグミは最高にハッピーな音楽なのだ。

秋の風と hana-uta  を聴いて、
潤ってゆく季節に、
僕は鼻歌を贈り返した。


うるお

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2005年11月21日

ディグ・ザット・クレイジー・クリスマス / Brian Setzer Orchestra

お待たせしました! ブライアン・セッツァー・オーケストラ、クリスマス・カヴァー第2弾!! 定番クリスマス・ソングからオリジナル・クリスマス・ソングまでスウィンギン・カヴァー。これがなければクリスマスは楽しめない!?
みんな大好きなクリスマスのBGMはコレで決まりでしょ!! セッツァー好き、ロック好き、スウィング好き、そしてクリスマス好きな人マストアイテム!

<タワーレコード郡山店 洋楽担当 佐藤>


ナイチョ!

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2005年11月19日

White Light / Gene Clark

これも古いアルバムなんだけど、ロス辺り、アメリカの西の方を中心に活動していた、バーズ(The Byrds 1965年結成)っていうバンドがあって。そこの最初のメンバーだったジーン・クラーク(G./Vo.)の、74年のソロアルバムです。
初めての彼のソロだけど、このアルバムを聴く前に何となく噂で、自分のルーツみたいなことをやってるって聞いてたんです。だから、実際聴いてみてバーズとイメージは全然違ったけど、これは、ぴたっと来た。俺、70年代前半のこういう感じの音楽好きなんですよ。

バーズとしてはいっぱい有名な曲があるんだけど、そっちはもっときらきらしてて、ポップで、軽やかな感じ。リーダーのロジャー・マッギン(Vo./G.)もソロを出したんだけど、それはバーズと同じような音かな。だけど、彼(ジーン・クラーク)のソロはもう本当こんな、土臭い感じ。バーズを辞めた後に、彼は何枚かソロを出してるんだけど、このアルバムが一番、アコースティックな感じ。カントリーがけっこう入ってたりもして。

これは、あったかい音だな。家であったかくなりたい時に、お湯割り飲みながら聴きたいみたいな(笑)。バーズもいいけど、一人で聴く時とかは、やっぱりこっちの方がいいな。

ルースターズの後のソロになった頃、アメリカに行く機会が多かったのね。撮影で、カリフォルニアから砂漠に入ってネバダに行ったり、南部はアラバマ州へ行ったり、中西部のシカゴとかメンフィスをまわったりね。ニューオリンズに行った時は、ジャズ・ヘリテージ・フェスティバルっていうのをやっていて、そのフェスティバルは一週間くらいやっているから、じっくり観ることが出来たんです。うん、ずっと観てたなぁ・・・。このアルバムを聴くと、その時のことが蘇ってくる。音楽って、よく聴いていた頃の時代とか、その時自分がしていたこととかを思い出させるんだよね。

俺、このジャケットも好きですね。アメリカの砂漠の風景を想い出したりもするし。これは、30センチのアルバム(LP)で部屋に欲しいくらいだな。裏ジャケは本人なんだけど、この時に既に今でも死にそうな感じでしょ。ドラッグで、もうこの世にいないんですよね・・・。

砂漠とか何か、自然のイメージが感じられる音って、俺は聴いててすごく、心地よくて。
ルースターズを始めた頃は、リアルタイムでパンクの頃だったから、よくそういう音楽を聴いてたんだけど、元々、アコースティックな感じは好きなんですよ。自分の中では、もうずっと昔からあったの。こういうのは、最近というか、歳とって、素直に聴けるようになった気がするな。


花田裕之

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2005年11月18日

Afternoon in Paris / Stephane Grappelli

ジャズバイオリンといえば、やはりステファン・グラッペリをまず思い浮かべる。
しかし、数ある作品の中から1枚を選ぶとなるとちょっと困ってしまう。
最高のジプシージャズを聴かせてくれるジャンゴとのコンビ。
ヴァイブのゲイリー・バートンや、ハーモニカのトゥーツ・シールマンス。
ポップスではポール・サイモンなんかとも競演している。
挙げだしたらキリがないので、単純にCDをかけた回数が多いこのアルバムを選んだ。

71年録音。ヴァイオリン、ピアノ、ベース、ドラムのカルテット盤。
タイトル曲を含めて、パリを連想させる曲が多いが、ウィントン・ケリーの演奏で有名な、
『アンディサイデッド』や、ヴォーカル好きにはお馴染みの、『タンジェリン』なども
違和感なく軽快に弾きこなしている。
特に面白いと思ったのは、『シカゴ』だ。
シカゴなのにパリ風味という、なかなかシュールな演奏が聴ける。

心地好いスイング。
バラードでは甘~く歌うヴァイオリンソロ。
「本格的なジャズはちょっと。。。きついかなあ。。。」
なんて人には最適のアルバムだと思う。
ただ流しておいて雰囲気だけを楽しむというのも贅沢な使い方だ。
部屋の模様替えは面倒だが、このCDをかけるだけでそこはもうパリ。。。


'chop

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2005年11月17日

若いながらも歴史あり 96.3.2 @新宿LIQUID ROOM / フィッシュマンズ

今は亡きボーカル佐藤君の天才的パフォーマンスが見られる貴重な映像作品。

彼は気持ちも体も宇宙と一体となって空気のようにふわふわした独特なパフォーマンスをする。導かれてこちらも音楽と一体になれてしまう不思議な力を持った人だから、UAやハナレグミなど多くのミュージシャンに支持されるのだろう。

これぞ、本物のライブ。

自らもバンドをやっている人、バンドじゃなくても何かの表現に取り組んでいる人は見ておくべきだと思う。


鈴木 秀子

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2005年11月16日

ANOTHER SHINING DAY / 13CATS

及川光博にとって勉強になる一枚

 これもまた、アマチュア時代から影響を受けてるグループで。アーバンなんです(笑)。向こうのバンドで、キャット・グレイっていうプリンスのサポートをしていたキーボーディストが率いる3人組。で、ドラムが沼澤尚さんなんですよ。シャレたファンクで、けっこうコアなファンは多い。とにかく沼澤さんのドラムがスマートでセクシーな感じで、グルーヴの勉強になりますね。リズムトラックを録るときに、いつもすごい意識してる。

 あ、そうそう、沼澤さんとも、一緒にレコーディングしましたね。13CATSの話をして仲良くなったの。あと、青山のブルーノートに趣味で行くんですけど、沼澤さんが出るときは呼んでもらったりして。楽しいです。やっぱね、お酒とか呑みながら、踊りながら観たい! これは大人のライヴって感じ。ほんとにカッコいいんだよ! まあ、日本ではメインストリームにはならないけど、すごくアレンジの勉強になります。これはシビレますよ。

夜想曲~ノクターン~ / 及川光博
及川光博2005年秋の作品はこちら。


音楽と人

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2005年11月15日

ヒア・カムズ・ルイ・スミス / Lous Smith

ブルーノートから出ているが、元の音源はトランジション・レコードのもの。
しかし、このレコード会社倒産しちゃったんだよね。

だから、ブルーノートが買いとって発売したというわけ。

もとより、ブルーノートのオーナー、アルフレッド・ライオンはルイ・スミスのトランペットには注目していたしね。

私も彼のラッパ、好きです。

どういうラッパというと、ジャケットの笑顔を見てください。
人なつっこそうな笑顔でしょ、彼。
まさに、彼の人柄がラッパに乗り移っているというか、ほのぼのと親しみやすいラッパを吹くんだよね。

さらに、学校の先生もやっていたということもあるのかどうかは分からないけれども、折り目正しいラッパを吹く。
親しみやすく、折り目正しい。
そして、暖かい。

ラッパ1本で、旋律をいつくしみながら吹く《スターダスト》を聴いてみたまえ。まさにトランペッター、ルイ・スミスの人生観、人間性が現れているプレイだ。

あまり有名ではないトランペッターかもしれないが、是非仲良く付き合って欲しいアルバムだ。

このアルバムの目玉は、キャノンボール・アダレイが参加していること。
オリジナル盤のほうには、契約の関係か、バックショット・ラ・ファンクという変な名前で参加してますね。

そういえば、キャノンボールも、音楽の先生だったな。


高野 雲

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2005年11月14日

Horizon / 『みちしたの音楽』

アコースティックギターの音色と、管楽器の音色がとてもやさしく絡んで、
これからの、肌寒い夜を暖めてくれるようなアルバム。

恋人と聴くも良し、一人で聴くも良し。
どちらにしても、最高の雰囲気を作ってくれることでしょう。

ホットワイン、ホットミルクティー、ジャスミンティー、、、
そんな飲み物と一緒にいかがかしら?


anoa
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2005年11月13日

キャリベ / Latin Jazz Quintet feat.Eric Dolphy

主役は軽快でゴキゲンなラテン風ジャズを身上とするラウンジ系ジャズ・バンド、ラテン・ジャズ・クインテット(以下LJQ)。

客演は超個性的なスタイルで、60年代のトンガッたジャズを代表するマルチ・リード奏者エリック・ドルフィー。

一見してみると何の接点もない両者によるこの共演盤が実に素晴らしい。

言っておくが演奏そのものもやっぱり接点がない。LJQ側がドルフィーの音楽性を理解し、それを迎え撃とうという気迫は感じられないし、ドルフィーはテーマのメロディを合わせこそすれ、ソロに突入するや例の如くあの奇妙にぐにぐにと蛇行し、瞬間的に激しく上下するフレーズであっという間にLJQの伴奏から離脱してしまっている。

こんなことを書くとこのセッションが「お互い好き勝手にやっている、まとまりのないセッション」だと誤解されそうだ。いや、実際そうかも知れないが、このアルバムが駄作かという問いにはハッキリとNOと言える。

何と言えばいいのか、LJQとドルフィーの間には、「コイツの音をオレの音でどうにかしてやろう」とか「お前(お前ら)!オレに合わせろ!!」とかいうギスギスした緊張感がないのだ。表面にある音を聴く限りは、互いを全く意識していない。言ってみればお互いに「暖かい放置プレイ」に徹しているところが、このアルバムを独特のものにしているのだ。

事実LJQの他のアルバムは、のどかなモンド/ラテン・ラウンジだし、ドルフィーの他のアルバムはやセッションは、もっと妖しく、終始得体の知れない緊張感とキケンな香りが漂っている。聴いて不思議なほんわか感が味わえて、しかもドルフィーのソロの凄さをも同時に味わえるなんて、多分このアルバムぐらいしか思い浮かばない。

終始放置プレイだが、後半(4、5、6曲目)辺りから違いに全く溶け合っていないままに妙な連帯感(仲間意識・笑)が生まれてるのがこれまた面白い。軽いけど重い。ゴキゲンだが深い。うん、一体このアルバムは何なんだろう。


高良俊礼

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2005年11月12日

パープル・レイン / Prince & The Revolution

及川光博が生涯聴き続けるであろう一枚

 これは『パープルレイン』だね! さすがにね、音楽的なモチベーションが下がるときってあるんですよ。作品として放出しちゃうと、しばらく唄いたくない、とか、音楽聴きたくない、ってなったりするときがあるの。でも、映画の『パープルレイン』をたまに観ると、やっぱり熱くなる。ライヴシーンで泣くし! 曲だって何百回も聴いてるのに、今でもエンディングで涙が出てくる。唄い出しとエンディングでもう……。あの叫びとか、刷り込みって言ったらおかしいけど、プリンスは生涯好きだろうと思うよ。嫌いになることはないと思うね! いちばん影響を受けてる人だし。僕も、〈やっぱりプリンスみたいなライヴパフォーマンスをやりたい〉って思ったことが音楽に対するモチベーションに繋がっていったところもあるし。ただ、彼も昔ほどは踊らないけどね。やっぱりパフォーマンスありきで、見世物っぽいんだよね。異形の人っていうか。でも、それがカリスマ性を生むんだろうし。

 もう、ほんっと好きだねぇ……! だって、プライベートで聴く音楽なんてプリンスしかないと言っても過言ではないですよ(笑)。非の打ち所がないからなぁ。「いちばん好きなギタリストは誰?」って聞かれても、「プリンス」って言っちゃう。上手いから!

ANOTHER SHINING DAY / 13CATS
こちらは及川光博にとって勉強になる一枚


音楽と人

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2005年11月11日

トリ / にせんねんもんだい

身も心も四方にとっ散らかっていってしまいそうな、インストノイズの集中豪雨に頭の中は完全崩壊。我、取り戻すのに一苦労。。。一体なんなんだこのバンドは。。。?!

にせんねんもんだい

このベタなネーミングが幸いしてか災いしてかバンドの存在は以前から知ってはいたが、聴いたのは今回が初めて。ああ、まいった!予測範囲外!こんなにもこんなにも超絶してしまった集合体だったなんて・・・!心の病が再発しそうだ。(笑)

スクラッチばりばりの全編ノイズな演奏だが、個々の演奏者の感情赴くまま、というわけではない。むしろ冷静沈着で確かな演奏力。安定感すら見受けられる。安定した狂気?満載??

おかしい、絶対、どこかおかしい。ヤバイけどまた、聴きたくなる。全てが完全にいかれてしまった。。。

今、彼女らのライブが観たくてたまらない。。。


こあみん

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2005年11月10日

Rory Gallagher Irish Tour 1974 / Rory Gallagher

 ロリー・ギャラガーの'74年のアイルランドツアーのドキュメンタリー映画。
 この映画はロリーの音楽観などに触れたインタビューを交えながら貴重なライブ映像を交えたもので、彼のストラトキャスターの妙技を満喫できる。
 監督はクリームの解散コンサートの映像も手がけたトニー・パーマー。
 なおサブ音声ではマネージャでロリーの実の兄弟ドネルとロリーの全ソロ活動を通じて彼を支えたベーシストジェリー・マカボイによる当時の思い出話が
聞ける。また同年の初来日の際に撮られた楽屋映像も収められている。


のぶはるアーキオロジー
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2005年11月09日

STANDARDS gift ~土岐麻子ジャズを歌う~ / 土岐麻子

元Cymbalsのボーカル・土岐麻子のジャズカバーアルバム第3弾。
ジャズスタンダートナンバーに加えて、ジャズ風にアレンジした
“Singin’ In the rain”、ビートルズの“ノルウェーの森”
まで全7曲を収録。
バックミュージシャンは、土岐の父でもあるサックス奏者の土岐英史・
大石学(Pf)・坂井紅介(b)・セシルモンロー(dr)・ハル高内(g)
という豪華メンバー。

ポップでキュートな彼女のカラーを十分出しながら、軽やかにソフトに
ジャズを歌い上げていて聴きやすい作品になっている。
「ポップスが好きだけど、そろそろジャズも聴きたい。
だけど何から聴いたらいいの??」
という、ジャズ初心者にもお勧めのアルバムだ。

今作はタイトル通り贈り物になるよう、楽しい曲だけを選曲したそうだ。
それだけに聴いていると穏やかでハッピーな気持ちになれる。
正に、彼女から私達への心温まるこの冬最高の「贈り物」である。


小野 真実

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2005年11月08日

そばのかす / 矢野真紀

 万が一、億が一、世界中があなたを傷つけたら
 私はきっと死ぬ気でリベンジにかかるでしょう


矢野真紀作品の中でダントツ
突き抜けた「肯定」。

こんなにまっすぐで
ちからのある
恋の
愛の
歌を
歌いかけられるひとは
しあわせだ。


そして
この作品の中でひときわ
その存在感を示すのは
『君の為に出来る事』。
この歌の絶対的な力強さと感動が
耳から心から離れない。


僕が世界への「肯定」を取り戻せたは
この作品集のおかげ。

奇跡的な傑作。


ちゃべす

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2005年11月07日

A Time To Love / Stevie Wonder

待望のスティーヴィー10年振りのオリジナルアルバム遂に発売

早くから国内盤を予約して手に入れたこのCDには初版限定の特典付きだった
なんと秘蔵映像やプロモーションビデオ、未収録バージョン2トラックと
豪華な特典がパスワードによってダウンロード出来た

スティーヴィーからの映像メッセージの中で特にこれだけは伝えたいから
載せましょう
 ↓
「タイム・トゥ・ラヴ」は単なるアルバムじゃないんだ
CDとゆうよりはプロジェクトかな
ムーブメントだよ とても大事なムーブメントなんだ
今の僕たちにすぐ必用なこと
それが「タイム・トゥ・ラヴ」だ

これまでに戦争、闘争の時代、いろんな時代があった
そして今、我々はこの世を愛の時代にしなければならない by Stevie Wonder

この中で注目は6曲目のスロー・・・スティーヴィーの娘のアイシャ・モーリス(30歳)との
親子デュエット・・・彼女はとても綺麗な声で気持よ~く聴ける

そしてタイトルの15曲目・・・インディア・アリーとの共作で過去最長タイム(9分10秒)
この曲をラストにしてる事に意味があることがはっきりわかるよ
聴いてると人類発祥の地アフリカを想像する・・・何故か涙が出るんよねぇ

29年前の「ある愛の伝説」10年前の「Conversation Peace」も
世界平和をコンセプトに作られたのに、
またも同じようなメッセージを世界に向けて発信
しなくてはいけない時代になってるとはスティーヴィーも当時は
予想はしてなかったと思うとなんとも・・・

さらっと一回聴いただけではこのCDの本当の意味や深さを感じる事はなかなかできんかもしれ
へんなぁ・・・歌詞を全て読みながら聴いて更にこのスペシャルな映像を観てジワジワと後から
感動が迫って来るってゆ~感じ・・・既に15回以上も聴いてるDJ-Mikoの意見として、これは
さらっと聞き流してもらえると助かる(笑)


DJ-miko

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投稿者 recosell : 10:59 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月06日

キープ・ミー・ハンギング・オン / Vanilla Fudge

世界で5指に入る必殺のリズム・セクション・コンビ、カーマイン・
アピスとティム・ボガートが在籍していたことで、オルガンロックの
原点とされ、いにしえの昔よりロック・ファンの間で語り継がれてきた
作品です。

しかし・・・

ヴァニラ・ファッジの1stアルバムといえば、ビートルズの曲を
サイケデリック色に塗りたくったカバーなんかも入っていて、まるで
中学・高校の鼓笛隊のような安そうな音のイメージをお持ちではない
でしょうか?

このアルバムのハイライトは、B-2に尽きるのですが、そのB-2でさえ
出だしのドラムスは完全にブラバン(ブラスバンド)状態で、もう
ちょっといい楽器使えんかったもんかいなと、情けなくなったりもします。

特に最初の方の音の陳腐さは特筆すべきものがあり、そこだけ聴いて
いると、大学の軽音の部室で1年生が練習しているかのような錯覚に
陥ってしまうほどの悲しさです。

ところが!

曲が進行していくに従ってにじみ出て来るこの曲の素晴らしさは、
そんな逆境を軽く乗り越えてしまう程のもので、まさに名人筆を選ばず。
しかも徐々にいなせなベースプレイが入ってきて、ドラムスが水戸黄門
フレーズ(水戸黄門の主題歌のイントロのリズム)を刻みだすと様子は
一変。軽音部室から60年代のフラワーサイケに一気にトリップしてしまう
という大変な状況になります。

チープなドラムスとチープなオルガンが達人の手によって脅威の
アンサンブルに仕上げられユニゾンで上り詰めていくところは一種の
感動すら覚えます。

昔、テレビの番組で、一般家庭を訪問した料理の鉄人がそのお宅の
冷蔵庫にある余りものを使って凄い料理を作るのによく似ています。

そしてヴォーカルの出だしの『セット・ミー・フリー・・』と始まる
ところのかっこよさは60年代指折りのもの。投げやりな歌い方も、
楽器の腕前が凄いので歌なんか適当にやっとけ、みたいでひじょうに
男っぽくて良いです。

この後、カーマイン・アピスとティム・ボガートのコンビは
カクタス(CACTUS)を結成、その後は栄光のベック・ボガート・アンド・
アピス(BECK, BOGERT & APPICE)へ発展していくのであります。


クレイジーワールドレコーズ

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2005年11月05日

エイト・シーズンズ / Mari Boine

ノルウェーの先住民族サーメ人のシンガー、マリ・ボイネ。
サーメの伝承音楽ヨイクを現代的な解釈で聴かせてくれる。

まず、彼女の幽玄に響く広大な歌唱に圧倒される。
音楽への純粋な情熱が力強くも美しい。

そして、プロデューサーであるブッゲ・ヴェッセルトフト。
彼抜きでこのアルバムを語ることはできない。
ロックやジャズ、ハウスなどと、ノルウェーの土着的な音楽が
見事に混ざり合っているところに、プロデューサーとしての力量が窺える。
ポップスとトラッドの融合、と一言では片付けられない奥深さは、
伝統に対する理解と愛情があってこそのものだろう。

因みにブッゲはノルウェーのレーベル、「ジャズランド」のオーナーでもある。
自身も同レーベルからフューチャー・ジャズの作品を多く発表しているが、
その作品群はどれをとっても佳作揃いなので一聴の価値ありだと思う。


'chop

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2005年11月04日

キャラメルママ / ティン・パン・アレー

このジャケットを一目見て、とても 30年も前の作品だとは思えない。

えっ!? 大滝詠一の "Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba 物語"? ってなピアノイントロではじまり、
これが後藤次利のベースかー。ドスドスにカッコイイ~!
松本隆の作詞能力全開!
唄う松任谷正隆! Words by 荒井由実!
なんちゅう声や細野晴臣 笑! 若い大貫妙子! それにしてもずば抜けた才能、細野晴臣。楽隊稼業。
日本人よりしっとり詩人な J.ザルスキー。
美しいメロディ。鈴木茂。
やっぱりこれが YMO 発祥の曲? イエロー。
フニャニャ~な曲で終わる。

こりゃ興奮するね。

それにしても参加ミュージシャン達の豪華なこと! 今 こんなの作ろうと思ったら、5800円ぐらいになってしまうに違いない。


windswept

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2005年11月03日

ホリデイ・フォー・スキンズvol.1 / Art Blakey

リズムの洪水!

まさに、このアルバムのキャッチコピー“リズムの饗宴”を地で行くような内容だ。

ドラムが3人(アート・ブレイキー、アート・テイラー、フィリー・ジョー・ジョーンズ)。
パーカッションが2人(サブー、レイバレット)。

ピアノもレイ・ブライアントの歯切れの良いリズミックなプレイ。

それに対して、リード楽器は、ドナルド・バードのトランペット1本のみ。

地の底から湧き上がるようなキョーレツなリズムに合わせて、天から舞い降りるてくるようなブライトなトランペットは、一音一音を力強く放たれる。

難しいことを考えずに、
とにかくリズムの嵐・洪水・地震に無心に浸るしかないでしょう。
大地の鼓動にも似た巨大な打楽器たちによって繰り出されるウネリに、とにかくひたすら身を任せましょう。

なんというか、泣く子も黙る大艦巨砲主義的超時空人力トランスミュージックの決定版です。
原始、人間が持っていたはずのプリミティヴな本能に火をつける危険な一枚。


高野 雲

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2005年11月02日

J.J.'s Broadway / J.J. Johnson

問答無用、ジャズトロンボーンの父、J.J.ジョンソンの1963年のアルバム。
タイトル通り全編ブロードウェイで使われた曲で構成されたコンセプチャルなセッショ
ン。
今から15年程前、私は渋谷毅さん、坂田明さん、片山広明さん、原田依幸さん、石渡明広さん、千野秀一さん、篠田昌己さん達、当時「フォーム」にこだわらない前衛的なバンド、セッションに参加していたのだが、この形体で数年演奏しているうちに「フォーム」に対して非常に関心が高まった。つまり、ある一定のルールの中での「自由」を求めるということだ。それまでジャズトロンボーン奏者であるにも関わらず、J.Jに全く関心がなかったのだが、この時期から急速にJ.Jの演奏スタイル、ポリシ-に入り込んでいった。

具体的にどんなところが惹かれたかというと、まず非常に演奏する以前の段階(つまり、作曲、アレンジ、メンバー選択、フレージングの構想)の構築美、クールさ、それに対して演奏は非常にホットという部分。
彼の曲、アレンジ、ソロは非常に練られて作られたもので、ある意味構築美の境地といってもいい。このアルバムは曲によっていくつかのフォーマットで演奏している。J.J+4トロンボーン、J.J+4トロンボーン+bs+drs、J.J+4トロンボーンbs+drs+pf、.J+pf+bs+drsと見事に曲のコンセプトで編成を使い分けている。結果的にアルバムを通して全曲トロンボーンがメインの音楽であっても飽きない。(これとっても大事なことだと思う)4トロンボーンのアンサンブルでも曲によってミュートを使っていたり、ベースもピアノの音使いもかなり具体的に譜面で指示されているのがよくわかる。そういったサウンドをすべて包括してJ.Jサウンドなのだ。

一時期、彼と2トロンボーンのチームを作って活動して、人気を二分していた白人トロンボーン奏者カイウィンディングも今回のようなコンセプチャルなアルバムをたくさんリリースしていたがカイの場合、アレンジは本人ではなく、職業アレンジャー(トロンボーン奏者でない)に委ねられているせいかそのサウンドがカイのサウンドという感じではない。極端な比較をしてしまうとJ.Jが重く、地味なのに対してカイの方は軽くで派手といった感じであろうか。

このアルバムはとにかくどの曲のどの部分においても丁寧なのだ。彼の生前、一度対談させていただいたのだが、彼の語り口、仕草どれをとってもインテリジェンス溢れ、ビジネスライクでない生粋のクリエーターという印象で、彼の演奏、作品すべてにシンクロする。

思い切りJ.Jにはまっていた時代に片っ端からJ.Jのアルバムを収集したのだが、当時(15年程前)はアナログの中古を探しまくるしか手段がなかった。このアルバムも大枚をはたいて仕事で滞在していた大阪にある中古レコード屋で手に入れた。ここ10年ほどトロンボーン奏者のリーダーアルバムは聴かなくなってしまったが、このCDが世界初CD化ということで何となく再び購入して聴いてみてかなり懐かしさを感じつつも未だにサウンドは新しさを感じた。このアルバムから学ぶこと多しである。また「クール」と「ホット」の絶妙なバランスには恐れ入ります。


村田陽一

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2005年11月01日

Have A Little Faith / Mavis Staples

大ヒット。超かっこいいー。

Mavis姉御の、'93年以来のソロアルバム。

泣きながら、元気になる。
ソウルミュージックを一言で言えば、こういうことだと思うんだよ。
sweet soul musicってそんな感じ。
僕はアメリカンミュージックにそういう感覚を求めてる。

Mavisの親父、Staple SingersのPop Stapleは、Duke Ellingtonに「お前はBluesのKeyでGospelを歌うんだな」と言われたという。そうなんだよ。そういう人もいるってこと。それでいいってこと。

このアルバムは、ゴスペルアルバムなんだけど、そんなPop Stapleの血を受け継いだ正真正銘のSoul AlbumでありBlues Albumなのである。

Spirituals & Gospel / Mavis Staples, Lucky Peterson
Mavis姉御とハモンドのみ。渋い。


塩谷達也

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